AJCクリエイターズコレクション展2023
3月26日から30日まで上野の東京都美術館で開催していました。
昨年、金賞の文部科学大臣賞を受賞した
「童話のおうち~ちいさなガラスのお話~」が
招待作家作品で今年も展示していただくことになりました。
今年も東京都美術館に展示できることが、
とてもうれしくて 感謝の気持ちでいっぱいです。
1週間前、作品を出してみると
お家型の飾り棚が一部変色していました。
キレイに磨き、
少し気になったのでペンキが剥げていた部分を塗りなおしました。
ガラスたちは、大丈夫でしたが、
赤系のガラスは粉が吹いていたので
お風呂に入れてあげたり ひとつひとつ丁寧に拭きました。
搬入時時間内に展示できるか不安で 一回並びあげる練習。
1時間15分!
もっと早くできるように、梱包に工夫しました。
美術館についてから移動するためのカートにのせる練習も。
家族から 縦一本では安定しないとアドバイスがあり 縦2本横2本のゴム紐で安定させることに。
25日いざ出発!あいにくの雨。
久々の高速運転で雨、無事につくこと優先し、ずいぶんとゆっくりな安全運転になり
都会は思いのほか渋滞していて、受付時間には余裕があると思っていたのに遅れてしまう。
搬入時間内にかけこむことはできましたが。。。
展示するときは落ち着いてできました。
が‼ 最後の最後に。。。
ピノキオのお友達のキツネくんが転倒し破損。
猫くんだけになっちゃった。
でも、まあ何とか並びましたよ!
ジャ~~~ン!!
パチパチパチパチ
開催中に行きたいけれど、
注文作品も間に合ってなくてできたら行こう!ってずっと思ったけど
完全に間に合いそうもないので
え~~~い!行っちゃえ!!と 29日観に行ってきました。
ぽかぽかあったかい、
桜も見ごろで、人いっぱい。
ポスターがまたかわいい~~♡
今年の大賞、金賞作品、とても素晴らしかった。
ほんとにほんとに技術も完成度も素晴らしくて、物語も感じ、納得です。
大きな賞ではなかったけれど
一つ、とても心に残る作品がありました。
なんか心があったかくなる。ちょっと泣けてきちゃう。そんな作品でした。
派手さとかテクニックとかじゃない、
作りたい!その気持ちぐいっとが伝わってきて、
あ~~~私もこんなふうに作りたいなあ~~ってすっごく思いました。
行ってよかった。
30日作品展は無事に終わりました。
31日搬出。
ポカポカな陽気で高速はガンガンとばして行ったけど、
渋滞に早い段階で突入して都内はもっと渋滞。
上野おりてからも観光バスだらけで。
搬出終わり、
スタッフの皆様に「ありがとう」とお礼の言葉があちこちから聞こえてくる中、台車で運び去り
ただ配送するだけよりも、こうして2年搬入搬出して
こんな空気感味わえてよかったなあと思いました。
搬入搬出、美術館に着くまではめちゃめちゃドキドキしてて、
到着するとまるでお姫様のような扱いで対応していただいて、
恐縮と感謝と ちょっとはずかしさとうれしい気持ちがごちゃ混ぜになりました。
コロナだけじゃない、なんか自分の内気な気持ちでずっと引きこもりだった3年前
ふと大先輩のすすめもあり120週記念作品展に参加してみたら、
人に見てもらえる!ってこんなに幸せなんだなあ~~っとあらためて感じた。
見るだけで売れない!そんなずっと抱えていたモヤモヤが、なんかす~~~~っとした。
昨年2月の五人展、一緒に展示した作家さんたちが私には輝いて見えて刺激になった。
AJCコンクールは、他で発表した作品も応募できるシステムだったのを知って、今だ!って思ったの。
思い出の都美館に展示されたい!その思いも強くなって。
一歩踏み出してみたら、昨年だけでなく、今年も展示できてめっちゃ感激!
今年の来場者数は、すごく多かったようで、
そんな時に展示できて たくさんの方の目にふれてうれしい。
長いようで、
あっという間だった。
出会いがあったことが 私にとって一番のタカラモノ。