新型インフルエンザに過剰反応 小豆島オリーブマラソンまで中止。

　写真は安威川袖ふれあい駅伝

　庁内を回っていると新型インフルエンザの影響で「小豆島オリーブマラソンが中止になった」と聞かされました。小豆島町は茨木市と姉妹都市で例年多くの茨木市民がこのマラソンに参加されています。今年も市民活動推進課がバスを借り切って準備を進めていました。

　さて大会を楽しみに練習してこられた人の思いはどうなるのでしょう。昨年お会いした連続で参加している最高齢（96歳）のＴさんの顔が浮かびます。

　参加費の返還、それに伴う手数料の負担、また島内のホテル、ユース、民宿なども宿泊費の返還が生じます。パンフレット、ソーメンなどの費用もばかになりません。さんふらわーなど大会のために特別運行を予定していたフェリー会社との関係は、、、、。

　参加者が土産物などに落とす経済効果も無くなります。今回だけかもしれませんが島おこしのイベントが逆効果になってしまったようです。

　大会実施委員会の協議が長引いたとも聞きました。関係者の戸惑いは分からなくもありません。確かに多くの参加者があり、その中に保菌者がいてウイルスをまき散らすことになるかもしれません。

　しかし通常のインフルエンザ並みの弱毒性に過ぎません。少々のリスクは承知で参加する人も多いと思われます。一方中止することでこうむる損失は現実のものです。弱毒性の新型インフルエンザにそこまで振り回されていいものでしょうか。14回も参加してきたものとしては実行委員会に過剰反応すぎるといいたくなります。

　ただでさえフェリーの運航も不便になり疲弊の一途をたどっている島の経済。オリーブマラソンで活況を呈することの意味は都市部とは比較になりません。こんな時だからこそ自粛ではなく、いつものように笑顔いっぱいのオリーブマラソンにしてほしかった。つくづくそう思います。

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