ここ数日、桜の満開と共にコロナ感染者数も急激に増加しだしている。2 月 3 日のブログにも記したが、予想範囲内のことで驚くことでもない。1~4 週間先には 1000 ~ 2000 人あるいはそれ以上の感染者数になることも予想できる。気候も良くなり、気分爽快といった外の景色を見れば、皆思いっ切り食べて、遊んで騒ぎたい気分になるのは当然である。特に若者がこんな季節に大人しくしていろと言われても気の毒である。この数字、若者が遂に痺れを切らしてしまった結果だと思われる。感染者の内訳を見ると、これまで以上に 20 歳台の感染者数が多い。半面、60 歳以上の高齢者数は少しは増加しているが、以前と大きく変わっていない。若者は無症状あるいは軽症で治癒してしまうことが殆どであるわけであるから、彼らがこの心地よい季節を楽しむことを非難するわけにはいかない。感染しても重症化しないので、医療逼迫の原因にはならない。若者同士で感染を拡げ合っているのである。簡単な話、運悪ければ風邪ぐらいは引くかもしれないけど楽しもうよ!といったところである。しかし、40 歳台以上の人間はそうはいかない。若者と同じような感覚で食べたり遊んだりしていれば、無症状者から感染し、最悪 重症化し死に至ってしまうことも十分あり得るということを理解していなければいけない。マスクをしていない若者に近づくな! 若者が立ち入る飲食店には入るな!いくら店舗がしっかり対策をしていても飛沫感染、接触感染の危険度が高い。別に若者を差別しているわけではなく、若者は若者で高齢者を気にし過ぎず楽しめば良く、中・高齢者は立場をわきまえて、今は若者のように欲求を晴らすようなことをしてはいけないということである。マスク会食? くだらん事を言ってる場合ではないですね。高齢者は若者が立ち寄り難い個室のある高級レストランなら安全ではないでしょうか。回転ずし?ラーメン屋?・・・ 中・高齢者はワクチンを打つまで我慢ですね。危ない! そういえば、ワクチン接種は大阪では、3 月 1 日からコロナ感染患者を扱っている病院関係者から始まっていますが、我々開業医レベルには未だ接種の連絡すら届いていない。医療関係者のワクチン接種は大阪府が担当しているが、高齢者をはじめ一般の方のワクチン接種は各市町村が担当しているので地域によっては順番が逆転するところも出てくるようである。当院では日頃通院されておられる患者の皆さんに接種を予定しているが、案外私より患者さんの方が先に接種することになるかもしれません。もう少しの我慢ですね。
今日の小梅