中国の習近平国家主席
が17日に視察したロケット軍の旅団は、台湾海峡をカバーする第61基地(司令部・安徽省黄山)所属とみられると香港紙などが23日までに報じた。
米領グアムを射程に収め、核弾頭を搭載できるとされる中距離弾道ミサイル「東風26」を視察した可能性がある。
DF-26中距離弾道ミサイル/対艦弾道ミサイル(東風26/CH-SS-18)
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▼動画:Eurasia Naval Insight「China's 'Carrier Killer' Anti-ship Ballistic Missiles - an Overview」(2023年2月7日)。中国ASBMの概要紹介動画。-20分
DF-26、DF-21D、DF-17、YJ-21、ASBMを支えるシステムなどを紹介
DF-26(東風26/NATOコードネームCH-SS-18)は、射程4,000~5,000km級のIRBM(intermediate range ballistic missile:中距離弾道ミサイル)にして、DF-21Dに続いて配備された中国第二のASBM(anti-ship ballistic missile:対艦弾道ミサイル)[1][2]。初公開は2015年9月3日に北京で挙行された軍事パレードで、DF-21D ASBMと共に登場し、中国が二種類のASBMを開発・配備したことが国内外に示された。中国の通常弾頭の弾道ミサイルで初めてグァム島を射程圏内に収めたため、「グァムキラー」の呼称が用いられることがある[4]
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習氏は台湾戦略で核ミサイルを重視する姿勢を鮮明にした。
中国軍で核ミサイル部隊を管轄するロケット軍は9月、太平洋に向け44年ぶりに大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射訓練を実施した。
香港メディアは習氏が視察を通じて、米国や中国が台湾独立派と見なす台湾の頼清徳政権に対し、核兵器を含む「戦略的抑止力を強化する」とのメッセージを送ったと伝えた。
東風26は2018年に実戦配備が発表され「グアムキラー」と呼ばれる。
(共同)
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