★宮沢賢治の人生の名言 -風を感じたくなる言葉
宮沢賢治の幼少期は学業にも優れ、昆虫や自然、鉄鉱石を愛でるひとでもありました。 その頃から彼の自然への興味、しいては宇宙観が育まれていたのかもしれません。 また彼は仏教信仰に目覚めたこともあり、思想形成に強く影響を受けています。 「すべてがわたくしの中のみんなであるやうに、みんなのおのおののなかのすべてですから。」 「風からも光る雲からも諸君にはあたらしい力が来る。」 自然や宇宙を思わせる彼の言葉には、いまの時代にはあまり感じないことや考えなかったことを想起させてくれる力があります。 読後には、風を感じたくなり、土の固さを踏みしめたくなる名言を紹介します。
〇真の幸福に至れるのであれば、それまでの悲しみは、エピソードに過ぎない。
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〇わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い証明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしよにせはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける因果交流電燈のひとつの青い照明です
★宮沢賢治の人生の名言 -いかに生きるかという方法を教えてくれる言葉
宮沢賢治は、37歳でこの世を去りました。 度々病気に伏していた彼が作家として唯一受け取った原稿料は5円だけでした。 信仰の違いから父親との確執もあったそうです。 その後、彼の作品をいまでも読みつがれ、日本を代表する作家のひとりになりました。 死の直前にようやく父親に褒められたそうです。 生前に最大限の評価を得られなかったとは言い難い宮沢賢治の人生でしたが、愚直に自分の信じる道を突き進んだことは、時間差はあれど花が咲くことを教えてくれているようです。 どんなひとにもある報われない状況に対して、宮沢賢治の生き方や言葉は多くのヒントが含まれています。 いまの自分の生き方は信じた道を進んでいるかと、考えてみたくなる言葉・名言を紹介します。
〇すべてあらゆるいきものはみんな気のいい、かわいそうなものである。けっして憎んではならん
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〇 正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
★宮沢賢治の仕事の名言 -「 永久の未完成これ完成である 」仕事について考えさせられる言葉
宮沢賢治の作品は、完成した後でも、書き換えられて全く別の作品になってしまうことがあったそうです。 「永久の未完成これ完成である」 という言葉にあるように、変化そのものが一つの作品であり、彼の生き方だったのかもしれません。 彼の言葉には、仕事についてヒントになる言葉も多くあります。 「人の心を本当に動かすにはその人の体験から滲み出る行いと言葉しかない。知識だけでは人は共感を感じないからだ。」 「なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地ないやつでも、のどから血が出るまでは叫ぶんですよ。」 宮沢賢治は生前には作品が売れていたとは言えない作家です。 しかし、いまでも彼の言葉が多くに人に届くのは、彼の実直な生き方から紡がれた言葉や考え、世界観があったからかもしれません。 永久の未完成を完成とした尽きない彼のエネルギーに、自身の仕事について考えたくなる言葉をご紹介します。
〇人の心を本当に動かすにはその人の体験から滲み出る行いと言葉しかない。知識だけでは人は共感を感じないからだ。
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〇求道、すでに道である