題名の通り、今日は呼吸(トランス呼吸法)をやっていくことで、どう僕は神経症克服へのヒントを見つけたかについて書こうかなっと。
呼吸法の取り組み方がわかり、そして身につけることができれば、日常でも神経症克服に大きな効果を発揮してくれます。
トランス呼吸法そのもので、リラックス感を覚え、深い意識の変容状態になり、暗示が浸透することはもちろん重要です。
抑圧を外していくにも、理性から離れた深い感覚の体感が必要ですし、感情的になるための門を開くためにも呼吸法は重要でした。
岩波先生の技術を最大限発揮するためにも、ベースとして呼吸法は絶対欠かせません。
それらを含めて、僕にとって呼吸法は神経症克服の上で重要な役割を得たんだけど、今日書きたいのは「呼吸法を最大限効果的に取り組む思考こそが、神経症克服で必要となる考え方」なのだ。
呼吸法をやると、色んなこと重要なことがわかります。
僕が色んな人の神経症克服プログラムの体験記を読んだ時、みんなこの「思考」に到達していたんじゃないかなって想像してます。
それは僕自身、呼吸法で学んだこと、体験したこと、重要だとわかったことを日常や様々な状況の中で適用できたからこそ、神経症克服に至ったからです。
惰性で生きている人間が、自分自身という大敵に打ち勝つことは不可能だと思ってます。
それぐらい、自分自身に確固とした武器を持たないと、自分に自信を持てません。
その「思考」ってなんだろう?
要約すると「自分に有利不利を判断して頭でっかちで生きるよりも、とにかく『やる!』」というもの。
傷つかないように自分の身を守るために知恵を回す生き方よりも、とにかく飛び込む! 状況判断せず『やり抜く』こと。
そのためには、小利口に小ずるく生きるよりも、先が見えなくてもどうでも目標に向かって一心不乱に努力すること。
ぐだぐだしている暇があたら、やっちゃっていること!
これらは呼吸法をやっていくうちに身についていきました。もちろん岩波先生から教わったことも大きいです。先生が悩まないというのもこの考えが徹底されているからだそうです。
割り切りも良くなるし、スピードもパワーもそれで出る。
何度も言われてきたことが、呼吸法をやっている時「こういうことだったんだ!」と納得できました。
先生が何度も言っていたことを実は僕はわかっていなかった。
けれど、呼吸法で重要な要素(思考回路)である「馬鹿になって、状況判断せず、見返り求めず、結果も気にせず、とにかくその瞬間瞬間に全力を尽くす」ことができるようになってから、わかるようになった。
神経症克服に必要な思考回路を発見し(まあ、前から教えてもらっていたわけだけど……)、それを実践したことで掴めた。
今までの僕は、傷つくことを極端に恐れ、不安を更に自分で不安に増幅させて生きてきた。
不都合な状況を避けるために、いろんな知恵を回し、必死で自分を守って生きてきた。
でも、覚悟とリスクを持てない生き方は、さらに自分を追いつめてしまうもの。
良くなりたい気持が強くても、良くなるための実践行動ができていなかったし、思考も悪化させる思考しかしていなかった。
何かするにもクヨクヨ考えて、グダグダして、必死で動く理由、冒険する理由や決心を見つけようとするんだけど、ますます不安の渦に飲まれていくだけ。
それを続けていたら、一生不安の渦に巻き込まれて、毎日涙と悔しさと焦りの人生になるだけ。
考えても今まで何にも解決なんかできなかったんだから(一時しのぎぐらいはできたかもしれないが、いつか限界が来るもの)、いまさら同じことを考えて、悪いことのコピーばっかりして、最悪なのに何十年後も同じことをグルグルしていたなんてことになっちゃう。
そこで、辛い、苦しい! 助けて! 死にたい!と同じことをやっちゃう。
でも逃れたいから、何かしようとするけれど、また考えて不安を引き寄せ悩み、苦しみ、傷つくことを恐れて、何にもすることができず、ついには何のための人生だったのか絶望に陥る。
どこかでグルグルと落ちていった自分を変えないと、上述のような地獄になることに僕は気づけました。
それを岩波先生のトランス呼吸法をするうちに、気づくことができた。
呼吸法で意識が変容しなくても、心身が落ち着かなくても、そんなもの当たり前だし、とにかく呼吸法をやるんだ!
その気持に火がついた時、本当に馬鹿になりきることができた。
その時の僕の脳内は、ドーパミンだかアドレナリンだか脳内モルヒネだかが渦巻いていた。
「そうか! 自分に有利不利を状況判断して小ずるく生きるより、結果がどうでもとにかくやることが大事なんだ!」
こういう思考の時は、モチベーションがとても上がっていて、気持がとても乗れる。
だから動けるし、傷つくこともない。
それは、傷ついてもどうでもいいからとにかくやる! そういう気持でいるから。
傷ついたらどうしようと怯えて生きていると、結局傷ついてしまう。
そればかりかちょっとした出来事でも悩んでしまって、ますます臆病になる。
リスクを取れる人間になることが、一番の解決の近道でした。
リスクを回避すると、いつまでたっても、永遠の悪循環にはまった。
呼吸法で利益を得なくてもいいから、とにかくやるんだ!という気持は、一種のリスクをとる行動だ。
だって、無益に終わるかもしれないから。
それでも、馬鹿になってやれば、必ず結果がついてくるとわかった。
それは人生全部でも同じだと思った。
オーラが出ている人間、生き生きしている人間は、リスクを取れる人間。
そのリスクを乗り越えているから、生きている実感が湧いてるんだと思った。
リスクをとるには覚悟が必要。
自分に不都合なことでも、あえてその道を行く生き方。
それは大変なことだけど、僕は暗示の力で乗り切れた。
暗示を浸透させるためには、呼吸法が必要になる。
ということは、全部つながっていることなんだなー!
もう同じ悪循環のコピーはたくさんだと思いませんか?
同じ思考としていたらどうなってしまうか認識したら、きっと呼吸法への取り組み方も大きく進歩するはずです。
毎日の生き様にも効果が出てきます。
逆に不安も感じなくなってくるし、強くなっています。
僕がそうだったから、あなたも変われます。
昨日も対人恐怖症状で死にたくなって涙が止まりませんでした。
でも負けたくない、やっぱり絶対に克服したい!
呼吸、とにかく「やる」の姿勢で取り組みます。
いつか管理人さんのように強く生まれ変われるように、
今はなにがあってもプログラムをやりぬこうと思います。