家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

遠くの花火

2006年08月11日 | 我が家のスペシャルな仕様

今日は会社を休んだ。
夜、のんびりくつろいでいると「ドン、ドン」という音が聞こえてきた。
急いで「涼み台」に上ると花火があがっていた。

この花火のスケジュールは意識していなかった。
会社を休んでおいてよかった(笑)。

今日の花火はやや離れた山の上からあげていた。
遠くの花火というのはなかなかおつなものだ。
今回の場合、光と音の差が10秒ほどある。大人の花火といった感がある。
ちびちびと飲りながら見たかったものだが、すでにしっかりお酒を飲んでしまっていた。
それがちょっと残念だった。

駐車場の日――有効活用できるか?

2006年08月09日 | 我が家のスペシャルな仕様
立て続けに記念日シリーズ。
8月9日は「駐車場の日」。89を「パーク」と読む語呂合わせで決めたという。大手の駐車場運営会社「パーク24」が定めたこともあって、本当は「有料駐車場の日」らしい。

当然有料ではないが、この機会に我が家の駐車場(ガレージ)のことでも書いておこう。
―と思ったら過去2回ほど、すでにエントリにしていた。↓
その1 http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/f5c3f24b290cd7785875fd6303c37174
その2 http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/cfa6b29cc3328ec29769a99aea1c5e2d

そんなことなので、今回は趣向を変えてこのガレージを使っていつかやってみたいと考えていることを紹介してみよう。

上記「その2」で紹介しているように、ウチのガレージはその前後がスノコ状の大きな扉が開閉するような構造になっている。
スノコを通して、緩やかに光と風が入り込む、半分アウトドア(?)のような変わった空間である。
車が出払っているときに、「この空間は何かに使えそうだ」と考えた。車2台が収容できる大きさもある。

<構想1> ワンポイントギャラリー
発表場所がない街のアーティストに1日限りの個展開催場所として提供する。

<構想2> シーズン営業の週末カフェ
 気候がよい時期しか開店しない。自家製ケーキやジャムを振舞う。腕に自信のある料理好き主婦に貸し出してもいい。

<構想3> フリーマーケット的ゲリラショップ
 構想1の街のアーティストの作品や、家族のクラフト作品(私のレザークラフトや父の木工作品)を売る。

いろいろ考えているとわくわくしてくるのだが、実は大きな問題がある。

ここは地方。日本は田舎ほどクルマ社会なのだが、駐車場を使ってしまって、来てくれたお客さんのための駐車場を用意できないのだった(笑)。

8月8日は「屋根の日」「瓦の日」

2006年08月08日 | 我が家のスペシャルな仕様
 
8月8日は全国陶器瓦工業組合連合会が制定した「屋根の日」「瓦の日」である。
「八」という漢字の形状が由来というが、「八」は「や」と読めることも意識されているのではないだろうか。
 
さて、我が家の屋根の場合。
古屋のほうは当然のごとく瓦屋根、新築したほうは陸屋根に越屋根が乗っている形状である。
3種類の屋根があるようでよくばりだ。
ここで「やーねー」というリアクションをするのは林家木久蔵である。


はっ、
私は何を言っているのだろう?
ダジャレ好きなあのAさん(謎)が憑依したのだろうか?

いつのまにか出来上がるローコストな「部屋」の価値

2006年07月07日 | 我が家のスペシャルな仕様
我が家には屋根のない部屋が2つある。

ひとつは以前、建築中に紹介した2階のデッキテラス。一方を外壁、三方をすのこ状の壁で囲ってあるが、屋根はない。

もう一つは庭。デッキテラスと違って、屋根のない部屋と意識したのは竣工したあとだった。
我が家は平面図でみるとコの字型で中庭がある。四角い庭なので、「部屋ともいえるなあ」と思ったのだった。こちらは屋根どころか床すらないが、縁側がリビングとのつなぎ役となっていて立派に家の一部である。

コの字型やロの字型の家は、実は部屋をもう一つ作っていると考えることができるのではないだろうか。
その「部屋」からみると外壁が内壁だったりして面白い空間である。

屋根のない部屋は真の「吹き抜け」で雨風も防げず、気密も断熱も防音性能もないので当然用途が限られる。しかし壁があって、プライベートな空間であることを考えると部屋としての機能を有しているということになる。
便利な部屋ではないものの、天気がよければ屋根のある部屋では得られない快適さを享受できる。
外の方が気持ちいい季節や時間というのはある。そこでずっと過ごすには不向きだが、時間を限ればとても「いい空間」になるのである。
自分の空間で季節を思い切り感じることができるというプライスレスな価値はあなどれない。
ハードとしての家屋の性能も重要だが、そればかりを気にして、そういう視点を忘れないようにしたいものだと思う。

家をローコストで仕上げる方策の一つとして、「できるだけ四角形に」というのがあるが、コの字型やロの字型で工事費がかからない部屋がいつのまにか一つできあがると考えると、それはそれで「お得感」があるのではないだろうか。
中庭を施工床面積に入れて坪単価を計算してみたっていいかもしれない(※)。壁は屋根のある部屋と「共有」しているわけだし。



(※)ただし、設計者、施工者はそんなことを示唆してはいけない。ごまかしに聞こえてしまうから。あくまで(私のようなおめでたい)施主が自己満足するための数字だろう。

我が家にジャストフィットな冷蔵庫

2006年06月21日 | 我が家のスペシャルな仕様
6月21日は冷蔵庫の日らしいので、我が家の冷蔵庫について紹介しておこう。


新築を機に冷蔵庫は新調した。
家電売り場でいろいろ説明を受けたあげく選択したのは、SHARPの左右開き冷蔵庫
http://www.sharp.co.jp/products/menu/kitchen/refrigerator/index.html#prod01
である。ちょうつがいに工夫があって、右側にも左側にもドアが開く

これは結果的に、我が家にぴったりだった。
ウチのキッチンは二列形で、リビングと対面になっている列にシンクとガスレンジが並び、背後のもう一列に冷蔵庫と、引き出し収納がついた作業台が並んでいる。
シンク前に立つと、うしろが冷蔵庫という配置である。シンクと冷蔵庫は廊下側に配置してある。
この形態では左右開き(両開き)にするとまことに都合がいいのだ。

まず、冷蔵庫の左側の作業台で調理しているとき、右開きでスムーズに必要な素材を取り出せる。
これだけなら単に普通の右開き冷蔵庫でいい。

左開きが有効になるのは、調理をしていない人間が冷蔵庫からものを取り出すときだ。
もし右開きしかできないと、シンクや作業台の前に人がいるとき、冷蔵庫からモノを取り出そうとすると、人を押しのけて回り込まなければならない。
左開きができるとキッチン内に入り込まず、廊下側に身体を置いたまま、ものを取り出すことができるのだ。人を押しのけなくてすむ。

と、ここまでくれば具体的なシーンを表してみよう。
我が家の腕利きシェフが調理しているとき、それを邪魔せずにビールを取り出せるということ。
非常に流れがスムーズなのである。


ただし、このとき大きな注意事項がある。
なぜか、邪魔もしていないのに睨まれるということがあるため、間違っても冷蔵庫前で鼻歌なんぞを歌ってはならない。隠密行動が肝心なのだ。
もしかして、こういうのを「ゴ○○リ亭主」と呼ぶのだろうか。

新聞の収納術

2006年06月01日 | 我が家のスペシャルな仕様

我が家は新聞を3紙とっている。そのため、ほっておくとそこらに新聞が散らばる。
新聞は最終的にちり紙交換用に束ねることになるので、決まった場所に片付けるのだが、当日のものだけはテレビ欄などの確認のために見える場所に置いておきたい。

旧宅では、当日の新聞を早く片付けたい派(妻、母)と取りやすい位置に置いておきたい派(私、父)がせめぎあっていた。片付けたい派は夕方ごろにはちり紙交換用待機場所(リビング階段の下)にすぐに片付けようとし、もめごとになっていた。

「新聞が散らばってみっともないでしょ」
「ここに置いたら古新聞と混ざってしまうだろ」

というような会話がちょくちょく発生していた。

家の建て替えに当たってはこの状況をなんとか打破したいと考えた。
新聞収納に関わる要件は以下の4つ。

1)当日の新聞置き場はリビングとしたい
2)当日の新聞と前日までの新聞は分けて置きたい
3)当日の新聞を翌朝までにすぐに片付けられるように、前日までの新聞置き場と離してほしくない
4)リビングに前日までの新聞が積み重なっている姿を現したくない。

この要件を満たす収納はできるだろうか、と頭をひねった。

その結果がこれ↓


もともと造作家具にするつもりでいたテレビ台を一工夫した。
テレビ台なら必然的にリビングに置かれるので1)の要件を満たす。オープンな棚を当日新聞置き場とし、そのすぐ下に引き出し収納を設け、前日までの新聞入れとする。これで2)、3)、4)の要件を満たす。

我ながらいい思いつきと自負している。見た目は何の変哲もないが新聞収納を意識した寸法になっているのがキモ。

ちょっと前のエントリ「『収納』百人百様」で、「片付けやすくした」と言っていたひとつの工夫がこれである。

いまのところ、スムーズに運用できている。
このシステムで一番得をしているのは父であろう。父は以前と同様、基本的に新聞を片付けない(注)。出しっぱなしの新聞を当日新聞用の棚に移動するのはたいてい母や妻なのだった。

(注)父の名誉のために言っておくと、ちり紙交換用に束ねる作業は父の貢献が大きい


雨で元気なのは…

2006年05月27日 | 我が家のスペシャルな仕様
 
このところ雨が多く、息子あたりは「またか」とうらめしそうに空を見上げているが、その雨のおかげで元気満々なのが庭の苔だ。

我が家の苔については以下のエントリ参照
「苔」 旧家での苔の話
http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/d9d583acde7cc867055ec3e691f25cbe
「苔の帰還」 新居で庭ができたときの話
http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/fa18b53b90501d83aab6b6297d9cc4d6
「苔のその後」
http://blog.goo.ne.jp/garaika/e/ee75f6d3f8b73b30a6d8854c6f4a021f

先週末、家で法事があり、親戚が大勢訪れたが皆「苔がいいね」といってくれたので父はご満悦である。

ところで、我が家建築中に苔が一時避難していた山小屋の方では、この苔の兄弟達がいっそう勢力を強くしている。
このさい父に苔で商売でもしてもらおうか。


「収納」百人百様

2006年05月15日 | 我が家のスペシャルな仕様
tak shonai’s “Today’s Crack”(今日の一撃)では「アンチ収納論」という面白いテーマで、takさんが語っている。捨てるに捨てられない状況を作り出さないために「きっちりと整理して収納する」ことをあきらめたという話である。
いかにも捨てたくなるような雰囲気を漂わせるというtak式「非収納」術は、目からウロコであった。

しかし、しばらくして「ちょっと待てよ」と思った。
「収納」という行為には、大きく2つの目的があるのではないだろうか。一つはモノの管理、そしてもう一つは空間の管理。
もう少しわかりやすくいうと、「収納」においては、モノの収まり場所を確保することのほかに、モノを格納することによってすっきりした空間を作り出すという目的もあるのではないかということ。

私は生活感のない空間までは望んでいないものの(参考エントリ)、散らかった状態がデフォルトというのは避けたい。
takさんからは「散らかっているわけではない」と反論されそうだが、少なくとも「捨てたくなるような雰囲気を漂わせる」ことはすっきり感とは別物だろう。
もしかしたら、雑然とした空間が魅力的に映ることもあるので、それを狙っているのかもしれないが、私の場合、原則として整然をデフォルトと考えたい。

私は新居の収納を検討しているとき、きっちりと整理するというより、片付けやすさを念頭に置いていていたような気がする。
我が家には多くの棚があるが、整理された棚ばかりではない。一時避難的に使っている部分もある。つまり、モノを整理するというよりは整然空間を作り出すための収納。
そのあたりに散らばっているものを棚にしまうことで空間はひとまずすっきりする。

こういうことを書いていると、さぞかし収納術に長けているであろうと思うかもしれない。
そういうお方に言っておこう。「人は自分のことは『棚に上げる』ものだ」と。
雑然から整然へと持っていくのが容易にしてあるということは、いとも簡単に整然から雑然へと変化するのだった。そして雑然タイムの長さは・・・・



<余談>
収納に関して↓のような書籍がある。
近藤典子が建てた家
立ち読みで申し訳ないのだが、「引き出しの館(やかた)」という印象。
私はとても運用する自信がない。

畳の日――4月29日

2006年04月29日 | 我が家のスペシャルな仕様
い草の緑色から、「みどりの日」の4月29日を「畳の日」と制定したという(全国畳産業振興会)。
「しかし、畳が緑色である期間ってそんなに長くないのになんでだろ」って思ってもう少し調べたら、い草の田園がみどりの日のころに緑一色になるところからきているらしい。

築一年となった我が家の和室の畳はもう緑色とはいえなくなった。
「女房と畳は新しいほうが良い」などというが、新しくないほうがよそよそしい感じがとれて、気兼ねしなくて良いように思う。これもエイジングといえばエイジングか。

せっかくなので、畳の上で大の字になって昼寝した。
畳の上で寝転がるのが気持ちのいい季節を象徴して「畳の日」、という決め方でも良いように思えた。

縁側で湯上りビールを満喫

2006年04月22日 | 我が家のスペシャルな仕様

気持ちのいい季節になってきた。
今日は湯上りに縁側でビールを飲んだ。
かすかな風に庭木が揺れるのを眺めながら、ゆっくり飲む。これぞのんべえの幸せ。

夏涼しく冬暖かいのもいいが、気持ちのいい季節に気持ちよさをしっかり享受する仕組みも組み込んでおいて良かった。
縁側古屋・・・、こういうものをしみじみ眺めて楽しむようになったのは爺になったということか。





きょうはミシンの日

2006年03月04日 | 我が家のスペシャルな仕様
気になる記念日はすすんでエントリを立てることにした。

ということで3月4日は「ミシンの日」。
この日が気になるのは、我が家に「ミシン室」というものがあるためである。
なぜそのような部屋があるのかは関連エントリを読んでもらうとして、「ミシン室」という存在が世の中でどのようなポジションにあるのかを調べるためにググッてみた。

検索結果194件。

少ない。しかもほとんど学校のミシン室の話題である。
個人住宅のミシン室では、「ミシン室」仲間のchiezokunさんのところと私のところが出てきたが、ここで、ちょっと待てよと思った。
もしかして違う呼び方をしている人の方が多いのではという「気づき」。
で、「ミシン部屋」でググる。

検索結果9590件。
やっぱり・・・。
しかもこちらは最初から個人のサイトが多数登場してくる。個人住宅においては「ミシン部屋」という呼称のほうがポピュラーであるようだ。

とはいいつつ、ググった検索結果が727万件もある「子供部屋」に比べると、カスみたいな件数にすぎない。
希少な存在どうし、連帯してもいいかもしれない。





ちなみに、3月4日は「サッシの日」でもある。

やっぱり縁側

2005年12月17日 | 我が家のスペシャルな仕様
 
建築途中に、そのときはまだバーチャルな存在だった縁側を紹介した。
この写真はリアルな存在となった縁側である。

上はガラス屋根。図面で表記されているように「デッキテラス」と呼んでもいいムードがあるが、私はあえて「縁側」と呼びたい。
ここに腰掛けて、庭と古屋( **)を眺めていると、「自分の座っている場所はやっぱり『縁側』だ」と思うのである。

縁側は、以前紹介したときに記した期待をしっかりかなえてくれている。
春と秋にはここで炭火焼パーティもこなした。幅が一間あるので、少人数ならそういうこともできる。

タオルウオーマー ――お気に入りの設備

2005年12月11日 | 我が家のスペシャルな仕様

家づくりのプランニング中に、夫婦で、ある家にうかがって目撃した時から、ぜひウチにもと思って導入したのがタオルウオーマーだ。
それまでこうしたものを導入するという発想がなかった私たちの田舎者ぶりが恥ずかしいと思うようなスグレモノである。

タオルを暖め、乾かす。
冬に暖かいタオルを使うのはとても心地よいのである。
脱衣室の暖房も兼ねているから、贅沢というほどのランニングコストではない。
ヒートショック予防に脱衣所の暖房は有効だ。しかもこれは温水による暖房なので空気を汚さない。
オススメである。

あらわし

2005年11月26日 | 我が家のスペシャルな仕様
 
2階の天井を見上げると、梁があらわしになっている。
この形が好きだ。
越屋根があるため天井が高く、屋根の下の構造をほとんどあらわしにしている古民家の内観と、少しだけダブって見えるせいかもしれない。

構造材が見えることは自然に安心感も生む。
家の「骨」がおかしなことになっていないか、いつも見ることができるからだ。