洞爺湖サミットが開幕し、地球温暖化対策がテーマの一つとされているせいか、最近「エコ」が話題になることが増えてきた。しかしなぜかしっくりこない。
5kmを移動するとき
電車・バスなど公共の輸送インフラを使う
燃費の悪い車を使う
燃費のいい車を使う
原付を使う
自転車を使う
歩く
この中で何が一番エコか。
歩くことに間違いはないだろう。
ところが、歩いて移動している人より車で移動している人の方がエコで目立っている、なんてシーンが実は少なくない。
トヨタがハイブリッドカーのプリウスを製品化したことはほめられていい。開発者も自慢はしていい。
しかし、それは車を利用する前提での話だ。
同じ車を利用するなら二酸化炭素排出量が少ない車に乗った方がエコといえばエコ。
だけど車を利用しないで移動する人の方がもっとエコだ。
燃費の悪い車を所持していても、短距離の移動を自動車ではなく自転車でしているとしたら、毎回プリウスで移動している人間よりはエコである。
最近ペットボトルでも「エコボトル」なんてPET使用量の少ないモノが出てきている。それもペットボトル飲料を飲む前提での「エコ話」。ペットボトル飲料をできるだけ飲まないようにする方がさらにエコのはず。
住宅に関しても、高性能住宅に住まないとエコじゃない、みたいな論調は乱暴だ。
我が家は今シーズン、まだエアコンを稼動していない。いわゆる超高性能住宅というわけでもないので、やせ我慢なのかもしれない(べつにさしたる我慢もしていないが)。もし超高性能住宅の作り手でも、住人でも、もうエアコンを稼動しているのだとしたら、エコで威張られる筋合いはないと思っている(もっともコチラもエコで威張る資格があるというつもりはない:※)。
製品についてのエコ自慢はメーカー同士がやる分にはいい。
ただ、「使わない」という手段もある一般人が、所持する製品のスペックだけでエコ比較をやるのは何か変。
「エコ製品」を所持するより、「エコ生活」を実践するほうが効果が大きいなんてことは少なくないのだから。
優れたハードばかりにスポットライトをあてるのではなく、優れたソフトを評価しなければ、地球温暖化の防止もおぼつかないだろう。
(※)住宅はともかく、そもそも新幹線通勤なんていう行為はエコから遠いわけだ。
5kmを移動するとき
電車・バスなど公共の輸送インフラを使う
燃費の悪い車を使う
燃費のいい車を使う
原付を使う
自転車を使う
歩く
この中で何が一番エコか。
歩くことに間違いはないだろう。
ところが、歩いて移動している人より車で移動している人の方がエコで目立っている、なんてシーンが実は少なくない。
トヨタがハイブリッドカーのプリウスを製品化したことはほめられていい。開発者も自慢はしていい。
しかし、それは車を利用する前提での話だ。
同じ車を利用するなら二酸化炭素排出量が少ない車に乗った方がエコといえばエコ。
だけど車を利用しないで移動する人の方がもっとエコだ。
燃費の悪い車を所持していても、短距離の移動を自動車ではなく自転車でしているとしたら、毎回プリウスで移動している人間よりはエコである。
最近ペットボトルでも「エコボトル」なんてPET使用量の少ないモノが出てきている。それもペットボトル飲料を飲む前提での「エコ話」。ペットボトル飲料をできるだけ飲まないようにする方がさらにエコのはず。
住宅に関しても、高性能住宅に住まないとエコじゃない、みたいな論調は乱暴だ。
我が家は今シーズン、まだエアコンを稼動していない。いわゆる超高性能住宅というわけでもないので、やせ我慢なのかもしれない(べつにさしたる我慢もしていないが)。もし超高性能住宅の作り手でも、住人でも、もうエアコンを稼動しているのだとしたら、エコで威張られる筋合いはないと思っている(もっともコチラもエコで威張る資格があるというつもりはない:※)。
製品についてのエコ自慢はメーカー同士がやる分にはいい。
ただ、「使わない」という手段もある一般人が、所持する製品のスペックだけでエコ比較をやるのは何か変。
「エコ製品」を所持するより、「エコ生活」を実践するほうが効果が大きいなんてことは少なくないのだから。
優れたハードばかりにスポットライトをあてるのではなく、優れたソフトを評価しなければ、地球温暖化の防止もおぼつかないだろう。
(※)住宅はともかく、そもそも新幹線通勤なんていう行為はエコから遠いわけだ。