オーディオ機器が増え、ラックが手狭になってきました。
不動、修理中の物は、別の場所で保管していますが、整備したものは通電させて聴き比べをしたいものです。
2年前に製作したラックはもう一杯なので、スチールラックで仮置きしていますが、これでは風情がありません。
寸法や使い勝手を考慮すると自作が一番です。
今回のラック製作の目当ては、耐荷重100Kg以上の頑丈なもので、無垢材(赤松修正板)とSPF(2×4)でがっしりした作りの物を作ります。
頭の中でイメージはできていますので、製図もせずいきなり部材の寸法をノートに書き出して近所のホムセンの9時の開店を目指して直行します。
大事なことは、「買い忘れ」なので金物も含め細かくメモしておきます。
買い忘れがあると作業が中断してしまい、土日しか作業できないので、完成が1週間遅れてしまいます。
1週間遅れると海上釣り堀の週に当たり、更に次の週にまでずれ込みかねません。(別に自分が使うものなのでたいした影響はありませんが・・・)
開店と同時にホムセンに直行するのは、ホムセンで部材をカットしてもらうためです。
最近のホムセンは、部材を買うと1カット30円でカットしてくれるのです。
大型カッターであっという間に指定した寸法にカットしてもらえます。
このサービスを知ってからは、のこぎりや電動丸鋸をほとんど使うことがありません。自分でカットするより精度も高く時間短縮でき、工作が楽しくなります。
作業の前に作業台(不要となったダイニングテーブル)を水準器でレベル(水平)調整します。
ラックはルックスはともかく、精度だけは絶対死守せねばならぬところです。工作精度を上げるには、ベースが狂っていてはできません。
ラックの柱は、ツーバイフォー規格の「2×4」サイズを使用しました。
柱4本で992円と驚くような安さです。
木目がそれなりに揃い、節が目立たぬものを選びました。
切断面が粗いので、電動サンダーでささっと研磨します。
ひと手間掛けると、住宅の柱にでも使えるかと思うほど綺麗になります。
棚板も同様に、サンディングし、一番楽しい組み立て作業に入ります。
ラックは、高さ112Cmと高いので、数ミリの狂いが出ると「ピサの斜塔」のようになり、使い物にならないので採寸はくどいようですが、念には念を入れて行います。
垂直を出しやすくするために、樹脂製のジョイント金具を仮止め用として使用しました。
固定は、接着剤を薄く塗った上で12Cm程度の木ねじを打ち固定します。
木ねじを正しく打つために、木ねじ用のテーパードリルで木ねじの2/3程度の穴をあらかじめ開けておきます。
10mmの穴を1.5Cmほど開けてから、テーパードリルで穴を開けます。
10mmドリルは1.5Cmの穴を正しく開けるために、マスキングテープで目印をつけました。
10mmの穴には木ねじを打ち込んだ後に、丸棒を打ち込んで木ねじを隠します。
垂直を差し金、水準器で確認しながら木ねじで固定します。
木ねじが長いのでド電動ドライバがないとこの作業は大変です。
全体像が見えてきました。
各部を見て歪がないかチェックします。
どうやら成功したようです。(安堵)
次に金物の棚柱を取り付けます。
ここも、4本の柱のレベルを間違えると棚がガタガタするので、非常に気を使います。
上からと下からで交互に差し金で何度も測って、鉛筆で印を付けて、木ねじがずれないように「錐」で仮穴を開けて固定します。
気がつけば、時間は真夜中の1時
物を作るのは本当に楽しく、時間が経つのも忘れ没頭してしまいました。
深夜2時頃の写真です。
サンディングを表面となる部分に再度掛け、塗装開始です。
前回製作したオーディオラックのウレタンニス(こげ茶)の残りを使って塗れるところまで塗ろうと・・・
なんだか、色の乗りが明るい。 ???
重ね塗をすれば同じ色になるのかな~と塗り重ねても「明るい」 ・・・
あーっ!大失敗です。
前回の残りと思って塗っていたのが、長男の中学校の時の夏休みの工作に使用した水性ニス(チーク)を塗ったようです。
茫然自失 しばらく声もでず、がっくりです。
どうしよう・・・・1時間前に戻りたい・・・・
塗りなおしをするならば、全てサンディングして塗膜を剥がさなければなりません・・・
「(ラック)が大きいので、色が明るい方がきっと映る」と1時間以上呪文のように唱えて心を整えました。
本当だったらもう一度目の細かいペーパーでサンディングして2度塗りする予定でしたが、「どうでも良し」
暫定で完成とします。気に入らなかったら、塗装を剥がし再塗装することとします。
色の間違いは時間が経つと、「こっちの色のほうが良い」と思うようになりました(苦笑)フロイト大先生いう防衛機制(合理化)が作用したようです。
自分の失敗は誰にも責められず、ごまかすこともできませんのでね~。フロイト先生!お見事ですね。
「こっちの色のほうが良い!」、「こっちの色のほうが良い!」と呪文を唱えながら、とりあえず部屋に入れてどんな感じかな~と見てみることにしました。
一人では搬入できないので、春休みでボーっとしている高校2年生の息子に手伝ってもらって設置してみました。
いかがでしょうか?
色の違いは、一目瞭然ですね。
右が前回製作したボックス型の積み上げ式のラックで、色は焦げ茶色
今回のチークが明るすぎるのか、前回のこげ茶が濃すぎるのか・・・・
今回のチークのほうが「かっこいい」「焦げ茶より良い」と呪文を更に30分程
すっかり新しいラックの色が気に入り、今回は「これで良し」としました。
息子には、この2つのラックは共に頑丈で、ホムセンで売っているキャビネットとは比べ物にならない位長持ちするものなので、俺がいなくなっても大事に使うこと、色はサンダーで削れば好きな色に再塗装できること 等 くだらない事をいって自分を慰めました。(苦笑)
以上で今回のオーディオラックの増設は良しとします。
気に入らないことは多々ありますが、オーディオ機器を収めるとそれなりに馴染んで見えてきました。
右のボックス型のラックは常用のスタメン機器です。
上から、
レコードプレーヤー:YAMAHA YP-511 (カートリッジ:SHURE M75B)
FMチューナー :TRIO KT-7700
アンプ :SANSUI AU-D907F
CDプレーヤー :DENON DCD-1600
:DENON DCD-1515ALG
デジタルオーディオプロセッサー:ONKYO SE-U55X
スピーカー(大)は :DIATONE DS-505
(小)は :TANNOY M20(改)
です。
今回使用した工具は以下のとおりです。
右から、プラスドライバー、差し金、錐、テーパードリル、金属加工用ドリル、ドライバービット(プラス)、ノギス、コンベックスメジャー、電動ドリル、電動サンダーです。
自作のメリットは、楽しいことはもちろんですが、好きなサイズのものができ、使いながら愛着がわくことです。
材料費は1万円弱で収まりました。
端材が相当でましたので、家具の転倒防止の固定にでも使いましょうか・・・
追伸(23年4月8日(日)
先週の水曜日に転勤の予告を受けました。
岐阜から程遠い浜松市です。単身赴任かと~と戸惑いましたが、新幹線でどうにか通えるようで一安心です。
趣味人としては、自宅を離れることがなにより・・・で、 けど、そんなことばかりも言ってられなくて・・・ なんです。
さて!心を入れ替え(切り替え(笑))「びしっ!」としましょうか。
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一週間幸福でいたかったら、結婚しなさい
一ヶ月間幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい
一年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい
一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい (中国古諺)
・モバイルナビ :
・その他 : 友達、ガレージ整理 etc
ではないですか~
『俺がいなくなっても…』のくだりで泣けますた
p(´⌒`q)
塗装は本当に難しいですわ~
けど、機器をセットすると塗装面のほとんどが隠れるのでアラもそれほど気にならないというか、慣れました。
木工工作、結構楽しいですよ。
工具があるので、ホムセンでカットしてもらえればあとは組み立てるだけです。ガレージ遊んでますので、挑戦される方はご一報を(笑)
今日はご一緒できず残念でした。
物作りですが、どうも今一歩のところがあって忸怩たる思いが残っています。
そういえば、木口のシーラントってどのようなものかな~、ここじゃなくて無線ででも後で教えて頂戴。
では!
今週もがんばりましょう!