学研の付録つき雑誌「大人の科学」の最新号(VOL30)の特集は「鬼才テオ・ヤンセンの世界」。昨年、VOL29の次回予告のページを見て、「付録がストランドビーストとあっては、即買いするしかない」と決めていた。
ストランドビースト(STRANDBEEST)とは、テオ・ヤンセン氏が生み出した風をエネルギーにして動く人工の「生物」。CMでも使われたことがあるので知っている人も多いかもしれないが、知らない人は「テオ・ヤンセン」で検索してみてほしい。ストランドビーストの動画を見れば目が釘付けになることうけあいだ。
さて、付録はそのストランドビーストの構造を踏襲した「ミニビースト」。プラモデルのように自分で組み立てるようになっている。雑誌発売日に即買いしたものの、この週末に組み立てた。
小さな風車で風を受けて、12本の足が不思議な動きをする。本物のストランドビーストから見たら豆粒のような存在で、そこがまたかわいい。横歩きするので「カーニー」という名前をつけた。
いろいろ遊んでいるうちに面白いことに気が付いた。まああたりまえといえばあたりまえなのだが、「位置エネルギーも動力になる」ということ。すなわち、斜面に置くと、足を動かして降りていく。風車を回しながら…。この場合、風は抵抗力として働くのでゆっくりと動く。うちわであおいで動かすより、じっくりと動きを観察できて楽しい。
私のようにSF少年だった人にはオススメの一品です。