国産主力ロケット「H2A」47号機が7日午前8時42分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
搭載された宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の月面探査機「SLIM(スリム)」と、X線天文衛星「XRISM(クリズム)」がそれぞれ目標の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
H2Aの打ち上げ成功は41機連続。2001年の初打ち上げ以降、47回中46回の打ち上げに成功(成功率97・9%)した。
日本の基幹ロケットを巡っては、22年10月に固体燃料ロケット「イプシロン」6号機、今年3月にH2A後継機の「H3」1号機が、それぞれ打ち上げに失敗した。
「H2A」47号機の打ち上げ成功で、日本のロケットは面目を保った格好だ。
SLIMは地球を周回した後に月周回軌道に向かい、来年1~2月頃に日本初の月面着陸に挑む。月面着陸に成功すれば、旧ソ連、米国、中国、インドに続く5か国目となる。
インドは8月23日、「チャンドラヤーン3号」で初の月面着陸に成功した。 SLIMは地球を周回した後に月周回軌道に向かい、来年1~2月頃に日本初の月面着陸に挑む。月面着陸に成功すれば、旧ソ連、米国、中国、インドに続く5か国目となる。インドは8月23日、「チャンドラヤーン3号」で初の月面着陸に成功した。
日本からは今年4月、宇宙企業「アイスペース」が民間としては世界初の月面着陸を目指したが、失敗。
ロシアも8月、約半世紀ぶりの月面着陸を「ルナ25号」で試みたが、月周回後に通信が途絶え、月面に衝突したとみられる。
XRISMは、16年に軌道上で異常な回転を起こして分解したX線天文衛星「ひとみ」の後継機。
約3か月間、機能の調整などを行った後、銀河が集まった銀河団や、ブラックホールから噴き出すガスなどを観測する。
JAXAの山川宏理事長は打ち上げ後の記者会見で「XRISM、SLIMがそれぞれのミッション実現に向け、一歩目を踏み出したことに安堵(あんど)している。日本のロケット技術の信頼回復に向けて、確実な対応を図っていく」と話した。
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