BORN To RUN
~LIVE To RIDE RIDE To LIVE~ バイクの整備・ツーリングのお話です。
 




 前回に引き続き、ガレージ用のデジタルアンプ製作です。
 不注意に焼いたICチップの換装も無事終わり、実用を目指してケースに基板を装着します。
 ケースは今後愛用できるか否かの分かれ目になるので、仕上がりの良さをめざしますがいかがでしょうか?
 ガレージワゴンにおいての使用となりますので、家庭用AC電源ではなく、バッテリー駆動としたいので、お手軽なDC12VからDC5Vの降圧型のDC/DCコンバーターも作りました。
 大半がケース加工で、「夏休みの工作」程度のものですがご覧下さい。

 ケースに装着するに当たって、電源が入っていることを確認できるよう赤色LEDを追加しました。
 赤色LEDは適当に転がっていたものを使用しました。
 電源が5Vなので、電流抑制用の抵抗(330Ω)を直列に追加します。

 ケースは、アマチュア無線のミーティングで木村OM(OldManベテランの意)さんから譲っていただいたケースを加工しました。
 国産の非常に質の高いケースです。
 ケースの加工箇所は全部で14箇所
 素人作業なので当然、図面もなければケガキもなしです。
 しかし、後で「しまった!」とならないよう、一瞬一瞬に考えを巡らしながら、一発勝負で加工していきます。
 
 ちょっと自分なりに「冴えてたな~」と思うのは、基板の固定方法で、ケースの開閉ねじの足に基板の厚さの切り込みをつけてここに挟み込んで固定したことです。
 これにより、ボルト等が不要となり、ケースの凹凸が4個減り、スマートで良かったと・・・

 所要時間は、「気の遠くなるような時間」(約5時間程)です。
 考えながらの作業ですので、思いのほか時間がかかりました。同じものを再製するのなら1時間程度の実作業です。

 工作機械が無いので、電動ドリルで下穴を開けて、リーマーで穴を大きくしたり、小穴をつないで切断したり、電動ドリルにやすりをつけて荒削りの後、クラフトカッターで直線・曲線となるよう形を整えたりと、時間を忘れ工作を楽しみました。
 仕上がりは、所詮、素人仕事で、商売なら絶対成り立ちません。自己満足の趣味ゆえの作業です。

 ケースが出来たところで、基板と配線等を装着してみます。
 右見て、左見て、上見て、下見てと確認しながらの位置決め・加工の甲斐あり、「ドンぴしゃ!」で「やった~!」「出木杉君!」と至福の一瞬をタバコとともに味わいます。

 ここまで来ると、ある程度の結果も見えてきてあとは帰り道、
 それなりの「化粧」をして完成です。
 それっぽく見せるためにレタリングは重要ですが、安直にテプラで代用です。
 我が家の2台目となるテプラは、USB経由でPCに接続でき、PCで編集、フォントの選択をした上で、テプラ本体をプリンターとして扱うことができ大変便利です。
 入力の手間がワープロと同じ、フォントもPCのものが使え、データも保存できます。
 
 最近オーディオショップで見た超高級アンプのレタリングを真似て「それ風」に作ってみました。
 フォントは「AR BERKLEY」です。
 B2Rは当ブログ名(Born To Run)のデフォルメで、仮想ブランドです。(笑)
 自作の自転車以来、自作のものにはとりあえずB2Rと入れています。

 こんな感じで、サクッと作りました。
 字の大きさは8ポイントと小さく作り、印字した後にクラフトカッターで適度の余白となるよう切断します。
 透明に黒字のシールを使う予定でしたが、試作の白色でもケースが白だから良し!と面倒なので、そのまま張ることとしました。

 完成です。
 オーディオプレーヤーと並べてみました。
 本体の下にある単三電池と比較していただければその小ささがお判りいただけるかと思います。
 オーディオプレーヤーのTASCAMは、テープデッキ等で有力なメーカだった「TEAC」の製品です。
 最近のオーディオプレーヤーは、小型で音もそこそこということで、4、5個購入してまいりましたが、音が「かさかさ」で、大音量で聴くとなると、粗も増幅されてしまい・・・結局全て母親や子供たちに上げてしまいました。
 DR-06は、ミュージシャン等の演奏録音用で人気があるということで購入したのですが、オーディオメーカー製だけあってしっかりした製品となっています。
 お気に入りの点は、
 1.音質の良さ・ノイズの少なさ
 2.ステレオイヤホンジャックからオーディオ用のLineOutが取り出せること
 3.(昔なつかしい)生録ができること
 4.単三電池(2本)駆動であること
 です。残念なのは、32GのSDメモリー対応にも関わらず、ファイル数1000の制限があることです。

 録音に関してはデジタルPCM録音で、ビットレートではCDを上回るレートで録音をすることができます。
 私は、これでに「ローランド」のバイノーラルマイクを使用して録音を楽しんでいますが、臨場感はまるでその場にいるかのごとき凄まじさです。
 機会がありましたらご紹介します。

 一応、バックの写真も。
 スペースの関係で、スピーカー端子は簡易なもので多少不本意ですが、まあ、音質的に特に問題はないかと・・・
 ねじ式(陸軍端子風)が高級感があるのですが、スペース的に難しく断念しました。

 本体ができたので、そのままの勢いで電源の製作にかかります。
 Max200mA程なので、乾電池駆動でも十分なのですが、ガレージに不要となったオートバイのバッテリーがいくつも転がっていますので、これを利用するために12Vから5Vの降圧コンバーターを製作します。

 コンバーターは中国製の安価な基板が手に入ったので、ケースの加工だけします。(ノイズが気になったら、改めて製作する予定です。)

 上の写真の基板の手前中央の青色の可変抵抗を調整して電圧を最終チェック
 このICチップは、キット販売元のトライステートさんのお話でかなり電圧耐性5Vがクリティカルということなので、再度チップを焼くことがないよう、デジタルテスターで確実に確認しました。

 ガレージのワゴンに置いてみました。
 スピーカーはとりあえずその辺りに転がっていたものを使用しています。
 このスピーカーボックスは、30年ほど前の学生時代に、お金がなく、自作したスピーカーです。
 制作費3千円くらいだったゴミですが、妙な愛着で現在まで捨てることができず、自作の機器のテスト用で余生を過ごしています。
 スピーカーについいては、フォステクスのフルレンジの手ごろなユニットで作成したいと思います。

 以上でおしまいです。
 興に乗ったので、写真と一緒に撮ったビデオをYouTubeにアップしました。
 雑な作りですが、よろしければご覧下さい。

 

 冬休みもあと僅か
 悔いを残さぬよう、バイクの整備もしたいのですが、ガレージが寒くて・・・
 とりあえずの作業メモとしては、以下のとおり
1.フリーウェイのスターターリレーの点検整備と足回り点検
2.TLRのブレーキホース交換
3.アプリオのブレーキホース交換と外装の一部交換
です。  

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