今年のGWの前半は、8日間かけてBuellで北海道2,000Kmを無事走ってきました。
翌日には荷を解き、長旅で泥だらけだったので洗車をしました。
ツーリングに行く前から気が付いていたのですが、エンジン左側のプライマリーケースからのオイル漏れが一段と酷くなってきました。
3週間後に車検です。整備不良を指摘されることは、まずないとは思いますがみっともないので修理することにします。
ここ数年は、Buellも一年に1、2回乗る程度で、体力的にもう乗れないかな~なんて感じてもいたところですが、
今回の北海道ツーリングで、自分にはちょっと余る程度のパフォーマンスは非常に乗りやすく、怒涛のトルクに身を委ねてのクルージングはかけがえのない楽しいもので、惚れ直してしまいまいました。
まだまだ乗れる!あと20年乗るぞ! そのために乗りやすく整備をするぞ!と一念発起って訳で(笑)
洗車をしていたら、リアタイヤが予想以上に摩耗していることに気が付きました。
ツーリング前の点検では、とりあえず車検は通ると判断していましたが、ひょっとして車検で指摘されてもつまらないし、これからはBuellに乗ることも多くなると思い交換することにします。
前タイヤはまだ全然山もありましたが、前回の交換から既に5年以上は経過していますので、今回は前後同時に交換します。
交換は近所の大型バイク用品店でしました。(BRIDGESTONE BATTLAX BT-023 SPORT TOURING 前120/60ZR17 後120/70ZR17)
純正の指定サイズはリアが130でしたが、前後セットでバーゲンをしていましたので、ワンサイズ落として装着しました。それでも40K ラジアルタイヤは高いですね~。
オイル漏れですが、5分もしないうちに、下の写真のように「ポツポツ」と漏れています。いよいよ重症です。
先ずは明るい屋外で、現状を観察します。
マフラーを外して、オイル漏れの場所を特定します。
一応、プライマリーケースカバーのガスケットの劣化と見ていますが、万が一にもケースやカバーに破損があるようだったら大事になりますので念のため確認します。
ケース、カバーには破損はなく、ケースとカバーの間からはっきりと漏れが確認できました。
その他に、エンジン上部のシリンダーヘッド、ロッカーアームカバーからも若干のオイル漏れがあるようです。
ちなみに、サイドスタンドは、ワンオフで作成したもので、プライマリカバーに直付けです。
これは、エンジンには非常に良くないことは承知ですが、保管時は前後メンテナンススタンドに掛けていますので、アマチュア的に良しとしているものです。
(純正のサイドスタンドでは不安定で倒れそうになるので止む無く改造してあります。)
ステップボードを外して、プライマリーケースカバーを外しました。
このステップボードは3本のボルトで固定されているのですが。ネジロック材で固着しており、非常に苦労しました。
3日間、毎日ラスベネを吹きかけ、ヒートガンで炙ってショックハンマーで叩きまくってもとれませんでしたが、3日目にフレームの内側にボルトに通じる穴があることに気が付き、フレーム内側からその穴にラスベネを吹いて4日目にトルクスレンチに長柄を加えて「じわーっ」と力を掛けたら「ぬるーっ」と回りボルトは外れました。
地味ですが、今回の作業の難関は、このステップボードの脱着のみでした。
プライマリーケースカバーのボルトは長さは同じでも同じ場所に戻したいので、ケースの形を模した段ボールに突き刺して管理します。
プライマリーケースカバー内側は目視で以上なし。
樹脂でできたチェーンテンショナーも使用範囲と判断し交換しませんでした。
プライマリーケースカバー外側もササっと綺麗に整えます。
本当は、バフ掛けして鏡のようにでもできるのですが、走りには関係ないので、先を急ぎます。
古いガスケットがこびり付いたりしていては良くないので綺麗に剝がし整えます。
ボルトのねじ山は、ネジロック剤の跡で汚れていますので、適正トルクが掛けられるよう掃除します。
タップ、ダイスでねじ山を整えるのが本来ですが、今回は卓上ドリルに着けて回しながら真鍮ブラシで整えました。
近所のハーレーディーラに電話したところ、適合のガスケットがあるとのこと。
純正部品なのでちょっとお高いかもと思いつつも、作業を急いでいるので出向いて買ってきました。(確か7Kか8K弱だった記憶)
作業自体は至って簡単です。ガスケットを挟んでボルトをトルクレンチで適正に締めるだけです。
プライマリーチェーンが少し伸び気味だったので調整しました。
真横から観察するのですが、基準がないと判りにくいので、マスキングテープを目印にして調整しました。
白内障が出てきたので、作業場から明るい屋外に移動しています。(涙”)
タイヤ交換、プライマリーケースオイル漏れ修理と終わり、何となく慎重に扱えば純正のスタンドを使用した方がカッコいいのではと思い、純正スタンドを引っ張り出してきて装着しました。
専用のT字型のフックを使用したのですが、ばねが非常に強力で、かつ、力が入りにくいのでなかなか上手く出来ません。
ちょっと「一休さん」をして、ターンバックルで引っ張れば安全で簡単にできるのでは・・・とひらめきました。
また一つSST(特殊工具)が増えました。非常に便利で気に入りました。(笑)
作業があっけなく簡単に終わり、拍子抜けです。未だ日も明るく、もっと整備したい気分です。
再び作業場に移動し、気に入らない不具合を観察します。
純正のスタンドも、必ずローギアに入れて駐車し、ローギアのままで絶対にセルスターターを回さないことを守れば何とか使えそうです。
観察していたら、リアのドライブベルトの先端の破損を発見
早速外して補修します。
FRP製なので、破損部分を削って整え、グラスファイバー(白いガラス繊維)を貼り付ければ簡単に補修できます。
数分で補修し、乾燥(固着)を待って塗装しました。
塗装は苦手ですが、どうでも良い場所に限って気負わず上手くできるので不思議です。
ドライブベルトカバーが新品のように綺麗になると、その上で対をなすリアインナーフェンダーの古びた様子が目立ってしまいます。
勢いで、フェンダーカバーも塗装しました。気負いが無いので、洗剤で洗ってパーツクリーナーで脱脂し吹き付けるだけです。
どうでしょうか?自画自賛ですが、結構綺麗にできました。
未だ何かしたい。何かできることはないか・・・
フロントカウルの内側に百均で買ったソフトケースをマジックテープで固定してETCや財布等の小物入れにしていますが、貧相で不格好です。加えて高かったフェアリングが傷つかないようにケースが当たる部分をスポンジ等で保護しているのも染みたれ臭くてNGな感じです。
18年前は、これで良いと思っていたのですが、今の自分には小学生の工作レベルに感じて見苦しく感じてしまうのです。
フェアリングを外して、メーター裏側の埃等も払って綺麗にします。
マスカーを張って養生して洗剤等でガシガシと洗いました。
フェアリングの固定には新品のウェルナットを使用しました。
こういった小物部品も適時適切に新しいものに交換すると、積み重なると「あれっ?」て思うほど程度が良くなると思います。
どうでしょうか?(どうでもいいですよね~(笑))
綺麗になったと思い満足です。
明日は、午前が免許の書き換えで、午後1番で車検です。
明日が休みなので、テンションが上がってしまい、まだ何かしたい・・・と
Buellの整備を始めたことから、作業所内のツールキャビネットのインチ系工具を使いやすい場所に移設したので、インパクトドライバーで使用するビットが邪魔になりました。
そこらにあった気の木っ端で、スタンドを作って整頓してみました。
ドリルで適当な間隔(将来ビットが増えた場合を見越して、ビットの大きさ等を考慮して間隔を調整)で穴をあけただけです。
何となくカッコいいな~とこれも自己満足
ソケットレンチのボックスとヘックスレンチを整理しました。
それぞれ、ミリ、インチサイズがあるので、それぞれを大きさ順に並べたりして一見で判るようにしました。
父親の使用していたノギス、分度器及びマイクロメーター、マグネットベース等プロユースの測定器を掘り出しました。
大型の物や、特殊用途の物など使用頻度は低いですが、眺めているだけでも幸せな感じがするので、並べて悦にいってみました。
午前中に運転免許証の更新をして、13時からBuellの車検です。
車検は特に何事もなく合格しました。
いつもの場所で記念写真を撮り、
ブラ~ッと近所を流して、夕日の頃に帰宅しました。
作業所です。
ここで、作業机越しにバイクを眺めるのが、私のかけがえのない至福の時間です。
おまけ Buellのエンジン音です。 YouTube =>https://www.youtube.com/watch?v=vXZETgZFiQc&feature=youtu.be
さ、明日からまた仕事です。
後ろ髪を引かれる思いで、母屋に戻り風呂に入って寝ます。
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・FZR250 :2006年2月入庫(不動車)を整備====>2013年2月惜譲
・RZ250R :2004年1月入庫(不動車)を整備 クランクまで分解しリビルド====>2013年2月惜譲
・XLR250R :2001年4月入庫 ワイセコピストン等改造多数 ====>2011年?惜譲
・シルクロード:2004年11月入庫(不動車)を整備 唯一のユーティリティーバイクとして
・TLR250R :2007年4月入庫 整備、2018年4月 再整備し「かわいがり」中
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