ねこ☆にゃらーず

猫と暮らしながら感じること、動物ボランティアの日々のつぶやき

ねこマンガ作成中♪

子猫、預かりさん宅へ行く♪

2009-09-15 13:45:10 | ボランティア活動
殺されかけた子猫3匹ですが、
預かりをしてくれることになった、コミケさん宅に
昨夜、お願いしてきました

で、実は昨日、子猫を処分しようとした近所の人から、
Nさんに、「パンダ柄の子は、返して」と、電話が来ました~
パンダ柄の子は、目の具合も悪くないし、そんな殺す気もなかった。
母猫が、パンダ柄を探しているから返して云々・・・

しかし不思議なのは、この近所の人、「パンダ、パンダ、パンダ・・・」
会話の中で、他の子猫たちがどうなったのか、一切聞いてこないんですよ
他の子猫の具合とか、どうなったのかは、もう頭の中にない。
存在が、消え去られてるんです
たぶん、子猫がいなくて寂しくなったんでしょう・・・
でも、世話はしたくないから、比較的健康そうなパンダが欲しい・・・

返さないよ~~~~
だって、また返したら、ガレージで車で轢かれてしまう


見てください劇的ビフォーアフター(笑)
保護した日の黒い子猫

目が、目やにと涙でぐちょぐちょ。
固まった目やにがこびりついて、目が開かない状態でした

昨日の子猫

病院で、インターフェロン打ってもらって、
点眼、風邪薬、コクシジウムの薬の投与で、元気モリモリ
朝は、あっつあつの蒸しタオルを作って、ゆっくり優しく、
身体も拭いて、目やにもふやかして取ってあげたら、
こんなに可愛くなりました
ほんの少しの手間で、元気になった命。


そこへ、近所の人に続いて、例の自称ボラから電話が・・・
「ちゃんと安楽死させたの?」

も~Nさんも、私も絶句 はぁ~~~~
だ~か~ら~、クラミジアは猫風邪みたいに、
保護猫にはよくあることで、殺す必要なんか無いのよ~
人間の風邪の人に、
「未来がないから、安楽死したほうが言い」と言ってるようなもの。

こんな自称ボラの言葉を、ネットで彼の実像を知らない人たちが
コロッと信じて、生きられる子猫を殺してしまったら・・・
すごく怖い

まあ、獣医さんも、クラミジアくらいで安楽死させる人は、
いません。当たり前~

コミケさん、子猫たちのお世話、よろしくお願いします。
さんじじいの為に、「水素水」というのを差し入れていただきました
とても身体に良いのだそうです。ありがとうございます
そして、大事なラジコンの大きなヘリコプターを、
「子猫や、さんじじいのために、お金がいるでしょう。
これを売ってください。」と、申し出てくれた、ぶるさん・・・。
フリマで高価なものは、安く買い叩かれてしまうので、
「ブルさんが大事にしている、高価なそのラジコンは、いただけません。」
と、お断りしたのですが、
「安く売られる事は、百も承知で言ってるんですよ。気にしないで!」
と、言って頂いて・・・

ひどい人たちがいる反面、こんなにも猫のことを思ってくれる人たちがいる。
もう、悲しいのと、うれしいのがごっちゃになってます

みなさまへ、
引き続き、猫の預かりさんは募集中です。お願いします
あと、生意気を言うようですが、このブログでは、
地域猫やそのほかの活動に対して、支援(募金)のお願いは行っておりません
でも、地域の、地元の方たちが、このブログを見て、
問題意識を持ってくれたり、猫の問題を広めてくれたり、
または、協力してくださるのは本当にありがたいです
今後も、見守っていただければと思います。
最近、毒ばっかり吐いているので、感じ悪いかもしれないんですが、
すみません

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子猫の預かりさん、急募!

2009-09-14 15:05:02 | ボランティア活動
子猫の預かりさん、急募!

子猫を保護した経緯子猫が来たど~!(汗)」
ただいま、子猫たちに点眼する為に、職場の昼休みに自宅に帰ったところです(職場近い
なので、時間ないので

今朝、公園の地域猫(チビ黒)の預かりさんをしてくれている、
コミケさんが、3匹預かってもいいといってくれて、
今夜、Nさんと私で、預けに行く予定なのですが、
コミケさんの家は、先住猫が1匹。更に、私たちが預けている地域猫1匹。
で、目薬やら、スポイトで水薬やらあげないといけない子猫が、
3匹来ちゃうわけですよ~~~~

今回、またまた、他の預かりをしてくれている
ぶるさんとshinoさんが、支援や、最悪の場合、
預かりしてもいいといってきてくれているのですが、
もうこれ以上、身内の、すでにお世話になっている人たちに
負担はかけたくないのが本音です申し訳ない・・・。
保護した者の責任なので、それをお願いするのは申し訳ないのですが、
どなたか、1匹で構いません

一時的に子猫の具合が回復するまで、預かっていただけないでしょうか
必要なものは、すべてこちらで負担します。
体力的に、Nさんも私も、かなり限界です
ホントに申し訳ないのですが、誰かお願いします

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子猫が来たど~(汗)

2009-09-12 23:21:33 | ボランティア活動
突然ですが、子猫の世話をNさんとすることになりました

この子達は、公園の子ではなくて、
Nさんの会社の、近所の家が飼ってる猫なのです。
がーーーーーーーーーーーーーーーーっうがーー

近所の人、「子猫が見たいわ、堕胎は可哀想よ」といって、
母猫に子猫を産ませたんです。
そこまでは、よくある話。
里親をちゃんと探してくれればいいな~と、Nさんも私も思っていました。

子猫は8匹生まれ、1匹は産後すぐに死亡。
子猫たちは次々に、クラミジア(目の感染症・・・治療すれば治る)になり、
さらに、信じられない事に自宅ガレージ内で猫たちを飼っていた為、
自宅の車で次々に子猫を轢く・・・

普通、最初に轢いてしまった時点で、ここで猫を飼っていてはいけないとか、
注意しないといけないと、考えないかい
3匹は車で轢き即死、もう一匹も車で下半身を轢かれ、
下半身不随になったその子と、クラミジアの子達を
もう里親も見つからないだろうし、面倒も見れないからと、
動物病院に「安楽死させてください。」と頼みにいく
が、先生断ったよっしゃ~~

と~こ~ろ~が~、安楽死を断られると、
保健所に連絡。保健所に子猫をひきとってくれるように頼んだ~~
保健所は15日に引き取りに来るという

Nさんが、「クラミジアは治りますよ」と言っても、
もう面倒を見ることを拒否、
その人の隣人が、子猫たちにご飯をあげようとすると、
「あげなくていいわよ。どうせ、死ぬんだから。」

バカヤローーーーーーーーーーーーー
ふざけんな自分の都合で子猫を産ませておいて、
具合が悪くなったら、殺すんですか?
妊娠した母猫に、「堕胎はかわいそうよ」と言ったのは、
どの口じゃーーーーーーーーーかーーーーーぺっ


子猫が可愛くなくなったら、捨てるんだね。
何のために、この子達は生まれてきたの?

Nさんが今日、子猫を預かりました。
それで今日、Nさんがshinoさんと公園猫の手術に行ったとき、
子猫も診察してもらって、点滴もしてもらったけど、
下半身付随の子は死にました。


仕事が終わって、猫倉庫に駆けつけて、子猫の死体を前に、
Nさんと、泣きました。
私は、いつも泣くまいと思っている。
泣いてる暇はない。ホントに泣きたいのは、苦しんでる動物たちだから。
泣いてる暇があったら、身体を動かせ!何かしろ!と思ってる。
でも、勝手に泣けてきてしまい、我慢していたNさんも泣いてしまった。

残った3匹の子達は、クラミジアで目がしょぼしょぼ
更に検便の結果、コクシジウム(寄生虫)が出ました
クラミジアもコクシジウムも、感染性の病気ですが、
ちょっと手間はかかるけど、ちゃんと治ります。

確かに、手間はかかるけど、
殺してしまわないと、いけないような病気じゃないよ~
わたしゃ、もっとひどい状態の子達見てきたけど、
ちゃんと元気になったよ~~~

Nさんに、自称ボランティアが
「そういう未来のない子を救うより、保健所に行って、
もらわれそうな健康な子を引き出してきて、
里親を探してあげるほうが、よっぽどいいだろう。」と言ってきた。

ふざけんな知ったかぶりの自称ボラめが
だ~か~ら~、クラミジアは治るんだよ~~~
勝手に猫の未来を決め付けるな
・・・その自称ボラは、現場の活動を何も知らないのに、
(愛護センターからは、引き出し拒否されてるような人物です)
インターネットの世界では、自分で自分を大御所ボランティアだと吹聴している。
ネットの世界では、現実の相手が見えないから、
ボラの経験がない人や浅い人は、みんな彼の言う事を鵜呑みにしているけど、
みなさん、あまり何でもかんでも、人の意見を鵜呑みにするのはやめましょう。
特に、ネットの世界では。
地元で彼を知る人は分かってるから、相手にしないけど

ということで、子猫の世話をする事になったのですが、
正直いって、もうすでにいっぱいいっぱいな私たちなので、
一時預かりさん大募集
もし、一匹くらいなら預かっても良いという方がいたら、
3週間から1ヵ月ほど、お願いしたいのです
その間にかかる費用は、こちらで負担いたします。

愛媛県松山市、北条、伊予郡砥部町、松前町、東温市の方、
1匹でも構いません。
ただ、先住猫がいる場合は、隔離して飼える状態の方。
よろしくお願いします
コメントかメッセージで、ご連絡ください

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地域猫、牢名主と新入りたち

2009-09-12 10:30:45 | 地域猫、始めます!
牢名主(さんじじい):「なんじゃ、急に騒がしくなったのう。」

牢名主、最近元気。なぜだか、可愛く見えるこの頃。
私、目が悪くなったのか?


9月11日(金)夜に、Nさんと2人で捕獲しました~
猫倉庫の新入りたち。

サビ子?サビーヌ?

ミケ子。最近女子が多い理由は、すみません、マンガでご報告します


性別不明どっちかわからんクロ

先月、取り逃したびびりの白。

みんな、今日の午後手術です。(牢名主は留守番
さっき猫袋に入れて、キャリーバックに入れ出発準備万端
私はこれから仕事行きますので、手術はNさんとshinoさんで行きます。
みんな、いってっらっしゃ~い

コメント、みなさん、ありがとうございます
ものすごくうれしかったです
夜、ちゃんとお返事させていただきます
ありがとうございます

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多頭飼育崩壊のこと(2)

2009-09-11 01:46:43 | ボランティア活動
多頭飼育崩壊のこと(1)のつづきです。
掃除中、犬に噛まれた私が、病院に行った後の現場・・・

私がいなくなった後、「犬が人を噛んでしまった!」
という事で、保健所の人たちは慌てていました。
保健所の人たちは、老婆に
「おばあさん、大変なことになったよ。わかってる?
あんたの犬が、人を噛んじゃったんだよ。謝らないといけないよ。
もし、あの人が、あんたと噛んだ犬の事を訴えたら、
犬は、犬たちは処分されるかもしれないよ。
あの人が訴えたら、あんたの犬は処分されるんだよ。」

保健所の人たちは、私が訴えたら、
老婆の犬が処分されてしまうかもしれない・・・と、
事実ですが、ショックを与える事で、
老婆が少なからず罪の意識を感じ、悪いと思い、
これを機に、犬たちに対する態度を、改善するようになることを
期待したんだと思います。

ところが、老婆から出たのは、次の言葉でした。
「なんで謝らなきゃならないの?私は悪いなんて思ってないよ。
訴える?犬が処分される?訴えればいい。
犬が処分されても、私は構わない。」

処分されても構わない。犬が処分されても構わない・・・
おばあさん、あなたにとって、犬ってなんなの?
本気じゃないよね?強がりだよね?
どうして犬を飼ってるの?


たぶん老婆は、私が訴えないと踏んでいたんだと思います。
現に、私は訴えませんでした。
そして、老婆から、謝罪の言葉はありませんでした。

私は、自分が納得してやってる事だから、
それが汚れ仕事でも(犬の糞尿にまみれようと)、
犬に噛まれても(犬は噛むもんだと思ってる)、
それはいい。それは苦じゃない。
でも、この老婆の言葉には、もうどうしていいのか、わからなくなった。
どんなに自分を殺して、どんなに訴えかけても、
老婆は何も理解しない。老婆と私たちは、延々、平行線のまま。
ずっとずっと、犬たちの里親探しをさせて欲しいと言ってきた事、
せめて子犬だけでもと訴えた事。(老婆は里親探しを許さなかった)
避妊去勢手術の事・・・。

老婆も、何十頭もの犬の世話が、自分ひとりではできない事はわかってる。
なのに、ボランティアをもてあそぶ様に、クルクルと言動を変え、
里親探しも許さず、避妊去勢手術も消極的。
どうしたいの?犬もろともに滅びたいの?
そして、何も出来ない自分。
この状況を前にして、『所有権』て言葉になにも出来ないボランティア。
行き詰まりました。私は完全に行き詰まりました。

現場には、犬が大好きなボランティアが沢山いました。
でも、みんな次々と現場を去っていきました。
「僕は犬が好きだし、ここの仕事が辛いわけじゃない。
続けるのが、犬のためだとわかってる。でも、
でも、今の活動は犬のためじゃなく、
あの老婆のためにやってるみたいだ。
あの老婆のために何かするのは嫌なんだ。」

ボランティアが抜けていく中、ある先輩ボラが私に
「みんな声をかけても手伝ってくれないのよ。
日頃、犬が好きなんて言ってるのに、この程度の気持ちなのね・・・」
と、ボソッと言った。

そうじゃない。私は、そうじゃないと思う。

私は辞めて行くボラの気持ちが、痛いほどわかりました。
犬が好きだから、好きな気持ちが強いほど、このどうにもならない、
どうする事もできない状況に、耐えられなくなってしまうんだと。
犬を救う方法は、老婆を説得し、懐柔する事。
でも、老婆の態度は、だんだんボランティアを都合のいい召使、
話し相手かのように思っていて、犬がいる限りは、この人たちは
私を構ってくれる・・・そんな気配がしました。
彼女は、孤独な人でした。
でも、だからといって、犬が犠牲になっていいわけじゃない。

犬を救いたい、犬が大好きだ。という人ほど、辛かったと思います。
理想に燃える新しいボランティアさんほど、
理想と現実の板ばさみになり、老婆を深く憎み、
そして、ボランティアってなんなんだ!と思ったと思います。

ほどなく、私も現場を去りました。
あれから6年くらい経ちますが、今も先輩ボラさんたちが、
あの老婆の元に通っています。
依然として、老婆は里親探しを認めていないようで、
時々、盗むようにして子犬を抱えて、
先輩ボラが老婆のところからやって来ます。
「あの時よりは、犬の数も減ったのよ(笑)」と笑って。

多頭飼育崩壊には、様々なケースがあります。
飼い主の対応が、協力的であるかないか。
しかし、犬や猫を自分のエゴで増やしに増やした人に、
一般的な常識を持ち合わせた人はなく、
たぶん、どこのボランティアさんも宇宙人を相手にしているような、
(言葉が通じない)そんなご苦労をされていると思います。

そして、多頭飼育崩壊は、珍しい事ではないんです。
インターネットやニュースで報道されないけど、
全国で大なり小なり、起こっています。
あなたの街の、もしかしたら近所のマンションの一室で、
起こっているかもしれません。

そして、多頭崩壊は、終わるまでにとても時間がかかります。
インターネットなどで話題になり、飼い主了承後、
急速に里親探しが進むケースがありますが、
ブリーダー崩壊や、純血種なんちゃらでないと、
雑種の場合は、他の里親探しの犬・猫同様、時間がかかります。
何年もかかると、私は思います。

多頭崩壊が起きた直後は、支援も集まるし、一時的にボランティアも来ます。
でも、長い活動のスパンの中で、いったい何人の人が
その活動を最期まで、見守っていけるでしょうか?
続けていけるでしょうか?

ボランティアの仕事は、実際はドラマのようではなく、
単調で、事務仕事もし、力仕事で、人とのやり取りに苦労する。
動物との感動ドラマなんかじゃないです。
悔しくて、泣きたくなる事の方が多い。
でも、必要なのは、そんな現場のボランティアです。
そして、一瞬の高揚で応援するだけでなく、長く、最期まで
そういうボランティアたちを、支援の人は支えてあげて欲しいのです。

巷にあふれ続ける多頭飼育崩壊、捨て犬や猫、動物虐待・・・
世間は空前のペットブームだと言うけれど・・・
疲れた。疲れてきました。・・・って、いかんいかん、ドリンク飲んで
がんばらにゃーーーーー

こんな風に、考えてるボラもいますが、
すべてのボラさんが、同じ考えではないです。
なので、決して私の意見を押し付けるものではありません。
ぜひ、ボラやって、自分なりの考えを探してください

岐阜県で、猫の多頭飼育崩壊がありました
現場のボランティアが必要です。
1時間でもお時間があれば、お手伝いしてあげて欲しいのです
岐阜県の方、お近くの方いらっしゃいましたらお願いします。
現場ボラは、なかなか集まらないんです。または、続かない。
なので1時間でも、誰かがボランティアで、猫の世話を代わってくれると、
常勤ボラが休めますし、したかったけど出来なかった他のことが出来るんです。
よろしくお願いします

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多頭飼育崩壊のこと(1)

2009-09-10 13:06:19 | ボランティア活動
「多頭飼育崩壊」って、なんじゃろ?

動物ボランティアの方であれば、この言葉を聞くとげんなりするでしょう。
多頭飼育崩壊とは、ある飼い主が犬・猫を無計画に集めて飼ったり、
避妊去勢手術をせず飼い始め、その結果、
とうとう何十匹にもなって、飼い主の手に負えなくなり、
どうにもならなくなった状況です。
その多くの場合、その犬や猫たちは劣悪な環境
(例:マンションの一室にすし詰め状態)にいます。
飼い主はたいてい一人なので、エサやトイレも放置気味になり、
現場は恐ろしい様になります。

私は以前、犬の多頭飼育崩壊現場にボランティアで入った事があります。

現場は、山の中の一軒家。
飼い主は80歳くらいの老婆。
その家は湿地帯のど真ん中にあり、何十頭という犬たちが
家の周りに転々と鎖でつながれているのですが、
足場は、犬たちの糞尿でドロドロ。元々、湿地帯なので、乾燥もしない。
さらに、老婆の生活ゴミが散乱し、(彼女はゴミが捨てられない人でした。)
ぬかるんだ糞尿の中に、彼女の捨てたプラスチック容器や紙ごみなどが一緒になっていました。

多頭飼育崩壊の場合、きっかけとして、
飼い主から「何とかして欲しい」と、言ってきて現状が露見する場合と、
ボランティアが、おかしいぞと思って介入する場合があります。

私の場合は後者でした。
飼い主の老婆は、ボランティアの介入を喜ばず、拒否しました。

老婆:「私は好きで飼ってるんだから。みんな私の犬なの。
なんで手術しないといけないの?手術なんて絶対いや!増えてもいいのよ。」
ボラ:「おばあさん、ね、この犬たち、どんどん子犬産んで増えてるよね?
この子達、全部の世話はひとりで見れないよね。大変だよね。
それに、おばあさんがもし、死んでしまったら、残された犬たちどうするの?
何十匹もいるんだよ。ね、先のことも犬のために考えてあげようよ。」
老婆:「死んだら、先のことは知らん。犬の事も知らん。」

保健所の人も参加して、老婆への説得が始まりました。
でも、どんなに説得、話しても通じないんです。
彼女は、今の状況で満足しており、なぜボラや保健所がヤイヤイ言うのか、
彼女には、わかりませんでした。明らかに、彼女にとっては迷惑でした。

長い期間の話し合いの後、ようやく手術を受け入れました・・・が、
保健所の人と老婆の家に、今日は手術だからと犬を迎えに行っても、
老婆が「やっぱりイヤ!犬は渡さない。手術なんてしない」と言い出し、
何時間もダラダラと話し合い、手術に連れ出せないで終わる事も、度々ありました。

それと平行して、老婆の家の周りの掃除・犬の世話が延々と行われました。

ここまで読んだ人の中には、
『そんな飼い主はおかしい!行政やボランティアが強制的に何とかできないのか?』
と、思われたと思います。

これは動物ボランティア、特に現場にいる人間が何度も味わう悔しさなのですが、
どんなにヒドイ飼い主でも、その人から強制的に犬や猫を取り上げる事はできません。
『所有権』が、どんなにヒドイ飼い主にもあるからです。
法的に犬たちは彼女のもので、生かすも殺すも彼女しだい。

ある日、犬小屋の周りを掃除中、私は犬に噛まれました。
掃除中、「あ、ちょっと犬と距離が近いかな・・・」と思ったときには、噛まれてました。
犬は大型犬でしたが、侵入者(私)におびえて噛んだんです。
これは仕方のない事なので、犬は悪くないです。

その場にいた保健所の人たちが、かなり慌てて、
「すぐ病院行ってください。ここの犬たちは、狂犬病ワクチンも何も打ってないし、
何よりこの汚いところにいるから、すぐ破傷風の処置をしてもらってください!」
しかし、現場は山の中だったので、ふもとの町の病院では、処置を断られ、
町の医者を転々回されて、その日はもう現場に戻れませんでした。

(2)へ続きます。

岐阜県で、猫の多頭飼育崩壊がありました
現場のボランティアが必要です。
1時間でもお時間があれば、お手伝いしてあげて欲しいのです
岐阜県の方、お近くの方いらっしゃいましたらお願いします。
現場ボラは、なかなか集まらないんです。または、続かない。
なので1時間でも、誰かがボランティアで、猫の世話を代わってくれると、
常勤ボラが休めますし、したかったけど出来なかった他のことが出来るんです。
よろしくお願いします

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さんじじい

2009-09-09 10:36:40 | 地域猫、始めます!
今、猫倉庫に公園猫「さんじ」じいさんがいる。

口内炎がひどく、さらに腎不全(末期らしい)で、
身体はガリガリ、骨に皮がついてるみたい。

「さんじじい」は、餌やり歴10年の(人間の)じいちゃんが言うには、
「こいつは、一番の古株じゃな。7~10歳かのう・・・」

野良猫の寿命は短い。
外の厳しい世界で、車に轢かれたり、
病気になっても、助けてくれる人はいない。
いつも空腹。エサも必ず手に入るとは、限らない。
雨の日は、半分雨に濡れながら、軒下に身を隠す。

家猫だったら、暖かく安全な寝床とご飯があって、
病気のときは、病院に連れて行ってくれる飼い主がいる。
7~10歳は、老年に差し掛かったとはいえ、家猫はまだまだ元気な歳。


外の世界の野良猫は、たぶん3~5年が寿命。
さんじじいは、すごい長生きだ。
たくましく、生き抜いてきたんだと思う。

普通なら、具合の悪い猫は、物陰の安全と思うところに隠れて、
身体を回復させる為にじっとしている。
隠れた猫は、場合によっては、そのまま死んでしまう。
死期が近い(体力が落ちてる)なら、そうするのに、
逆にさんじじいは、出てきた。滅多に姿を現さない猫なのに!

Nさんに、もうものも食べれない身体で、一生懸命そばにより、じっとしていた。
Nさんも、「もうさんじじいは死ぬな。何処かに姿を消してしまうんだろうな・・・」と
思った。
でも、さんじじいは死にそうな身体で、Nさんに何日も、ただ寄り添いに来た。



Nさんは、「もう、こんなに寄り付かれたら、しょうがないじゃない。(苦笑)」
「病院からもらった缶詰、1っこ420円だよ。病院代やらバカ高いし、も~さんじじい、勘弁してよね~あ~あ」
「も~さんじじい、早く死んで~」
と、ギョッとするような恐ろしい事もいうけど、ブツブツ言ってる割には、せっせと世話をしている(笑)
病状が悪化した場合は、家族が反対しているけど、Nさんが自宅で面倒を見ることに決めていました。

さんじじいは、わかっていたんだと思う。
こいつなら、きっと助けてくれるだろう。
死ぬとしても、きっと、暖かく看取ってくれるだろうって。

ちょっと、バタバタして、お返事遅れてます

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