こんにちは営業部のホアシです。
今日は暑いですね 今日のビールが確実に美味いです。
さて、先日路線価格が発表されました。
全国でも前年比よりもダウンした数値となりました・・・
21年1月1日時点での価格となりますので、実質ベースではより数値の悪い所もあるでしょう。
しかし、ここで言います路線価格とは商業地・住宅地・工業地などを指します、確かに全般的には下げた数値ですが、下がり幅では商業地・工業地系と比べれば住宅地系は緩やかなものになっています。
理由としては、商業地・工業地系などは投資マネーが大きく影響していますので、リーマンショック以来、海外からの投資やREIT(不動産投資信託)の資金が集まらず不動産流通が活性しなかった事等が考えれます。
では、住宅地では投資マネーはほぼ利用されず、不動産業者からエンドユーザーへや個人所有者からエンドユーザーへの取引が多い為、下がり幅が緩やかになったと思います。
ただ、近年の例でも、景気が回復に入った時点では、商業地・工業地などは敏感に反応するのに対して住宅地系では、遅れて反応致します。これは2年程前の「いざなぎ景気」?なんて呼ばれていた頃、「会社は景気がいいが社員は不況」の状況になるからです。
以前も申し上げた様に、これから不動産の購入を検討される方や売却を検討される方にとっては、路線価格は検討をする材料となりますが、路線価格だけを考慮して結論を出すのではなく、「ご検討者様が必要かどうか」が大事です。