By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-09-21 更新:2022-09-21
ジャーナリストの佐々木俊尚
が9月21日、ニッポン放送「飯田浩司
のOK! Cozy up!」に出演。東京大学・國分功一郎教授
<國分 功一郎(こくぶん こういちろう、1974年7月1日 - 48歳)は、日本の哲学者[1][2]。東京大学大学院総合文化研究科教授。学位は、博士(学術)(東京大学・2009年)[3
高崎経済大学経済学部講師、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て、2022年4月 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻教授。
高崎経済大学経済学部講師、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て、2022年4月 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻教授。
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の研究室
がYouTubeで配信した安倍元総理の「国葬を考える」という議論について解説した。
安倍元首相銃撃犯移送 鑑定留置のため奈良県警奈良西署から移送される山上徹也容疑者=2022年7月25日午前10時14分、奈良市 写真提供:産経新聞社
<下記 URL
参照
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〇安倍元総理の国葬を考える ~識者6人による議論をYouTubeで配信
飯田)佐々木さんはツイッターで「暴力革命を肯定するSNS」について意見を述べていらっしゃいます。
安倍元総理の銃撃暗殺事件の山上容疑者についてですが。
佐々木)「国葬に反対である」という意見はもちろんわかるのですが、それが拗れて、「山上容疑者は暴力で何とかするしかなかった」と言う人がSNSに現れてきています。SNSという場は、ときにはおかしなことを言う人が何人かはいるのですが。
〇「暴力でなければ変えられないような状況を私たちがつくってしまった」という発言は暴力を肯定してしまっている
佐々木)昨日(20日)ツイッター上で議論していて驚いたのは、東京新聞が記事にしているのですが、「国葬を考える」という東大の國分功一郎さんが主催した有識者6人の議論を、YouTubeで配信したらしいのです。
左派の言論人として有名な京都精華大学の白井聡さん
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白井 聡(しらい さとし、1977年9月5日 - )は、日本の思想史家、政治学者。京都精華大学准教授。専門はレーニン主義、社会思想、政治学。
実父は第15代早稲田大学総長である白井克彦。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
2020年8月29日に、歌手の松任谷由実が、安倍晋三内閣総理大臣の辞任に伴う会見について「泣いちゃった。切なくて」などとコメントしたことに対して、日頃から安倍晋三を批判する立場だった白井聡は、自身のFacebookに「荒井由実のまま夭折すべきだったね。
本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいい」と書き込み、多数の非難が寄せられた。
白井聡の勤務先である京都精華大学が公式謝罪する事態となった。[7][8]。
批判を受け、白井聡は「人の生命を軽んじる発言、暴力的な発言であるとのご指摘を受け、自身の発言の不適切さに思い至りました。
深く反省をしております」「松任谷由実氏に、心からお詫びを申し上げます。また、不快な思いをされた多くの皆さまにもお詫びいたします」と謝罪の上で発言を取り消すと発信した[9]。
も、パネリストとして参加しています。
飯田)政治学者の。
佐々木)彼は国葬反対の議論のなかで、「山上徹也容疑者の思うつぼだという批判があるが、暴力でなければ変えられないような状況を私たちがつくってしまった」と言っています。
これは明らかに暴力肯定論ではないですか。
それを大学の先生であり、左派の言論人として知名度の高い人が言い、東京新聞が記事にするという。
これは行き過ぎなのではないかなと思います。
暴力を肯定してしまっているわけですからね。
〇反対の立場を通すと、「旧統一教会擁護だ」と言われてしまう ~反対しにくい宗教問題を逆手にとって言いにくい状況になり危険
飯田)言論の自由に対し、選挙においてあのような事件があったことは、それを完全に踏みにじったものであって、自由やリベラルを標榜する人たちはむしろ怒らなければいけないと思うのですが。
佐々木)右派の人が同じことを言ったら袋叩きにあい、キャンセルされて、准教授の座を追われるくらいだと思うのですよ。
こういうことを言っても、左派の人たちもマスコミも騒がない。
むしろ許されてしまうという状況はどうにも理解できません。
〇言論が弾圧されて、おかしな方向に風潮が変わっている
佐々木)まさに戦前回帰というか、言論が弾圧されて、おかしな方向に風潮が変わっていく。
それこそ二・二六事件が起きたのも、まさにこちら側からきているのではないかなと思います。
飯田)歴史の教科書では、「治安維持法が制定され、それによって弾圧された」と書かれていますが、そもそも論として、例えば血盟団事件や五・一五事件において、犯人の方にも分があるのだと世論が肯定してしまったところがあったわけですよね。
佐々木)そちらに傾いていって、それを背景に軍の若手将校たちが暴走したという流れです。今回もこれに対して反対の立場を通すと、「旧統一教会擁護だ」と言われてしまい、宗教の問題には反対しにくいわけです。
そこを逆手にとって、意見が言いにくい状況になってしまっているのは、とても危険だなと思います。
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