私は、声が出にくい事を出来るだけ周りの人に話している。
ただ、「痙攣性発声障害で・・」なんて言っても
「??」の人が多い。
それに説明するのがややこしい。
「喉の病気で声が出にくいんで・・」
と言うと、大抵の人は理解を示してくれる。
それ以上喰いついて?くれる人には
「痙攣性発声障害という病気で・・」
と説明したりする。
でも説明したくても出来ない声の状態の時は
「声が出にくいんで」としか言えない。
私が声が出にくい病気であるとカミングアウトすると
とても皆さん気を使ってくれる。
それは私にとって、とても気が楽になる。
どんな声を出そうと、言葉がつっかかって時間がかかろうと
私の声に集中して聞こうとしてくれる。
嫌そうな顔をする人はほとんどいない。
別に同情をもらおうと考えているわけではない。
この方がお互い楽なのだ。
私は私で変な声でも病気のせいだと思えるし
相手は相手で、聞く体制に入ってくれるので
何も言わずにいるよりもスムーズに事が運ぶ。
だから今後もカミングアウトしていこうと思う。
隠す理由は何もない。
出ないものは出ない。
今は少しでも精神的な負担を減らす方が
わたしにとって精神衛生上よいのだから。
だけど注射が効いている今は
この「カミングアウト」は
今ひとつ、説得力に欠けるのだ・・。