チャー君の介護日記

25歳の元♂老猫チャー君の介護実録
ブログ内検索=2011/10/27 10/29 10/30 10/31に掲載

2008年5月3日part2

2010-07-12 | 日記
身体が冷えると今以上にチャー君の体調の悪さが加速され、そうなると助けることは不可能です。
現時点でさえ、ママたちが油断すれば今まさに飛び立とうとしているチャー君の魂。

冷えているチャー君の身体を、しまいこんだオイルヒーターを出して温め、ベッドに寝かしつけ。
早くシルバーエナジーを手に入れ、一刻でも早くチャー君に飲ませなければ!

ネットでシルバーエナジーを検索
目的の500ppmは全国規模でもそうそう扱っているお店は少なく、主流が通販で店頭販売は2,3店のみ。しかも家から遥か遠く。
東京を中心にスプレー式を扱っている店に片っ端から電話で問い合わせ。
しかし、大型連休で大方の店がお休みの留守電になっており、やっと連絡がついたのが5店舗くらい。
その中で連休中も開店してるところは3店のみ。
在庫確認できたのが1店舗のみで、そのお店は千葉市内にあり、シルバーエナジースプレー式が1本だけ残っているとのこと。
これから直ぐにそのお店に出発しても帰宅できるのは早くて3時。
遅すぎです!!しかし、在庫の取り置きを伝えて一旦電話を切る。

シルバーエナジーで再検索
ヒットしたお店に、再度電話をかけまくり。
何店めかで、目黒区青葉台のバーディーアンドビーシーディーさんが電話に出てくれ

連休に関らず営業している なんてすてきな言葉!
在庫あり なんてすてきな単語なの!!
当時のママたちにとっては天使の声を聞いたようなものです

直ぐに来店する旨を伝えスプレーの予約をしお店に直行!!
まさに干天の慈雨、地獄に仏とはこのことです!!

※もちろん千葉のお店に事情を説明し取り置きキャンセルの連絡。お店の方も快く応じてくれ更にはチャー君のことを心配してくださり本当にありがたかったです。

帰宅後、ベッドにいるはずのチャー君はお風呂場に朝と同じように頭を垂れ座り込んでいて。。。
直ぐに購入したシルバーをスポイドに取りチャー君に飲ませました。
そうすると、
1回目を飲ませた直後、座って頭を垂れていたはずのチャー君がこちらを向きか細い小さな声で「もっと」と鳴くではありませんか!
1度に5スポイドまで飲ませチャー君が欲しがっても時間を少し置き、また飲ませるのを繰り返し。
この日だけで瓶の1/3以上は飲んだかと!

画像撮影は2008年5月中旬のもの
当日もこのようにチャー君から欲しがってとにかく飲んで飲んで、生命がよみがえる叫びのようなそんな感じでした。

チャー君の魂が飛び立つ心配は一旦は解消しました。
しかし、ベッドに戻しても直ぐにお風呂場へ来て座り込むチャー君。
身体が冷えるので、お風呂の床にバスマットと毛布を敷き、そこで1晩を過ごしました。

この日は、朝からほとんど食べてないことに気がつき、お風呂もチャー君に明け渡しているため
召使さんと交代で、食事を外でとり銭湯も交代して行き、長い1日が終わりました。

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発作が出ました!
7月11日夜11:30過ぎのことです。
その前まではゴキゲンなチャー君でしたが、昨夜は風が強く雨も急に降ったりで、気をつけなければと思っていた矢先でした。
発作が出る前に対処できたので幸いにも軽い痙攣で済みましたが、昨夜はコタツの中で眠るチャー君の体を撫でていたので今日仕事場で目を開けたまま眠ってしまいました。。。
チャー君は今日はすっかり元気になり、サンマ2匹完食です!




2008年5月3日part1

2010-07-06 | 日記
2008年5月3日
朝起きるとチャー君はお風呂場で箱座り。
うつむいたままの状態です。

どんなに呼びかけても反応しません。
身体をなでてもうつむいたまま少し頭を動かすだけです。
猫神様からの招待状を受け取り、肉体から魂が抜け出すそのときを凛として待っている。
じっと静かに座っているチャー君は厳かなオーラを放っていました。

**何で??!!
「神さん神さん」マッサージを毎日して、腹水も出てないし、昨晩はあまり元気がなかったけど抱っこして君は喉ゴロゴロで手モミモミもしてたじゃない!!
何で??こんな急に!********

まさに青天の霹靂です。
チャー君がそれまで出していたSOSをキャッチして気をつけていたつもりでした。
先に書いたように、チャー君が拒否しない限り「神さん神さん」はほぼ毎日。(これも以前ブログでご紹介したトラ君のときの経験から腹水チェックと予防のため)
ブラッシングも1日最低15~30分。
チャー君の現在状況を認めたくないため以上のことと、あれもやって、このように気をつけていたのでチャー君は絶対に助かるということを自身に言い聞かせ。。

猫神様だろうがなんだろうが、急に逝くことを認めたくないママ、瞬膜が出ていないかをすぐにチェック!

遥か向こうの猫神様を見ているのか焦点が定まってなく、チャー君の中に別の猫がいるようなそんな目です。
幸い瞬膜はホンの少し出ている状態でした。助かる!いや助ける!絶対に!

そのときに押川氏の言葉を思い出し
「家のワンちゃんがダメというとき、シルバーエナジー500ppmをワンちゃんが欲しがるだけ飲ませたら元気になった」

ウン!そうだ!シルバーだ!!!
当時チャー君にはシルバーを飲ませていたのですが、本人が嫌がり(召使さんがあげていたため)最後に飲ませたのが1ヶ月くらい前で、当然家にあるシルバーは1回分くらいしか残ってなく。
シルバーを置いてあるマイティーウェーブさんも今日から連休でお休み。
どうする?!!!!!

今日がチャー君の生死の分かれ目。
残っていたシルバーを飲ませ、次にまた飲ませないと連休明けにチャー君の魂は猫神様のもとへ行くのは確実です。

時間は刻々と過ぎてゆき、気がつくと10時近くに。

2008/5/31撮影
5月3日はこのような座り方をお風呂場で。。


逝くサイン SOSpart2

2010-07-03 | 日記
2007年11月撮影。
天袋ジャンプにチャレンジしようとしたところを止めた直後。
これでも20歳を超えて茶色いボディーに白髪が少しずつ出始めたころです。
Xデー以前で眼に力があります。

チャー君は2008年5月3日Xデーに向けSOSを送っていました。
前回に続き以下チャー君のSOSです。

(1)食欲が少しずつ落ちてゆき、3ヶ月前からおやつを一切食べなくなりました。
・ネコ缶は1日2缶は食べていましたが、2008年2月くらいから1.5缶に、3月は1缶、4月は0.5缶(または一切食べない)と減っていきました。
・ジュリアトリックスも同じ様に少しずつ食べなくなって。
当時の食事:ジュリアトリックス、猫缶(※野菜小魚鶏が入っていない魚だけのCAD、黒缶) 
おやつ:カニカマ、アジ、しゃけ等、チーズ、牛乳、鶏もも(脂肪を取り去った)

(2)またたび・キャトニップ大好きだったのが、ほとんど反応しなくなり。
・爪とぎをしなくなった時期と比例しています・

(3)喋らなく(鳴かなく)なります。
・以前ブログに載せたように、チャー君は人間の問いかけに必ず返事をする猫になってしまい、前頭葉が刺激され発達したのか人間の会話にも参加する猫に。
(ママと召使さんが会話にしていると必ず間にはいってきて「ウン」とか「ナオ」「ウオゥッ」)
(会話に"チャー君"という単語がでてくると、耳をこちらに向けてそうだよね!というところでタイミングよく「ニャーッ」)
・チャー君の命令通りにしない召使さんとの口論(チャー君が文句を言っているケースです)がよく展開されていましたが、3ヶ月前くらいからほとんど喋らなくなり。
・周りに関心がなくなります。

(4)眠るときに、元気なときのように鼻を上にむけての寝方をしなくなります。
・お腹を見せて仰向けの寝方をしません。
・横に寝るのではなく、箱すわりで顔を下げて(下の画像のような)眠ります。体調が悪いので当然熟睡できなくなるようです。
・横になり眠っているときは、チャー君ゴキゲン時のクロス寝(=X寝改め)をしなくなりました。

(5)3ヶ月前くらいからベッドに入り、人間からみたら訳もなく「ニャー」と鳴くことが多くなり。
・甘えて鳴いていると勘違いしがちですが、このベッドに入って鳴くようなときは体調が悪くなる一歩手前、東洋医学でいう未病状態です。体を撫でたり、マッサージしたりしていました。

(6)元気なときと体調が悪いためふさぎこんでいるときの波が交互に来て、いつしか元気なときの波が短くなり。
・体調が悪いときは水、食事、トイレ以外で動くことが無く1日中箱座りしています。
・1ヶ月前くらいになると(5)のような鳴くこともあまりなくなります。静かに力なく座って眠ります。

←体調があまりよくなく ←体調快復時


逝くサイン SOSpart1

2010-07-01 | 日記
2008/4/16撮影

Xデー17日前のチャー君。カウントダウンが始まっていました。
顔が明らかに変わっています。。。。
あまり食べなくなり、画像のように1日中箱座りしたままで反応もあまりなく。

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猫ちゃんは、逝く1年くらい前から沢山のあらゆる角度からSOSを出していたことが、猫ちゃんを見送った後でわかることが多々あります。
何であのときに体調が悪いと気づけなかったんだ・・・なんであの時・・何で・・・と自分を責め、それが心の傷になる場合もあります。
チャー君も2008年5月3日Xデーに向けSOSを送っていました。
当時、ママ、召使さんもチャー君のSOSを全部理解していたわけではありません。
手遅れになったトラ君の経験があったからこそ、チャー君のSOSを全部ではないんですがキャッチすることができました。
(トラ君の当時の様子を思い出すだけでも、このブログを書いていて涙が出てきます)

以下は、チャー君のSOSです。

(1)1年くらい前に、ここで?!というところでオシッコのお漏らしをします。
・一緒に暮している猫ちゃんだったら、長年の習慣で決まったトイレでしかオシッコをしません。それが、急に違う場所でオシッコをしたらそれは猫ちゃんの身体の変化の最初のサインだと思ってください。
(本人は罰が悪そうにしていて・・そのときは一生懸命に慰めますが、本人にとっては相当ショックみたいです。)
・チャー君の場合は、2007年秋と2008年1月の2回ありました。
・トラ君は逝く1年前と半年前に同じく2回。

(2)1年~半年前位から今までのようにじゃれなくなった。
・お布団の中でママの足が動くのをお布団の上からとびかかるのがその当時のチャー君のブームでした。
・ママのゆびを左右すばやく移動させそれを目で追いじゃれるのが大好きでしたが、一切反応しなくなり。
・ひもをいろいろ操っても反応しなくなり
※当時チャー君は21歳、20年を超えた猫がじゃれるというのも元気なのか、どうなのかというご意見があるかと・・・。

(3)爪とぎをしなくなります。
・1日3,4回爪とぎをしていたのに、2008年3月くらいからほとんどしなくなりました。(1週間に3回くらいでしょうか)
・4月中旬以降はほとんどしてなかったような。。。

(4)極端に寒がります。
・チャー君は基本的に暑がりだったので、それまでは冬でもヒーターにあまり近寄らず、程よい暖かさを好んでいました。
・2007年秋からベッドにチャー君専用の小さいホットカーペットを敷き、冬にはオイルヒーターをチャーベッドに近づけて寝るように。
・当然、外の空気が当たるのを嫌っていました。

画像A画像B
画像A・B2008/1月撮影。

A:部屋はオイルヒーターとエアコン、チャーベッドにはホットカーペット。しかし体の内側から寒く不安なのか怯えたような表情です。押入れの中に入り込んで出てこなかったときのものです。
B:当時、体調が良いときのチャー君です。

チャー君の介護日記

2011年7月10日に25歳で天国へ逝ったチャー君。 このブログは、2009年5月3日=Xデーから3年あまりの介護の実録です。痙攣発作から雄叫びができるまで回復したチャー君のミラクルの軌跡です。