昭和建築学会


昭和の建築物や路上にあるオブジェなどを中心にご紹介します。

昭和建築学会 第15回 小ネタ集

2013年12月10日 | 建築

1.無用庇ではなく極端に大きすぎる庇

 

また、存在だけを主張するオブジェを見つけた。

しかし、日常の役には立っているから、

トマソンではない。

 

 

 

 

大庇の正体は、

元看板。

 

この家は、桜井のババアの家で、

その昔、食料品や雑貨をかつて売っていた。

 

大庇は、

バルコニーの一部ですらなく、

庇にすれば大きすぎる。

 

電灯も備わっていて、

パラボラアンテナがちょこんと顔を見せているのがかわいい。

 

桜井のババアよ、

昔のことだ、水に流してやる。

 

 

2.無用門+1

 

 

この無用門には、住人の几帳面さをうかがえる。

 

木板で3カ所を固定してあり、

さらに伸び縮みする扉(というのか?)を閉ざし、

針金で補強してある。

 

 

 

一見すると、

戸に棒が立てかけてあるように見えるのだが、

これが無用門。

 

棒の右端が宙に浮いている(?)のがおわかりだろうか? 

棒の両端を釘で扉に打ちつけてあるのである。

 

硝子も柄が統一されていなく、

この貧乏さ、なかなかの美しさを放っている。

 

 

 

 

これは無用門ではない。

わたしがしばしば取り上げる「無用看板」である。

ここは酒屋さんなのだが、

広告主が見つからないのだろうか、

ずっと白塗りのままである。

無用庇や夜間用のライトまでぴかぴかになってついているというのに、

泣かせる物件である。

 

関係ないのであるが、

わたしは若いころ教員をしていた。(教科は数学)。

チョークの粉を浴びるのが嫌いで、白衣を着て授業をしていた。

白衣の背中部分30㎝×30㎝をどこか大手塾・予備校が買ってくれないかなと、まじめに職員室で言っていたら、周囲の同僚にすっごくバカにされた。

 

3.柵

先ずは写真4枚をご覧いただきたい。

 

        

 

空き地を立派なフェンスで囲っているのであるが、

ここまでする必要があるのだろうか?

 

無断駐車防止なら、

ブロック何個かですむ話である。

 

子どもが入ってきて騒ぐということもない。

彼方に児童公園があり、子どもがキャッチボールをしていた。

 

整地をし、月極駐車場とすれば、

土地の税金代を捻出できる。

 

うちはビンボーじゃないもんね、

とでもいいたいのだろうか?

 

とにかく、ただの空き地にしてみれば、

かなり過保護に保護されているのだ。

 

草は刈った方がいいと思うよ。

 

4.バカフリー

 

 

 

 

新しくできた道路と歩道なのだが、

交差点でこんなに広く歩道のスペースをとる必要があるのだろうか?

それに、世界では日本と台湾にしかないと言われている点字ブロックが、煩雑すぎる。

 

点字ブロックに関しては一言、

言いたいことがある。

ドットじゃなく〓の形になっているほうのブロックで、

わたしは自転車でスリップしてしまい、

その日、買ったばかり¥3990のユニクロのジーンズを一瞬にして引き裂かれてしまったのである。

 

あわや、わたし自身が障がい者になるところだった。

この道を自転車で走るときは、

車道を走ることにしている。

 

 

 



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