
【3.1】日銀の植田総裁は参院財政金融委員会での質疑で、日銀が重視する基調的な物価上昇率について「現在ちょっと2%を下回っているものの、景気が緩やかな回復を続ける下で、徐々に2%に向けて高まっていく」と述べた。また「今後、実質賃金あるいは消費についてはもう少し良い姿が見込まれる」などと発言した。
【3.2】ロシアのウシャコフ大統領補佐官は、ウクライナとの一時的な停戦ではなく、長期的な解決策を求めていると述べた。
その後、プーチン露大統領は「敵対行為を止めるという考え自体は正しいが、話し合うべき問題がある」と語った。
【3.4】米2月生産者物価指数(PPI)は前月比±0.0%、前年比+3.2%と市場予想(+0.3%、+3.3%)を下回った。食品とエネルギーを除いたコアPPIも前月比-0.1%、前年比+3.4%と市場予想(+0.3%、+3.5%)を下回った。
全体的にはインフレ鈍化を示す結果となったが、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)に反映する項目は概ね上昇していた。
ドル/円は147.70円前後まで急落したが、米10年債利回りが即座に持ち直したことから、一転して148.36円前後まで上昇した。
同時に発表された米新規失業保険申請件数は22.0万件と予想(22.5万件)を下回り、前週(22.2万件)から減少した。