ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

キルトフェスティバル

2006-09-07 | 手芸
キルト展初日。
お手伝いもあって、渋谷まで行ってきました。
すごい人混みでびっくり。
でもたくさんの人に見てもらえるのは喜ばしいこと。
大きい作品を見ると、いつも本当に圧倒される。
どの作品も、それに費やした時間と作者の情熱を思うと
胸が熱くなる。
「作品を完成させること」
キルト展を見るたびに肝に銘じてはいるんだけど。
がんばらなくちゃ。
そろそろ涼しくなってきたことだし、
たまりにたまった課題だけでもこなさなければ。

昨日から読み始めた
高尾慶子著「イギリス人はおかしい」という本を、
行き帰りの電車の中で読む。
リドリー・スコット氏のイギリスの邸宅のハウスキーパーをしていた
日本人女性が書いたもの。
ハウスキーパーといっても「日の名残り」のエマ・トンプソンを
思い浮かべていただければよろしい。
興味深いエピソード満載であっという間に読み終えた。
特に、イギリスに現存する階級社会について
彼女なりの見解をはっきりと述べているところが興味深かった。
ダンボール一杯のイギリス関連本を読んだが、
そこに言及している本は初めてだった。
たかだか2-3週間ロンドンに旅したくらいで
その国の何が分かるというのだろう?
そこに暮らして(根っこをおろして生きていく覚悟で)、
やっと見えてくるもの。
他人事ではなく自分の経験として語れるもの。
たとえどこの国であろうと、
背筋をのばしてしゃんとして生きていくことの素晴らしさ。
そんな魅力にあふれた素敵な一冊です。
もうひとつ。
愛猫とのエピソードでは、電車の中で号泣しそうになりました。