世界標準技術開発フォローアップ市場展開

ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

「スパイだよ、スパイ」2023/4/22 論説副委員長・佐々木類

2023-04-28 15:30:46 | 連絡
:::::
 
 
:::::
受話器から聞こえてきた相手の言葉に面食らった。
「スパイだよ、スパイ」
中国の「非公式警察署」会社代表の男性の発言だ。
あまりにもストレートな物言いを訝(いぶか)しく思った。
何をしてきたのかを問うと、声を潜めるわけでもなく、淡々とそう答えてくれたのだ。
中国政府に批判的な海外にいる中国人を監視・追跡する日本国内の拠点とされている会社の代表である。
非公式警察署の拠点であることが分かった1月以降、代表とは電話や電子メールで何度もやりとりした。
代表には今年3月末、身辺の安全やビジネスへの影響を避けるため、会社が特定されるような書き方をしないことを条件に、記事にすることを承諾してもらった。
代表は西日本エリアで製造・販売業を営む。
数年前に日本に帰化した。
中国より長く住んでいる日本に愛着はあるが、強権的な中国共産党は大嫌いなのだという。
だから取材に協力したいので本当のことを言うのだと語った。それが冒頭の発言だ。
代表によると、「スパイ」行為をしていたのは、自分ではなく会社の元同僚で人民解放軍出身の男だという。
男は華僑を中心とした親睦団体を拠点に、在日中国人留学生や一般の在日中国人らとの交流を装いながら、優秀な中国人留学生を共産党に入党させるためのリクルートや、民主活動家らの監視・追跡も行っていた。肝心の「スパイ行為」について具体的に聞くと、代表は「詳しくは知らない」と言葉を濁した。 
スペインの人権NGOによると、中国当局は拘束すべきだと判断した対象者については、本国の家族を脅迫するなどして強制帰国させる「キツネ狩り」作戦を展開している。
これらは対外的な世論工作を行う中国共産党の「中央統一戦線工作部」の指揮下にあるとされる。



事実なら各国の主権や法制度を無視し、無断で治安・警察活動をしていたことになる。
中国外務省は非公式警察署は「存在しない」と否定している。
米司法省は最近、民主活動家らを監視するなどした疑いで中国系米国人の男2人を逮捕し、中国公安省の職員ら44人を訴追した。
中国がNYに「秘密警察」の拠点開設、工作員2人が逮捕2023.04.18 Ana Faguy
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/60bac68b7e5ebd1f0701d74e4be88aaa

松野博一官房長官は昨年12月の会見で「主権を侵害する活動が行われているならば、断じて認められない」と述べた。
では主権侵害の有無をだれが調べるのか。日本政府は本気で実態解明を急ぐべきである。 


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿