2019年12月19日 https://ocha-tea.jp/houjitya/
〇ほうじ茶に含まれている有効成分とは?
どのような有効成分が含まれているのでしょうか?
- タンニン
- ビタミン類
- ピラジン(香り成分)
- カテキン
- 葉酸
- カリウム
- テアニン
ほとんどの有効成分は、お茶に含まれている成分と同じものですが、
ほうじ茶独特の香ばしい香り成分であるピラジンは、お茶のなかでもほうじ茶に主に入っています。
ほうじ茶を飲んだことがないというかたは少ないかもしれませんが、これから初めて飲んでみるという方に、実際にほうじ茶を飲んだことがある人の感想をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
- ほうじ茶をホットで飲むと、落ち着く~。
- コップ一杯をぐいぐい飲み干せるスッキリさ!
- 寒いので温かいほうじ茶ばかりを飲んでいます!
- 甘いお菓子や和菓子のお供には、お口直しにもほうじ茶がおすすめ。
- 水出しほうじ茶美味しい。渋みが控えめですっきりしていて飲みやすい!
- 燻したほうじ茶の香りがとても好き♡
- ほうじ茶を久しぶりに飲んだけど、漢方薬のような味がするから私は苦手…。
- ほうじ茶とミルクアイスの組み合わせが最高すぎる
などの感想や意見がありました。
ほうじ茶は、胃にも優しく身体にもよい健康茶とされています。
〇実際にどのような効果や効能が期待できるのか、詳しくご説明していきますね。
①血流が良くなる
ほうじ茶は焙じる際の熱で「ピラジン」という香り成分が増えていきます。
このピラジンは、身体の血流をよくする作用があります。
ほうじ茶を飲むと身体が温まる・ポカポカしてくるという意見も多くありますが、これはピラジンの作用によるものなのです。
血流をよくしてくれるので、女性にも多い冷え性の改善や手足の冷え・肩こりにも効果があらわれます。
②リラックス効果がある
ピラジンにはもうひとつ「リラックス作用」があることがわかっています。
香り成分であり、心を落ち着かせる作用があるので、アロマ効果をもたらしてくれるのです。
そのため、食後おなかいっぱいになったあとに心を落ち着かせたいとき、仕事中の休憩時間、お客様のおもてなしのときなどに飲んでみるとよいでしょう。
実は、ほうじ茶は他のお茶に比べるとカフェイン量がとても少なく、ほとんど入っていません。
そのため、就寝前のナイトティーとしても飲むことができます。
なかなか寝付けない夜に、ちょっと心を落ち着かせ身体を温めたいときには、ほうじ茶がおすすめです♪
③胃への負担が少ない
カフェインの少ないほうじ茶は、病院食の飲み物として出されることも多く、子どもたちも安心して飲むことができるお茶です。
カフェインが少ないので、胃酸過多を抑制する作用があり、胃炎症のかたにもおすすめです。
④シミやくすみを防ぐアンチエイジングの効果がある
ほうじ茶には豊富なタンニンが含まれています。
タンニンはポリフェノールの1種であり、紅茶や緑茶などの渋みのもとの成分でもあります。
ポリフェノールは自然界には5,000種類以上存在していて、タンニンはそのひとつです。
タンニンは、抗酸化作用があり、肌にメラニンが増殖したり沈着したりすることを抑える働きがあります。
そのため、女性の肌の悩みでも多い、シミやくすみを防ぐ効果が期待できるのです。
抗酸化作用とは、肌のシミや髪の毛つややかさなど酸化で起こる作用をストップする働きです。
そのため、シミやしわの予防に繋がり、アンチエイジング効果が期待できます。
また、タンニンはたんぱく質と結合する働きがあり、たんぱく質を変性させます。
変性したたんぱく質は、組織を縮める収れん作用をもっており、毛穴や皮脂腺を引き締める効果があります。
毛穴の開きが気になる人や、シミ・しわなどの予防にもおすすめのお茶です。
また、ビタミンCやカテキンの抗酸化作用により、紫外線によって傷んだ肌を回復する効果も期待できます。
⑤虫歯や口臭の予防になる
ほうじ茶に含まれているタンニンには、虫歯のもとになるミュータンス菌の増殖を抑える働きがあります。
虫歯は、ミュースタンス菌が歯にくっつき酸を作り、歯の表面のエナメル質を溶かすことでできます。
唾液などがとどまる夜の間、ミュースタンス菌は増殖し、乾燥した口内でも増えていきます。
増殖を抑えることで、虫歯や菌からでる口臭の予防ができるのです。
またタンニンは、体臭を予防する効果もあることから、石鹸やシャンプー、制汗剤などのデオドラント製品にも利用されている優れものです!
⑥下痢の緩和や改善効果がある
上記のタンニンの収れん作用は、腸にも効果があり、腸の粘膜の痙攣を抑える作用があります。
⑦むくみや体内のデトックス効果がある
タンニンは新陳代謝をよくする働きもあり、老廃物を身体の外に出す働きがあります。
そのため、身体に溜まった必要ない水分などが体外に出やすくなり、むくみ解消に繋がります。
また、ピラジンにより血流がよくなっているので、同じく利尿作用があります。
利尿作用と聞くと、何度もトイレに行くので面倒だなど悪いイメージがありますが、むくみがとれ、すっきりとした体つくりをすることができるのです。
⑧ダイエット効果が期待できる
むくみにより太っても見える方もいるので、むくみ予防に飲まれることもあります。
また、タンニンは、体内に取り込まれた脂肪を分解せず体外へ押し流す働きをもっています。
そのため、体内に脂肪が吸収されずに太りにくい身体を作ることが可能です。
〇ほうじ茶のいれ方
ティーバッグ式のほうじ茶も多く販売されており、熱湯を注ぐだけと簡単に作ることができるようになりました。
ほうじ茶を入れるポイントは、
①できるだけ沸騰したての熱湯を注ぐこと。
②蓋をして蒸す時間は30秒くらいと短めにすること。
の2つです。
また、緑茶などは2煎目など何度かお湯を注ぎたし味わうことができますが、ほうじ茶は毎回茶葉を入れ替えることをおすすめします。
さらに、ほうじ茶をたくさん作って作り置きされる方は、早めに(できればその日のうちに)飲んでください。
ほうじ茶にはたんぱく質が含まれているので、時間がたつと、たんぱく質が変質し腐っていってしまうので、腹痛や下痢の原因ともなります
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