波多です
年末に母の喜寿の祝いをしました。
兄家族と妹家族と私の家族と父母の12人で食事会をしたのです。
母に喜んでもらえるように、食事もちょっと豪華にして。
くす玉等の催し物も用意し、一番小さい孫が割ってスタート。
美大を出た孫が肖像画をプレゼントし、高校でバイオリンを覚えた孫は母の好きな曲を演奏しました。
家族で小規模ながら皆、母への感謝を現したいと思っていたようです。
母はというとやんわり笑ったままでした。
慣れない場所のせいか、ちょっと緊張しているようでした。
料理も重かったのか、そんなに食べていませんでした。
最後に海外留学中の孫からメッセージが届き、兄がそれを読み上げました。
そこには感謝とお祝いの言葉とともに、母のクセが書いてありました。
ホウキでネズミを追い回すばあば。
しんどいくらい布団を重ねて掛けてくれるばあば。
僕たちを腹いっぱいにさせようと、ご飯をギューッと詰めるばあば。
ばあば、いつもありがとう。
皆、あるあると身内ネタに笑ったのですが、母をみると泣いていました。
僕は少しホッとしました。
催しものやプレゼントより、素直な言葉が母には受け取りやすかったのかも知れません。
僕は母に伝えたい。
とても感謝し、愛していることを。
なのに何も言えていない。
兄の次男のように素直な気持ちを伝えるべきだ。分かってくれているかも知れないが、伝えたい。
母が健康なうちに。
波多でした。