95歳=卒寿 九十歳+5年
::::
ママありがとうね!
令和3年11月9日 私の母が天に召されました、。
特に病気は無く老衰で95歳の生涯を静かに閉じました。
葬儀も家族に囲まれ自宅で行いました。
「最期は自分の部屋で...」といつも言っていたので、その希望を叶えてあげられる様、在宅介護に切り替え、お医者様や看護師さんリハビリの先生、ヘルパーさんに入浴サービスのスタッフさん。そしてケアマネージャーさんと沢山の皆様が毎日、私たち家族をも支えて下さいました。心から感謝しています。
亡くなる2時間前までいつもの朝と同じ様に口から水もスープも飲んでくれました。そして「ありがとね」と小さな声で伝えてくれました。
梅雨時はいつも体調を崩す母。今年は特に大きく崩したので入院をしましたが、病院でコロナの感染が広まり3週間も退院が延びました。先生からは「夏は越せないかもしれません」と伝えられていたので、何とか自宅に戻れる事を毎日祈っていました。電話で励ましたり玄米スープを作って持って行ったりの暑い夏の終わりに、母は奇跡の退院を果たすのですが...
その4日前にパパが玄関で再びの骨折!そして緊急入院というすれ違い事態に皆が「え~~~」と絶句。
ですから父が退院した日には二人の合同誕生会を開き、やっと念願の全員揃った家族写真を撮る事が叶いました。
ひ孫達を見る度に「可愛いね~」そして悪戯すると「あ~ダメダメ!」と大声を出し、23歳のひ孫とは「ババちゃんもっと食べてね!」「うるさいわね!」と口喧嘩をする威勢のいい母でしたが「それがお元気の源!」と主治医の先生からはいつも褒めて頂きました。
天真爛漫!無邪気な姫様!「NO」が言える人!
モテモテだったパパを射止めたママも超モテモテだったらしい。
ワガママなんだけどみんなに愛される!フォーク仲間からも「またママと飲みたいな~」と愛され、2ショットの写真をいつもお財布に入れていた母。
「イルカのミュージックハーモニー」で母の事を初めてお話しましたが、直ぐに沢山の方がお悔やみメールを下さり、ありがとうございました。
「コンサートの会場ロビーでお話させて頂いた事があります」という内容も幾つか有りびっくり
人間大好きで音楽が鳴れば踊り出す、動物や草花が大好きな母。
ここ何日かは幼い頃の様に枕を並べて寝ましたね。
「あんたが居てくれれば何も要らないよ」
「子供は一人しか生まれなかったけど、当たりくじ引いたね!笑」
「生んでくれてありがとう」
「育ててくれてありがとう」
そんな歯の浮くような会話も二人で笑いながらしたよね。そして今も毎日、そう話しかけています。
棺の中に2歳半のひ孫達が絵を描いて入れてくれました。
「ババちゃんがバナナを食べながらロケットに乗ってお宇宙に飛んで行くのを見た」んだって!
家族みんなが言いました。「やっぱりね~」そんな不思議な人。
いつも、パパとイルカと冬馬のファンで居てくれたママ!これからも私たちは褒めて貰える様に頑張るからね!ありがとうね!ママ!!
娘より
〇長 寿 の 心 得
還暦 六十歳で お迎えが来た時は、ただいま留守と云え。 古希 七十歳で お迎えが来た時は、まだまだ早いと云え。 喜寿 七十七歳でお迎えが来た時は、せくな老楽これからよと云え。 傘寿 八十歳で お迎えが来た時は、なんのまだまだ役に立つと云え。 米寿 八十八歳でお迎えが来た時は、もう少しお米を食べてからと云え。 卒寿 九十歳で お迎えが来た時は、そう急がずともよいと云え。 白寿 九十九歳でお迎えが来た時は、頃を見てこちらからボチボチ行くと云え。
http://irumagakuen9ki.sakura.ne.jp/file/hiroba/hiroba-170622-choujyunokokoroe.pdf
〇長生きの基準は平均寿命ではなく平均余命を超えたかどうか
平均寿命とは「0歳時点での平均余命」のこと平均寿命とは、今〇歳の人があと何年生きるかを示しています。2020年の簡易生命表(出典:『令和2年簡易生命表』(厚生労働省)もとにWe介護編集部で作成)によると、70歳の女性の平均余命は20.49年なので、「この方は90.49歳までは生きられる可能性が高い」「70歳の男性の平均余命は16.18年、86.1歳まで生きられる可能性が高い・・・」ということになります。「あれ、女性平均寿命87.7歳、平均男性寿命81.6歳を超えてしまうけど……」と思いますよね。その通りです。人は、高齢になればなるほど(あくまでも統計的にですが)、平均寿命を超えて長生きします。例えば、90歳の年代別の「平均余命」一覧表によると、男女いずれの方でも平均寿命は超えていますが、90歳男性であればあと4.5年、90歳女性であればあと5.9年近くは生きられる可能性が高いことになります。
https://kaigo.ten-navi.com/article/2