おやすみ、さんじ

先ほど、さんじが死にました。
最期は、安らかにとはいえませんでした。
何度も身体をこわばらせ、苦しそうに息をして・・・
少しでも、さんじが落ち着けばと、
名前を呼びながら、頭をなでて身体をなでている間に、
そっと息を引き取っていました。

腎不全の末期で、死ぬのはわかっていたのに、
わかっていたつもりなのに・・・。

さんじの体は、すぐに硬くなってしまいました。
さっきまで、そこに魂があったはずなのに。
さっきまで、その目が私を見てたのに。


まだ７歳くらいでした。
野良猫じゃなかったら、もっと長生きできる歳でした。

朝になったら、自宅の夾竹桃の花の下に、埋めてあげるつもりです。
さんじの事は、本当に沢山の方が、気にかけてくださいました。
ありがとうございました。
本当に心から、ありがとうございました。
本当なら、さんじは公園の藪の中で、ひっそりと
人知れず死んだと思います。
でも、いろんな方が気にかけてくれる中、死ねました。
幸せな野良猫だったと思います。
本当にありがとうございました。