忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

今年最後に除菌したい話

2021年12月31日 | 忘憂之物


中国共産党が大好きな静岡県知事。過日の補欠選挙にて浜松出身の候補者を応援する際、元御殿場市長の候補を揶揄するのに御殿場を馬鹿にして、御殿場だけではなく、浜松市民を含む静岡県民からも嫌われた。

静岡県政史上初となる辞職勧告決議も出されて、なんとも可決された。いわゆる「コシヒカリ発言」だが、その後に応援していた候補の不倫がバレたりもした。でも辞めないそうだ。前総理に「教養のレベルが露見された」とか悪口を言って教養のレベルを疑われたりもしたが、県民は恥ずかしいから早く辞めろと思っている。次はもうないだろう。御殿場ビールも飲むな。

ともかく、吉村大阪府知事が「東大阪はラグビーしかない。ラグビー最中だけで名物もない」と言ったようなものか。ま、東大阪出身の私からすれば、とくに反論もないが、この辞職勧告決議に反対したのが共産党ひとり、あとは「ふじのくに県民クラブ」とやらの17名だけだった。なにをしているクラブかといえば、先ずはリニア反対。女性と若者の応援、多文化共生、あとはSDGsになる。類は友をナントカ、ろくなもんじゃないとわかる。

この中国共産党ずぶずぶの県知事もそうだが、最近、いわゆる「親中派」と呼ばれる政治家が露骨になってきた。マスコミは以前からだが、自民党内の幹部議員も、幹事長をはじめ堂々としたものだ。つまり、活発化している。

そもそも、だ。リビングでお菓子食べながらテレビ見ている視聴者じゃないんだから、普通、政治家先生なら、いまの中国共産党がやっていることをみれば、好きか嫌いかではなく、これはもう警戒すべきであり、注視すべきであり、対処すべきだと考えるはずだ。例えば「対中非難決議」をしない、というのも思想信条の問題でもなく、外交対策の差異でもなく、つまるところ「日本の政治家として普通じゃない」と判断するほかない。異常事態だ。



往々にして「わかり切ったこと」を知らないふりをするとき、そこには動機がある。白を切る、みたいなことだが、まさか、本当に知らないんじゃ・・・と心配になるのもいるが、明確な犯意に基づく確信犯もいる。

例えばいま、テレビでオミクロン株がどうした、とまだやる。当たり障りのない「警戒は怠らないように」「感染拡大の兆しがあれば断固とした手段を」とやる。とりあえず、ラグビー最中と同じで文句もないが、要するにコロナのバカ騒ぎが落ち着いてもらったら困る連中がいる。何人か顔も浮かぶ。


また、最近言われるのは「なぜ日本では被害が少ないのか」。

100年前のスペイン風邪も日本での感染者は2400万人。死者は38万人。全世界では1億人以上が死んだとされるが、なぜ日本人は「被害が少ないのか」。

ペストの大流行。1899年に日本に流入してから2905名が感染。死んだのは2420名。恐るべき致死率だが、ヨーロッパでは全人口の三分の一が死んでいる。なぜ日本人の「被害は少ないのか」。

また、地震や台風などの自然災害もそう。もちろん、憲法9条で禁止でもしない限り、発生するのは止められない。それでも他国と比せば被害を抑えて復興も早い、と評して問題ないと思われるが、本当はみんな「なぜ日本は被害が少ないのか」は、なんとなくわかっている。

また逆も然り。「なぜ被害が大きいのか」や「なぜ繰り返すのか」もそう。

例えば中国。天災や人災が起こると対外戦争や廃絶運動をやるのもパターンだ。1900年、義和団事件があると清朝政府は日米英仏露伊などに宣戦布告した。中越戦争の3年前には唐山大地震だった。天安門事件が下火になったら日本廃絶運動、反日ブームがあった。これからも繰り返すはずだ。

病気もそう。古代中国から疫病発祥の地だ。殷周時代の甲骨文から「大疫」の記録は残る。水害のあとには疫病が蔓延し、旱魃のあとには飢饉がある。無限ループだ。ペストも最初の大流行は南宋王朝。チンギスハーンの孫、モンケハーンもそこでペストで死んだ。そこからペストはモンゴル軍と一緒に西に行き、北アルプスを北上してヨーロッパに広まった。アメリカに広まったのもチャイナタウンからだった。香港から船でアメリカ大陸に運ばれて、そこからカナダにもメキシコにも広がった。「香港インフルエンザ」では全世界で150万人死んだが、SARSや鳥インフルエンザも撒き散らした。改革解放からずいぶん過ぎて、今回の武漢コロナが世界中に広まった。

そして「なぜ中国で疫病が蔓延するのか」がわからない人はいるか。


理由は簡単だろう。汚いから、だ。

不衛生だからである。これは悪口でもなんでもない。言い難いから言わないだけで、本当はみんな知っていることである。衛生観念が低いから感染症になる。衛生モラルが守られないから広がる。

「文化の違い」もよろしいが、しかしながら、例えば「童子蛋」などの「食文化」は受け入れがたいのも私の多様性における権利だ。止めはしないが喰えと言われる覚えはない。それより日本のジェンダー推進の人らは、この「童子蛋」、思春期前の男児(10歳未満がよろしい)の尿に限るに文句はないか。なぜ女児じゃダメなんだと、差別じゃないかと声を上げてほしい。


日本の政界などに広がる「親中派」もそう。本当のところ、その理由もわかっている。金か名誉か権力か女か、それとも脅されているのか、単に阿呆なのか。習近平を「先生」と呼ぶ輩が首長になっていないか。現在進行形の大虐殺、人権蹂躙に「タイミングが」とか「国益に照らして」とか言うのを党の要職、それも総理大臣なんかにしていないか。ちゃんと手と顔を洗って見れば、病原菌がどこにいて、どのように広がるのかわかる。来年こそ除菌したい。

良い年を。




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