よしなしごと

日々のあれこれを綴ります。

読んだ本 

2015-02-21 12:42:00 | 日記
園芸家の十二ヶ月  カレル・チャペック 来栖 茜訳 


   




 カレル・チャペックは、子供の頃に「長い長いお医者さんの話」という本を読んだ記憶がある。
どんなお話だったかは、すっかり忘れてしまったが、
チャベックという何となく変わった名前が頭の片隅に残っていました。
 このだび、ある人からこの本を薦められて、初めてチャベックが園芸家だったことを知りました。
題名の通り、園芸家の一年が月ごとに愉快な挿絵とともに語られます。
この挿絵を描いた人は彼のお兄さんだそうです。
チャベックはチェコの人だったんですね。このことも初めて知りました。
そのせいか、冬の気候の厳しさがよく書かれています。冬の月の描写を読むと、私ならちょっとくじけてしまいそうなぐらいです。
もちろん厳しさだけではなく、園芸というものに心を奪われてしまった人々のチョット笑えるエピソードが満載です。
 たとえば、ダリア・マニアの話。高額な金銭を払ってアメリカからわざわざ新種のダリアを取り寄せる話
昔からあったんですね。というか、カタログがネット通販に取って代わっただけで、
マニアの心根は昔からちっとも変わっていないのですね。
ダリアといえば、私も最近ずっとアメリカではありませんが、秋田あたりの会社の品種リストを見ています。
この本の出版は、1929年です。
バラの品種の多さは有名ですが、ダリアの品種開発もずいぶん前から盛んだったんですね。
 チャベックは、小説や戯曲だけでなく文明批評家でもあったんですね。
便利なネットで調べてみると、彼は1938年になくなっています。
12月に庭の嵐の後片付けをしていて、風邪を引き肺炎になりそれが元でなくなったそうです。
嵐とは、彼の本の中に何度も出てくる「ブラックフロスト」のことでしょうか。
その翌年、チェコに「ブラックフロスト」がやってきます。ナチスです。
この本に愉快な挿絵を描いた兄、ヨゼフは逮捕され強制収容所でなくなります。
二人とも、ナチスのことを批判していたからです。
 この兄弟は大変仲良しで、プラハの家を半分ずつに区切って生活し、庭も共有していたそうです。
どんな庭だったか、見てみたかったですね。
主人のいなくなった庭に、春になるとスノードロップや水仙が芽吹いたでしょうか。

冬のあれこれ 4

2015-02-21 10:55:38 | 日記
今日ののお客様はヒヨドリ君です。


   


比較的大きな鳥で、よく目立つのですが、
椿に止まっていると、あまり目立たない・・・。
保護色になっているんでしょうか。


   


お正月の門松を解体して、寄せ植えにしました。
やはりパンジーの紫が抜けています。
葉ボタンの紫は出ているのになあ。
カメラのせいかな。
以前撮ったパンジーは紫色が出ていたんだけど。
何でかなあ。

冬のあれこれ 3

2015-02-20 12:31:46 | 日記
庭の椿にいろいろな鳥たちがやってくるので、
いつか写真に撮ってみたいなあ、なんて思っていたら
今日は天気もよいせいか、目白君たちが訪問してくれました。
目白君だけを切り取っているので、余りよいできではありません。
どの鳥たちもすばしっこくて、私の手と目が追いつかないや。
危害を加えるつもりなんて、全然ないんだけどね。

子供の頃、雀を捕まえて、
おじいちゃんにお風呂の竈で焼いてもらって食べたことがあるのは、
鳥さんたちには内緒です。



   


   


   


冬のあれこれ 2

2015-02-13 22:54:01 | 日記
みなれない水仙が咲いています。
植えた記憶がないです。
ネットで品種を検索してみましたが、よく分からない。
ずいぶん前から水仙の葉っぱだけが出てきてたんです。
日本水仙かなあと思っていました。




バラの植え替えをしたときに、周りに古い球根を埋めたんです。
ムスカリばっかりだと思ったら、原種系チューリップが混ざってました。


冬のあれこれ 

2015-02-06 14:22:00 | 日記
冬だけど、少しだけ春の準備



クリスマスローズ

そしてそして、鳥にやられちゃいました。



ブロッコリー
人間は、葉っぱは食べないのでまあ、いいちゃいいですが。




匍匐性のベロニカ
色が全く違う。もっと紫色をしています。
本当にこんな色だと冬の庭も楽しい。