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「台湾有事」が囁かれるなか、本島と離島が分断する「沖縄の実情」 八重山日報・編集主幹が解説

2022-12-31 11:54:11 | 連絡
By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-12-28 更新:2022-12-28
八重山日報・編集主幹の仲新城誠氏
 
 
が12月28日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。台湾有事が囁かれるなか、中国の脅威が現実的になりつつある八重山諸島の現状について語った。
 
〇中国の脅威が現実的になった国境の島・石垣島
2022年8月、中国は日本の排他的経済水域(EEZ)内に弾道ミサイル5発を撃ち込み、沖縄県の国境の島を震撼させている。
一方、中国海警局の船による尖閣諸島周辺への領海侵入や航行は、12月27日で9日連続となっている。
飯田)中国の軍事的脅威について、一気に現実感を帯びてきたように思えますが、8月には弾道ミサイルが撃ち込まれました。皆さんはいま、どのような思いを抱いていらっしゃいますか?
仲新城)これまでは台湾有事や尖閣諸島の問題と言っても、住民が明確に中国の脅威を感じることは、それほどなかったと思います。
しかし最近、「自分たちの問題だ」と明確に意識し始めたような空気を感じます。
飯田)日本政府の対応は、電話での抗議のみだったという話がありました。
岸田 文雄(きしだ ふみお、1957年〈昭和32年〉7月29日 - 65歳)は、民主主義国日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(10期)内閣総理大臣(第100代・第101代)、自由民主党総裁(第27代)、宏池会会長(第9代)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E7%94%B0%E6%96%87%E9%9B%84
林 芳正(はやし よしまさ、1961年(昭和36年)1月19日[4] - 61歳)は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(1期)外務大臣(第151代)。内閣総理大臣臨時代理就任順位第3位。
所属政党
自由民主党(加藤派→古賀派→岸田派[2])

民主主義国日本・非民主主義国中国友好議員連盟の会長を務めるなど、一部からは「親中派」とも言われているが[45]、当人は「知中派」を自認しており、「米国の中で知日派という言葉があるように知中派であってもいい。媚中ではいけない」と述べている[46]。
2019年5月、民主主義国日本・非民主主義国中国友好議連会長として訪中した際に林は「この一年は日中関係にとって非常に画期的な一年となった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E8%8A%B3%E6%AD%A3
斉藤 鉄夫(さいとう てつお、1952年2月5日 - 70歳)は、民主主義国日本の政治家、工学者。公明党所属の衆議院議員(10期)、国土交通大臣[1](第24・25代)、水循環政策担当大臣、国際園芸博覧会担当大臣、公明党副代表
2010年9月29日、非民主主義国中国建国記念レセプションに出席した50人の一人[22]



仲新城)かなり弱腰な感じで、中国に対する明確な抗議の姿勢を感じられなかったように思います。
 中国のハニトラに気を付けろ!引っかかった議員は数知れず?ー8分ー2022/12/09 髙橋洋一チャンネル

中国に対して平和外交でこれまで明確に抗議したことがない玉城沖縄県知事 ~言うことは米軍基地の廃止ばかり
 
飯田)県側の反応はいかがでしたか?
仲新城)玉城デニー知事は、中国に対してずっと平和外交で、尖閣諸島問題も含め、これまで中国に明確に抗議したことはありません。
飯田)安全確保の道筋など、島民に対しての投げかけなどもあまりないということですか?
仲新城)玉城デニー知事
玉城 デニー(たまき デニー、1959年〈昭和34年〉10月13日 -63歳)は、日本の政治家、元タレント。沖縄県知事(公選第8代)。本名は玉城 康裕(たまき やすひろ)[2][3][4]。
衆議院議員(4期)、自由党幹事長兼国会対策委員長、沖縄市議会議員(1期)などを歴任した[5][6]。なお、知事業務上、法的効果を伴う行政文書には本名を使用している[7
2018年12月15日には政府による米軍普天間飛行場の名護市辺野古への県内移設工事が進められている米軍キャンプ・シュワブのゲート前で続く抗議活動の現場を訪れ、県民を激励した[42]。 
一帯一路について[編集]
2019年4月26日の定例記者会見で16日から19日にかけて中国を訪問した際に中国の経済圏構想である一帯一路に関して「日本の出入り口」として沖縄を活用することを提案して中国の胡春華国務院副総理から賛同を得たと述べた[69][70]。
環球時報への独占インタビュー[編集]
2022年11月7日、中国共産党系機関紙、環球時報のインタビューに歴代の沖縄県知事として初めて独占インタビューに応じた[75]。 
その中で米軍基地の負担問題や普天間基地移設問題について語るとともに、
沖縄と福建省の琉球王朝時代から600年以上の歴史を強調し、交流をさらに強化することの重要性を述べた[75]。 
2022年11月26日には、福建省と沖縄県の友好都市25年を記念する式典に出席し久米三十六姓の琉球への移住は、沖縄の文化・経済の発展に重要な礎を築いたと述べた[76]。
尖閣諸島関連[編集]
2019年5月31日の記者会見で八重山漁船が中国公船に追尾された件を「中国公船がパトロールしていることもあるので、故意に刺激するようなことは控えなければならない」と発言した。
石垣市議会は、6月17日、玉城に対する抗議決議書を可決した。この中で、「日本の領海内で漁労することがなぜ中国を刺激するのか」「玉城知事にとって尖閣諸島周辺海域は日本の領海ではないとの認識なのか」と非難した[86]。
この抗議決議が可決された同日、玉城は「私の発言は尖閣諸島周辺海域が日本の領海ではない、との誤解を与えかねないものであり、尖閣諸島に関する私の認識とは異なるものである」と表明し、先の発言を撤回した[87]。 この発言は石垣市の漁業者からの反発もあった[88]。
2020年5月30日、自身のツイッターで「中国が沖縄県を侵略している事実はありません」と発信し、ツイッター利用者からは批判が相次いだ[89]。
仲新城誠は、このような玉城の発言には、先島諸島の人頭税の歴史も関連し、琉球王国時代から続く「本島を主とし、離島を従とする沖縄の伝統的なものの見方」があると述べた[90]。


は、一貫して「平和外交」ということしか言わないので、実際どこまで離島の厳しい状況を理解しているのかも、離島に住んでいる我々にはわかりません。
彼が言っているのは米軍基地の廃止ばかりで、なかでも辺野古移設の反対しか彼の口からは出てこないので、本当に沖縄の安全保障を考えているのかどうかは疑問だと思います。
〇2023年3月に石垣島に陸上自衛隊の駐屯地が開設予定
飯田)島のなかでは、「台湾有事は我々にとっても有事である」ということについて、想定の話もされるのでしょうか? 
仲新城)各市町村では、飛行機でも1日あたり何万人を運ぶなどという計画自体はつくられているのですが、八重山だけでも約5万人の人口があるので、実際に有事になったら、そんな暇があるのかという懸念は拭えません。
飯田)陸上自衛隊の駐屯地が石垣島にもいよいよできるということですが。
仲新城)2023年3月くらいには開設すると言われています。
飯田)規模感などは、ある程度わかりますか?
仲新城)500~600人規模のミサイル部隊の隊員が移住してきます。
〇日本の漁船が尖閣周辺で操業しようとすると中国艦船が妨害行為を行う ~日本の巡視船がいなければ拿捕されてしまう
飯田)尖閣には、地元漁民の皆さんも近付けない状況が続いているのですか? 
仲新城)漁民が周辺で操業しようとすると、中国の艦船が接近してきて妨害行為のようなことをします。日本の巡視船が日本の漁船を警護していますけれども、巡視船がいなければそのまま中国に拿捕されるのではないかという状況です。
飯田)12月22~25日にかけて、70時間以上にわたって領海に居座り続けましたよね。
仲新城)あのときは日本の漁船が操業を続けて頑張ったのですが、その分、中国の船もずっと居座り続けて、周辺から離れませんでした。
飯田)東京では「中国海警局の船がいる」ということだけが報じられていますが、あそこで操業し、踏ん張っていた漁民の皆さんがいらっしゃったのですね。
 仲新城)数は少ないのですが、ここは「日本の領土だ」ということも含めて、操業している方々はいますから。 
〇中国艦船から命懸けで日本漁船を守る海保
飯田)海上保安庁も、もちろん守るために近くにいる。
仲新城)中国艦船を上回る勢力で警護はしているのですが、中国側の船はいつでも増援を受けたら増やせる体制にいます。
日本の漁船が2隻、3隻と増えていくと、中国側もさらに応援で入ってくるので、一触即発の状況でした。
飯田)東京で報じられているところでは、逆に漁民の皆さんが行こうとするのを、海保が「危ないから来ないでください」と止めているというような報道もあります。
しかし、仲新城さんのお話を聞いていると、むしろお互いに協力しながら、「どう主権をきちんと主張するのか」と考えているように思えます。
仲新城)尖閣周辺の漁業は誰でもできるわけではなく、漁業者でないと出航を認められません。
漁業者が向こうに自分の足で行くことに関して、日本政府が止めることはありません。
飯田)漁業者が行くことを止めることはない。
仲新城)それに関して、「命懸けで日本の漁業を守る」という気概を持って、海保の方々は日夜奮闘しています。
飯田)海の男たちの心意気を感じますね。
仲新城)そうですね。あの周辺から帰って来た漁業者の方々に話を聞くと、みんな「海保がずっと守ってくれた。中国の船を近付けないようにしてくれた」と言います。
〇台湾有事は尖閣有事 ~しかし、沖縄のなかでもある本島と離島の温度差
仲新城)日本が尖閣を国有化したのは10年ぐらい前です。
それを口実に、中国は領海侵入を常態化させていきました
単なるパフォーマンスなら10年も続かないと思います。
本気で尖閣諸島を獲りに来ているのだと思うし、中国側の宣伝では、尖閣諸島は台湾に付属する島々ということになっているので、台湾有事と尖閣有事は連動して起こるのではないかと思います。
飯田)向こうのロジックでは、「台湾を獲る=尖閣も獲る」ということになってしまう。
仲新城)そうなります。
飯田)日本全体で共有しなければならない意識の1つですね。
仲新城)そうです。
ただ、既に沖縄のなかでも本島と離島では温度差があり、分断されている感じもするので、「日本が一丸となって尖閣や離島を守る」という雰囲気には程遠いと思います。




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