BORN To RUN
~LIVE To RIDE RIDE To LIVE~ バイクの整備・ツーリングのお話です。
 




 4月中旬から浜松へ転勤を命じられました。

 街中を歩いていると、祭りに着るであろうはっぴや脚絆を売っている専門店がやけに目に付きしかも客の出入りも多そうです。
 また、「浜松祭りは提灯のない方は参加できません」と意味不明な看板もちらほら

 過去から、浜松の人は「盆や正月には帰省しなくても祭りには帰る」と・・・

 どうやら無類の祭り好きな風土で、相当盛んな祭りを開催しているみたいです。

 新幹線通勤なので、定期券があることから、自転車を持って見学することにしました。

 久しぶりに自作の自転車「BREEZE」(俺にとっちゃそんなこと朝飯前)号の登場です。

 「BREEZE」の製作工程はこちら => ロードバイクレストア(BREEZE號)

 鉄道等を利用して自転車を運ぶ事を「輪行」と言うようです。
 持って行く自転車は「輪行バック」に入れて運びます。
 下が輪行袋です。
 オーストリッチの標準的な輪行バックで未使用時には500ccのペットボトル大の大きさになります。

 自転車の前・後輪を外し、収納した状態です。
 詳しくは、メーカーがビデオで紹介しています。 => オーストリッチHP

 自転車で、景色の良いところ、走って気持ちの良い道をピンポイントに という方にお勧めです。

 毎日の見慣れた駅ですが、新鮮です。
 駅前のロータリーで自転車をササッと組み立て、先ずは「凧揚げ」を見に行きます。

 浜松駅から南へ5Km程の遠州灘の砂丘が凧揚げ会場です。
 駅からはシャトルバスがビュンビュンと走っていました。

 会場付近では、大きな凧がそこらじゅうにあります。
 町ごとにデザインが決まっているとのことです。

 凧は大きく分けて2つ
 各町の威信をかけて戦うけんか用の凧と、
 初児の成長を祈願して上げる凧

 下の凧は初児の名前が右下に入っています。
 こと凧をあげるために、近所の皆さんに祝儀を出して揚げてもらうとのこと。
 あげる方も縁起物なので、慎重に凧を揚げるとのこと。

 3日間の凧揚げの中日の4日ですが、すごい熱気、人の多さ、凧の多さに圧倒されました。
 町の威信を掛けて皆、一致団結して見えます。

 ん!近づいてみますと
 相談役?総監督? 全員にたすきがあるぞ!・・・

 オモシロイ
 町単位でナショナリズムを刺激し、役職を明示してプライドと組織の縮図を明示しています。
 そこに初児の凧というイベントで組織に金が動き・・・・
 実に単純に楽しめる要素が満載ですね~。
 見物客より、揃いのはっぴの方が多く見えるのも納得。
 この祭りは、観光客に見せるものではなく、参加しそのど真ん中でそれぞれが楽しむ、正に、参加型の祭りとお見受けしました。

 祭り広場という公園から砂丘に向けて歩きますと程なく砂丘の松林の中に広大な芝生の広場が広がります。
 凧揚げ会場です。

 空を見上げると、各町ごとのデザインの無数の凧が揚がっています。
 松林には、墜落した凧がいくつも引っ掛かっており、それもおかしいです。

 近々、PCMバイノーラル録音の音源で臨場感をお伝えしますが、会場は爆音と言っていいほどのラッパと太鼓
 そして、そこらじゅうでの下の写真のような万歳三唱です。

 大人は凧揚げに熱中し、その後ろでがんばれ!がんばれ!とかわいらしい子供達がラッパや太鼓で賑やかしています。

 凧が無事あがると、初児とその親、爺婆を肩まで担ぎ上げ神輿の様に「わっしょい」「わっしょい」とそして万歳三唱

 なんだ!なんなんだ!この人たちは!

 底抜けに明るく、楽しそうです。

 「初児を3人出すと家が傾く」とか確か聞いた記憶が

 名古屋の嫁入りのようなウィットな見得ではなく、とにかく遠州人はカラっとした印象です。

 今日は祭りの序盤なので、けんか(凧)はないかな~とのお話でしたが、
 午後2時過ぎから、初児の凧を揚げている隅の広場で、子供のお囃子がない中、むさくるしいおっさんたちの不穏な雰囲気の集団がなにやらもみ合いをしています。

 本当のけんかか?警備員も走ってその集団に向かっていきます。

 どうやらけんか(凧)が始まったようです。(ワクワク!)

 空を見上げると凧ひもが交錯しています。
 間違いない。けんかだ!

 下の写真は、スポーツマンシップのある正統派のケンカの状況です。
 先の警備員の殺到したけんかは、迫力は満点でしたが、差し障りがある可能性が高いので、控えさせていただきました。

 統制の取れたチームワークで、凧糸を送ったり、すごい勢いで10人以上が輪になって走って糸を巻き取ったりしています。

 糸が交錯する点を調整して、相手の凧糸を切る競技のようです。
 多分、いろいろな培ったノウハウがあるんだろうと推察しました。

 4時過ぎに凧揚げ大会は収束しました。
 次は夜の祭り「練り」です。

 メインの会場になるのは、浜松駅の北付近です。
 あまりの迫力に圧倒され、ビデオ撮影に熱中し、写真は撮り忘れました。

 練りに先立ち、地元企業や高校等のブラスバンドが露払いをしました。
 楽器の町 浜松 ヤマハ等の楽器メーカーのブラバンの演奏がすばらしいのはもちろん、学校等のそれぞれも大変クオリティーの高い演奏が、ビルにこだまし、すばらしいライブを見せてもらうことができました。

 浜松祭りについては、近いうちにビデオと、PCMバイノーラル録音の音源をアップしたいと思います。
 ライブ映像、音源を聞いていただくと、この祭りのことを更に理解していただけるかと思います。

 今回の小旅行で感じたこと
 遠州人気質の一端を感じれたことが収穫でした。
 東京暮らしも経験していますが、江戸っ子以上の江戸っ子か?とにかくからっとして、開放的です。

 浜松は、YAMAHA、スズキ、ホンダと製造業のメッカなので、御多分にもれずブラジル人や白人の外国人も非常に多く、それらの方々も揃いのはっぴにカタカナの名前を入れて一緒に参加していることにもびっくりしました。
 
 この地でしばらくの間仕事をします。
 是非、この祭りを取っ掛かりにして、いろいろなお話をさせていただき近しくしてもらいたいと思いました。


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