げんせんせいの癒しのページ~こもれび~

心も体も、驚くほど言葉に左右されますよね、良くも悪くも。『自分にご苦労さん』という言葉が癒しのキーワードです(^^)

二人旅パートⅡ~黄金山登山(10)~ending

2005-12-11 14:02:11 | Weblog
時折後ろ向きで下りるような険しい傾斜は、何とか明るいうちに下りることが出来ました
途中の湧き水地点で小休止。陽はかなり落ちてきていたので、湧き水を一口飲んだらすぐに出発。
ここからは、傾斜は緩やかですが平らな道というわけではなく、森の中を進みます。しかもいっそう暗さを増していたので、慎重かつ素早く下りなくてはなりませんでした

17時過ぎ、息を切らしながら暗くなった森を抜け出ると、もう一台しか車が停まっていない駐車場に無事到着

辺りは薄暗い程度でしたが、一気に陽が落ちていく様子だったので、急いで入山名簿に到着時間を記入し、簡単な着替えと一服を済ませて車に乗り込みました

出発時はライトを点灯しなければならないほどの日没状態でした。ギリギリセーフ

暗い林道を下りきって国道に着いたのは17時30分過ぎ。ほぼ満月の明かりが眩しいくらいに輝いておりました…

国道から西(海側)に10分ほど走ったところに《浜益温泉》があり、天然かけ流しの塩化物泉(だったかな…)で、すぐに疲れた体を癒してあげることが出来ました

空いていて、露天風呂は私と息子の貸し切り状態。綺麗な月を眺めながら露天風呂で互いの感想を語り合う…。

《達成感!!》

これがお互いの一致したキーワードでした。ただ、息子はこうも言っておりました。

『細木和子が言っていた言葉を思い出した。「人は皆、人生で三度死の危険を感ずる」って。今日、一回目を味わったかも…』

まぁ、良い経験になったことは確かです

二人旅パートⅡ~黄金山登山(9)~下山

2005-12-06 22:04:08 | Weblog
しばし幻想的な景色に見とれていると、すっかり体が冷え切っていることに気付きました。日が落ちてきて、吹く風だけでなく、気温自体が低くなっていました。

《急いで下りねば!》
速攻で身支度を整えリュックを背負った瞬間、どれだけ汗が冷え切っていたかを痛感させられました

「帰りは旧道を」とも考えましたが、いきなり足下に絶壁が続く狭いところを通らなければならず、暗くなってはリスクが大きいため断念。それでも、四つ足を駆使してよじ登ってき所は、ロープに頼って後ろ向きで下りなければならず、登りとは全く違った大変さでした

途中の開けたところから見上げた西の空は、陽も落ちかけて赤く染まり出しました。

綺麗…、でも急がねば…

二人旅パートⅡ~黄金山登山(8)~頂上にて2

2005-12-05 02:40:52 | Weblog
食事の後半、汗もすっかり引いた頃から風が凄く冷たく感じ始め、気が付けば少し日が落ち始める時間で、空を見渡すといつの間にか雲が西日を遮り出していました。
《下りこそ気が抜けない》
急いで身支度を始め、下山することにしました。私たち二人が最終組なので、何かあったらヤバイ…
でも、身支度を整えながら浜益方面を見ると、雲間から見える西日と輝く海がとても幻想的でした…

二人旅パートⅡ~黄金山登山(7)~頂上にて

2005-12-05 02:26:50 | Weblog
しばし、半ば呆然と景色を眺め、呼吸も落ち着き高所にも慣れてきた頃に、狭い岩場でお互い腰を下ろすスペースを確保し、リュックから弁当を取り出して腹ごしらえ。
何を食べても美味しく感じる至福のひとときでした
途中、ちょっと離れたところに置いてあった荷物をとって欲しいと息子に頼むと、妙な中腰の姿勢で移動…。
『なした?』(北海道弁!)と聞くと、『時間経ったらまた怖くなった』と。
うん、わかる!…私たちは高所恐怖症親子だったのか…
空は抜けるような青空。暑寒別岳が雄大にそびえてる…。時折吹き抜ける風が、妙に強く、突風のように感じ、飛ばされそうな錯覚をおぼえさせられました

二人旅パートⅡ~黄金山登山(6)~頂上へ

2005-12-05 02:05:25 | Weblog
いよいよ最終アタックが近づいてきました。
それまで比較的先導していた私は、息子に先を譲りました。
突然木々が無くなり、距離は短いのですが、垂直と思える岩場が眼前に現れました。
息子はひょいひょいと登って行き、私は慌てて後に続いて、所要2時間を切る好タイム(?)にて無事登頂!
頂上は、高山植物を思わせる小さな草木がまばらに在る程度の岩場です。
先に着いた息子は、その場の狭さや思った以上の絶壁の頂というロケーションに困惑した表情で立っていました。やや中腰で…(^。^;)
二人してそぉ~っと立ちながら辺りを見回すと、山々が若干眼下にありました…。
なかなかの達成感でありました…