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「地球温暖化防止」運動の暴走 ー温暖化は殆ど止まっているにもかかわらーメディア=新聞TVの参入、2020/06/20 赤祖父 俊一 / 田中 博

2022-04-06 15:29:55 | 連絡
はじめに、
IPCCとは、
自然変動と人的変動、
メディア=新聞TVの参入、
「気候」学者の研究、
温暖化が止まった、
温暖化問題の暴走、
おわりに
2020/06/20
赤祖父 俊一 / 田中 博
アラスカ大学国際北極圏研究センター / 筑波大学計算科学研究センター
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IPCCが炭酸ガスによる地球温暖化を最初に提唱した当時、
世界は比較的に平和であったようである。
したがって、地球の「大危機」を唱えるIPCCはメディア=新聞TVの注目を集め、
地球温暖化は彼らのニュースの好材料となった。筆者の一人がアラスカ大学国際北極圏研究センターの所長を務めていた頃、温暖化は北極圏で最も激しく現れるはずであるで、その証拠が欲しいと世界各国のメディア=新聞TVが頻繁に研究センターに訪れた。
例えば、地球温暖化のために永久凍土が融けて、フェアバンクスの家が潰れていると聞いたので、その写真を撮りたいと言う。
そんなことは起きていないと言うと、
「お前は2000人以上の専門家が一致したIPCCの見解に反対するのか」とのこと、そして「温暖化の記事はもうできている。写真だけもらえればよい」、というようなものであった。
家が潰れるのは、永久凍土の上に直接家を建てると、暖房により永久凍土が融け、底が抜けることによる。
しかたなく、彼らは次に氷河の末端で氷が崩れる動画を撮りたいと言う。
「氷河は氷の河ですよ。氷が流れ氷河の末端で崩れ落ちるのはあたりまえ」と言っても、聞く耳を持たない。
テレビ=新聞TVで温暖化の話題になると、最初に出てくるのは、この海岸に突出した氷河の末端で崩れ落ちる氷塊の映像である。
「氷河は後退しているではないか」と言う者もいるので、世界各地(南北両半球)の氷河の後退を調べて、ほとんど全部が1850年頃より後退を始めていたことが分かった。
温暖化は小氷期から回復した当時から始まっていたのである。
IPCCが温暖化の証拠の一つとして示しているヒマラヤの氷河も、1800年頃から後退が始まっていたが、それに気がつかなかったのである。
ヨーロッパアルプスでは、氷河は気候変動に伴って何回も発達・後退を繰り返していた記録がある。
また氷河に出かけ、「氷河の上を水が流れている。大変だ」という記事もあった。これは夏には当たり前の現象である。
アラスカのベーリング海に面した小島の沿岸が侵食されている。
温暖化で海氷が少なくなり海岸が海氷で守られないため崩れ、家が海に落ちているとして、世界各国のメディア=新聞TVが出かけて行き、 温暖化の 最も良い例として写真を撮っていたが、原住民が驚いていた(もっとも、彼らはその後海岸侵食が炭酸ガスによるとメデイアから知らされ、政府に賠償を請求した)。
海岸線の変化は海流の変化でも起きる。
筆者の一人は米国連邦議会上院 でその対処等について証言を依頼され、
自然変動の可能性が高いこと、特に日本の台風が温帯低気圧に変化し、アラスカまで来て大嵐となり、侵食が起きたことも証言した。
北極海の氷の面積は米国と日本の人工衛星の観測(世界中の学者が使っている日本の素晴らしいデータ)によると、現在でも1975年頃と殆ど変わらない
厚さは全く別の問題になるので、ここでは言及しない(アラスカ大学国際北極圏研究センターは、6か国の砕氷船と一緒に大西洋の海流と氷の厚さの関係について研究をしている)。
このような無知のために誤った記事が次々と新聞=新聞TVに載っていた
。数えればきりがない。
北極について知識のない=無知、無関心、無理解、無視の市民はこの誤った報道を信ずるより仕方なかった。
 IPCCの代表は、数年ごとに温暖化についての研究結果をまとめて報告してきたが、「2000人の専門の研究者の一致」した見解として発表するので、
メディア=新聞TVはそれを「神のお告げ意見」のように受け取り、記事にしてきた。
彼らにとっては、地球温暖化問題は絶好な取材であった
。現在のCOP(条約締約国会議)は、それをさらに助長している。
 反対意見は全く無視されている。 



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