過去の雑記帳から。2016年10月12日。書かれた内容は、今の状況と変わっているかも知れませんが、当時の様子です。
『暮らしていくということ』
日々暮らしていくということは、生計を立て生活して行くことで、辞典には、生活給について、最低限度生活を保障することをたてまえとする給料とありました。私は61歳で失業したその後、なんとか再就職出来ましたが、その最初の給与は、手取りで42,194円でした。それからようやく半年が過ぎたこの頃です。今月の手取り給与は55,831円です。生活して行くということは大変なことで、生活保護という言葉が他人事には思えなくなりました。
そんなこんなで、私は、生活保護、生活保護費について調べて見ました。
人生は思わぬところでさまざまな不運に見舞われることがあります。
「家庭の事情で収入を得ることができない」
「病気で働くことが難しく生活が苦しい」
「母子家庭になってしまった」
「もらえる年金が少なくて生活が困難」
どうにもならないのがお金の問題ですよね。
このように、さまざまな事情で生活が困難な方に「最低限度の生活を保証」するのが生活保護制度です。つまり「生活保護費」を支給し、あなたとあなたのご家族の生活、または人生の手助けをするという制度なのです。
生活保護で受けられる「生活保護費」を受給することによって、困窮している生活を立て直すきっかけとなり、また、ひとつの方法であり、あなたの生活の基盤となってくれるでしょう。
生活保護とは、国の厚生労働省の定めにおいて、生活保護の受給を希望する方が資産や働ける能力など全てを活用してもなお生活に困窮する場合に、生活の困窮の状態に応じて必要な生活保護を行い、あなたが健康で文化的な生活を送れるよう最低限度の保障をし、また将来的に自立を助長する制度であるとしています。生活保護を利用することによって、生活保護費を受給しなければ生活が困難な方々が救われ、必要に応じて生活保護のさまざまな扶助や補助を受け、生活の基盤を取り戻すことが可能となり、再び自立した生活に繋がることを目的としているのです。
そして、生活保護は、個人単位ではなく世帯単位での支給になり、世帯の収入が「生活保護基準額」より多いと生活保護費は受給できないとありました。
生活保護費のうち、日常生活で最も必要な費用となる「生活扶助」の、各地域ごとの受給額一覧から、ひとつ、福島県郡山市 3級地の場合の紹介です。
標準3人世帯例:33才、28才、3才として、128,508円。
高齢者単身世帯例:67才として67,239円。
高齢者夫婦世帯例:68才、66才として、100,862円。
母子家庭世帯例:33才、5才、3才として、120,626円。
また、世帯に障がい者がいる場合や母子家庭の場合など、各世帯の事情によって生活保護受給額は変わります。また、世帯の方に収入がある場合、これらの生活保護基準額から収入分が引かれた額が支給されます。
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私自身の給与が下がって行ったのはいつ頃だったか。バブルの崩壊は1990年11月頃始まったと言われているが、数値的に確認できる「バブルの崩壊」と、体感的な「バブルの崩壊」にずれがあり、例えば首都圏では新築マンション価格が1990年にピークとなるが、同圏における平均年収のピークは1997年であったというように。私自身が苦しく感じるようになったのは、製造業の勤務を辞めた2001年の頃からだったのです。2001年と言えば、アメリカ同時多発テロ事件が起きた年だったのですが。バブル崩壊により1973年(昭和48年)12月から続いた安定成長期は終わり、失われた20年と呼ばれる低成長期に突入したのです。思えば、昭和48年と言えば、私が高校を卒業した翌年で、まさしく、世の中の景気の流れとともに生きて来たのですね。
ニューヨーク全米同時多発テロが起きた翌年2002年(平成14年)に、サービス業に転職した自分ですが、その時点から、給与は下がり続け、月給24万が17万となり、今では非正規雇用のパートタイマーである自分は8時間のフルタイムで働いても手取りで11万程になってしまったのです。
なぜこのようになってしまったかって?要するに、社会全体が不景気であるということでしょうか。
1997年(平成9年)4月に消費税が5%になってから生活が苦しくなったように感じていた自分ですが、2014年(平成26年)4月に消費税が8%になり、いっそう生活が苦しくなったことを実感するこの頃です。というのも、消費税が上がっても給与が上がるどころか下がる一方ですから・・・。
始めに戻って、生活給について、最低限度生活を保障することをたてまえとする給料とありましたが、非正規雇用の人たちのなかには生活保護費に満たない給料で働いている人が多いのでは・・・・。
・あの頃から、6年たち・・・・、今はリタイア生活です。無駄な出費には気をつけていますが、自分だけの自由な時間が増えたことにホッとしています・・・・。