朝の情報番組で日本一の木橋である「とんとんみずき橋」(千葉県野田市)の現状について報道していた。
施主の説明は25年はメンテナンスフリーということだったが、わずか10年で通行禁止になり、その後修復不能(コスト・落橋リスク)で橋体がもうすでに撤去されている。
なぜこのような事態になったのか?
それは最終的な判断をした技術者が無能だったのだろう。
構造計算は問題ないと思う。材料もおそらくデータ的には耐久性が確保されていたのだろう。そして使用環境も大きなくくりでは影響を考慮していただろう。
しかし、これはそれぞれバラバラな会社の技術者たちが検討している場合が多い。そしてこれらの検討をまとめるのが設計者(会社)だ。
総合的な観点に基づいた判断ができなっかたのが原因と思われる。
「部材の組み合わせで強度や耐震性に問題は無い」
「この使用条件では材料の耐久性は大丈夫」
「この土地の環境条件では急激な劣化に至らない」
これらを組み合わせて考慮しなければならないところを、各々の検討データだけで判断したのではないだろうか。
結果的に、構造的に常時湿潤状態な箇所があり、局部的に非常に腐りやすくなり、そこが耐久性に大きな影響を及ぼした。
この総合的な判断の技術者の能力が足りない場合が非常に多いと感じる。
私の職場も例外ではない。技術力が乏しいのだ。
わからないことは、メーカーやその分野の専門家にすぐ聞いて丸投げする。
知識が無いからその結果がほかにどのように絡んでくるのか想像もできない。
技術があるように見せかけて金を稼ぐ「技術屋」が増え、社会のために努力する「技術者」が激減した結果である。
施主の説明は25年はメンテナンスフリーということだったが、わずか10年で通行禁止になり、その後修復不能(コスト・落橋リスク)で橋体がもうすでに撤去されている。
なぜこのような事態になったのか?
それは最終的な判断をした技術者が無能だったのだろう。
構造計算は問題ないと思う。材料もおそらくデータ的には耐久性が確保されていたのだろう。そして使用環境も大きなくくりでは影響を考慮していただろう。
しかし、これはそれぞれバラバラな会社の技術者たちが検討している場合が多い。そしてこれらの検討をまとめるのが設計者(会社)だ。
総合的な観点に基づいた判断ができなっかたのが原因と思われる。
「部材の組み合わせで強度や耐震性に問題は無い」
「この使用条件では材料の耐久性は大丈夫」
「この土地の環境条件では急激な劣化に至らない」
これらを組み合わせて考慮しなければならないところを、各々の検討データだけで判断したのではないだろうか。
結果的に、構造的に常時湿潤状態な箇所があり、局部的に非常に腐りやすくなり、そこが耐久性に大きな影響を及ぼした。
この総合的な判断の技術者の能力が足りない場合が非常に多いと感じる。
私の職場も例外ではない。技術力が乏しいのだ。
わからないことは、メーカーやその分野の専門家にすぐ聞いて丸投げする。
知識が無いからその結果がほかにどのように絡んでくるのか想像もできない。
技術があるように見せかけて金を稼ぐ「技術屋」が増え、社会のために努力する「技術者」が激減した結果である。