学校の夜間警備が縮小されています。 十代の大冒険 その⑨ 浜田から鳥取砂丘まで270キロ

　写真は中之島メーデー

経費節減で小、中学校の夜間警備が縮小され、市の施設も同様となっています。市役所の総務部、教育委員会にこの問題で事情を聞き、経過を説明する通知文書を入手しました。具体的な問題が出てくるのか、見守っていきたいと思います。

【今日の動き】「お元気ですか」の印刷と発送。明日の議会報告会などの準備。ホームページのトップの写真など、とりあえずの更新作業。

十代の大冒険　その⑨　浜田から鳥取砂丘まで270キロ

なんとか明日は茨木に着きたい。そのためには今日一日で距離を延ばさなければならない。

敬川を経て江津までの１７㌔は極めて快調。朝のひんやりとした大気が初秋を感じさせる。温泉津町を過ぎ仁摩町馬路でチェーンが外れるトラブル。何となく不安がもたげてくる。スリップ防止を狙って道路の形状に変化をつけた個所があったが、トラブルのせいか私には迷惑にしか思えなかった。

ところが何の心配もなかった。道路は平坦になり、スピードも増していった。前を走るサイクリストは抜くと決め、次から次へと追い越す。ところがだいぶ差をつけたはずが、すぐ後ろにいてびっくり、さらにスピードアップする。負けず嫌いなのである。

太田市は９号線からだいぶ右に入り込むために市街地に入ることはなかった。太田から出雲市にかけては追い風に助けられる。高知に入る前に感じたあの時と同じ追い風、この風で明日は茨木にたどり着ける、そんな確信が芽生えてきた。

田儀、小田、神西湖を過ぎて出雲市に入る。出雲神社の案内があったがだいぶ時間がかかりそうなので寄らないで直進する。

宍道町で休憩。子どもたちが野球に興じていたが、遊び場が狭いために、大きい打球はホームランではなくアウトになるルール、なるほどと思う。

安来市の大きなスーパーで缶ジュース、米子で親子どんぶりで元気を補給する。

淀江、名和、赤碕、大栄、北条を通過、ここも極めて軽快にペダルを踏んだ。左は日本海と松林、右にはくっきりと大山も見える。そんなコースが続いた。日本交通の路線バス、観光バスと良くすれ違う。

二十世紀の農園が広がり、直売所も一定距離で連続する。鳥取県を通過している実感が湧く。途中スコールに見舞われる。

東郷湖を過ぎ、青谷町、気高町、湖山池を過ぎる。ここは観光地なのだろう。松林には多くの旅館が立ち並ぶ。千代川を超えて鳥取の市街地に入る。ここにしようかと思ったが砂丘の近くにも宿はあるだろうと先に進むことにした。砂丘の手前に大きな坂、信号が赤になり工事中の年配の女性からいろいろと話しかけられる。

空模様が怪しい。今にも降ってきそうだと思った途端振り出してきた。スコールであっと言う間に滝のように降り注ぐ。足も疲労の極に達し、痛みもかなり出ている。なかなか前にいかない。砂丘に入るころは日が落ちて暗くなる。雨は霧雨に変わったが、身体は冷え込んで限界。民宿を見つけて今日は終わり。

朝からの走りは270㌔になり、これまでの最長距離。しかし足の痛みが心配、今夜中にどれだけ回復できるだろうか。

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