

二次創作
宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー
第十四話
「……ん!?」
「大佐(キャプテン)!四本中、一本、亜空間にダイブしました!!」
「何ッ!!」
「操舵士!ダウントリム10°急速潜航!!」
「アイサー!!」
「亜空間にダイブした重魚雷、500m手前で炸裂ッ!!」
「無数の小型ミサイル拡散!!」
「全部は避けきれないッ!!」
「艦首に被弾!!」
「ですが、被害は軽微です!」
「うむ。」
「操舵士。更に潜航だ。亜空間深度400。」
「アイサー!」

「で、キャプテン。小判鮫はどうするんで?」
「小判鮫か。小判鮫は今、迎えに向かっている。」
「この宙域、オクトパス星団は原始的な惑星と柊焉を迎えた惑星が混ざる星団だ。」
「ハイニ。覚えてないか?」
「ヤマトとの戦闘。」
「覚えてますぜ。」
「原始星団宙域は、立体宇宙図で見ると、このオクトパス星団の真上だ。」
「このオクトパス星団で生まれた原始惑星が此処に留まれず、流され新たに星団と成った宙域が、あの原始惑星星団だ。」
「今はまだ、小さな宇宙気流だが、形成されている。」
「この気流の流星群に紛れて、小判鮫とのランデブーポイントで合流だ。」
「なるほど。流石はキャプテン。」
「あの原始惑星宙域なら、原始惑星と無数の微惑星で構成され、星間物質が多い為、空間航跡のトレースなどが困難だからな。」

「キャプテン。まもなくランデブーポイントです。」
「うむ。」
「三艇を数珠繋ぎにUX01に牽引。」
「牽引後、奴のケツを蹴り上げに戻る。」
「アイサー。」

「奴は亜空間に潜れる艦「ふね」何かじゃねぇ。」
フラーケンは、そう心の中で呟いた。
◆

「中々のやり手のようだな。」
「タラン参謀。イスカンダルの護衛はネレディア准将の部隊に任せ、残りは私につづくよう、提督に伝えよ。」
「まもなく、猟犬が突破口を開く。」
「我がデスラーズは戦闘甲板展開。」
「全艦艇は我が艦につづけッ!!」

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つづく。
この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。
つづく。
この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。