「そこに山があるから」
という名言はあるが、私の場合、なぜ山に登るのだろうかとフと考えることがある.
先日の“表銀座縦走”の写真はとても分かりやすいと思うのだが、
山登りは、必ず“頂(いただき)”という見える目標がある.
どんなに遠くに見えても、一歩一歩歩を進めれば必ず到達できる.
力量の差から、時間の長短はあれど、“諦めない者は必ず目標達成”できる.
「あそこまで….今年の俺は歩けるか?来年も歩けそうか?」
と、自分の体力と気力に訊ねながら歩いている.
誰も助けてくれない.でも、誰も邪魔もしてこない.自分さえ頑張ればいい.
自分が立てた目標.達成するのは自分の体力と気力のみ.
自然に懐かれ、自然に対峙し、一人内観しながら黙々と歩く.
くじけたとしても、誰も見咎めない.だが、“自分自身が敗れた自分を許せない”、そんな世界.
幸い今のところ全回目標達成できているので、敗北感を感じたことはない.
近づく頂(いただき)が、くじけそうな気持ちに力を貸してくれる.
その頂(いただき)に立つ瞬間.
歩いてきた者にしか与えられない感動がそこにある.
いつまでアルプス行けるだろう….
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今年に入って、北アルプス予行演習かたがた登った山
H27.1.18 白木山
H27.2.1 呉婆々宇山(ごさそうざん)
H27.7.26 深入山
H27.8.10 十方山(じっぽうざん)
H27.8.16 雲月山(うんげつやま)
H27.8.23 三倉岳(みくらだけ)
あと、春以降できるだけ自宅と職場を歩いて通勤して、意識して足腰を鍛えました.
これらのお陰で、今回の北アルプス縦走が成功したと思っています.