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セフテラム ピボキシル 製品例 : トミロン錠50~100、トミロン細粒小児用20% ・・歯周組織炎、歯冠周囲炎

2023-08-03 08:51:29 | 連絡
〇セフテラム ピボキシル製品例:トミロン錠50~100、トミロン細粒小児用20% ・・その他(ジェネリック) & 薬価区分:主にg陽性,陰性菌用剤/セフェム系抗生物質/経口用セフェム系抗生物質製剤
 〇概説
細菌を殺菌するお薬です。
細菌が原因のいろいろな病気に用います。
〇 作用
【働き】

感染症は、病原微生物が人の体に侵入し悪さをする病気です。
腫れや発赤を生じ、ときに化膿し、痛みや発熱により苦痛をもたらします(実は、このような症状は病原微生物と戦うための体の防衛システムでもあるのです)。

病原微生物には、細菌やウイルス、真菌(カビ)などが含まれますが、このお薬が有効なのは“細菌”による感染症です。
グラム陽性菌をはじめ、グラム陰性菌の多くに有効です。
病原菌が死滅すれば、腫れや発赤がおさまり、痛みがとれ、熱があれば解熱します。

いろいろな細菌に有効なので、呼吸器や耳鼻科領域を中心に各科で広く使われています。
のどの痛みや発熱をともなう“かぜ”にも処方されます。
本来、インフルエンザを含め一般的なウイルス性の“かぜ”には無効なのですが、細菌による二次感染時やその予防のために用いることがあります。
【薬理】
細菌の細胞壁の合成を抑えることで、殺菌的に作用します。
〇 特徴
  • セフェム系の第3世代の抗生物質です。
  • グラム陽性菌にくわえ、大腸菌やインフルエンザ菌(※)などグラム陰性菌にも強い抗菌力を発揮します。
  • ただし、緑膿菌には効果がありません。(※細菌のインフルエンザ菌と、インフルエンザ ウイルスとは種類が違います)
  • 副作用の少ない安全性の高い抗生物質です。
  • ショックなどのアレルギー症状もペニシリン系に比べれば少ないです。
  • ピボキシル基をもつ抗生物質です。
  • その特性により、乳幼児に低カルニチン血症を引き起こす可能性があります。
  • 赤ちゃんや子供には細粒剤がよく処方されるのですが、長期服用時など念のため注意が必要です。
  〇注意 
  
【診察で】
  • アレルギーを起こしやすい人は、必ず医師に伝えておきましょう。
  • 今までに薬を飲んで発疹などアレルギー症状を起こしたことのある人は、その薬の名前を医師に教えてください。
  • 喘息、じん麻疹、腎臓病など持病のある人は、医師に伝えてください。
  • 服用中の薬は、医師に伝えましょう。

【注意する人】
  • この薬で、じん麻疹などアレルギー症状を起こしたことのある人は禁止です。
  • また、この系統(セフェム系)にアレルギーのある人も原則用いません
  • 喘息やじん麻疹などアレルギー性の病気のある人は慎重に用います。
  • 腎臓の悪い人、高齢の人も副作用がでやすいので、服用量、服用間隔などに配慮が必要です。
  • 赤ちゃんや小さな子供は、大人よりも下痢を起こしやすいです。
  • また、まれに血液中のカルニチンが減少し、低血糖をまねくことがあります。
  • このため、血清カルニチンが低下する先天性代謝異常がある場合は処方を使用にあたり】
    • 決められた飲み方を守ってください。
    • 症状、年齢、製剤によって用法用量が異なります。症状が重いときは、多めになることがあります。
    • 一般的には、1日3回、毎食後に飲みます
    • 錠剤は、コップ1杯ほどの十分な水で飲んでください。
    • 子供用の細粒(ドライシロップ)は、ふつう、1包を適量の水で溶いてから飲みます。大きい子供は、そのままでもかまいませんが、多めの水で飲ませてください。
    • 指示された期間きちんと続けましょう。
    • 症状によっては、少し長めになるかもしれません。自分だけの判断で止めてしまうと、再発したり治りにくくなるおそれがあります。
    • ふつう、3~4日も飲めば治ってきます。
    • もし、効果がなかったり、かえって悪化する場合は、早めに受診してください。薬が合っていないかもしれません。
  • 【備考】
    抗生物質の効きにくい細菌が増えています。
  • ある調査によると、中耳炎を起こす肺炎球菌の7割が抵抗力を持っていたそうです。
  • このような耐性菌を増やさないため、欧米では抗生物質の安易な使用は慎まれています。
  • 控えるようにします。
  • 【その他】
    • 下痢の予防に、乳酸菌の整腸薬と併用することがあります。
    • 尿糖検査が不正確になることがあります。





    • 〇効能
  • 錠】
    <適応菌種(成人)>

    セフテラムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属<適応症(成人)>
    • 咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染
    • 膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎
    • バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎
    • 中耳炎、副鼻腔炎
    • 歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎
    以下、下記URL参照

  • わりと多いのは「下痢」です。とくに小さい子供は、便がやわらかくなりやすいです。
  • これは、抗菌作用により、腸内細菌のバランスが乱れるためです。
  • 軟便くらいでしたら、たいてい心配いりませんが、ひどい下痢が続くときや血便がみられるときは受診してください。

    人によっては、小さいブツブツした「発疹」ができます。
  • ときに、発熱をともなうこともあります。
  • この場合、いったん服用を中止し、医師の指導を受けてください。
  • ショックに至るような重いアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こすことはまずないですが、万一、ひどい「じん麻疹」ができたり、顔や口が腫れてゼーゼーしてくるときは、すぐに受診してください。

    そのほか重い副作用として、腎不全、血液障害、大腸炎、皮膚障害、出血、低カルニチン血症にともなう低血糖などを起こすことがあります。
  • これらは、きわめてまれな副作用ですが、服用が長くなるとき、あるいは高齢の人、また低カルニチン血症については乳幼児においてとくに注意が必要です。  
  • 以下、下記URL
  • http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se61/se6132009.html

  • 参照


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