平常通電時及び非常災害停電時の太陽光発電システム例を図4に示します(http://www2.panasonic.biz/ es/souchikuene/chikuden/sys096/souchiku465.html参照)。停電時の太陽光発電システムは、太陽電池、パ ワーステーション(電力制御機器)、蓄電池ユニット(バッテリー)及びバックアップ用分電盤と分電盤に接続 する使用機器から構成されます。
非常災害停電時の家庭等使用機器 の種類、電力容量、使用時間及び電力 量例を表1に示します。家庭等使用機器 は冷蔵庫、テレビ、LED照明及び通信 機器から構成され、合計電力容量300 W及び合計電力量2,000Wh/日が割当 てられます。蓄電池ユニット容量が4.5 6kWh(>2日×2kWh/日)(http:// www2.panasonic.biz/es/souchikuene/ chikuden/sys096/souchiku465.html参 照) の場合は、非常災害停電時の家庭等使 用機器は2日間動作可能です。 年間の設備利用率(%)の定義に従 い、出力電力容量3.96kWの太陽光発電 システム設備 予測利用率の47都市平均値12%を 適用しますと 12%=100(%)×1日に使用可能な電 力量(kWh)÷〔発電出力容量(kW)×24時間〕 発電出力容量(kW)は =100×1日に使用可能な電力量(kWh)÷[利用率(%)×24h] =100(%)×2(kWh)÷[12(%)×24(h)] =0.69(kW)
に相当します。 非常災害停電時の家庭等使用通信機器の電力容量、使用時間及び電力量の試算例を表2に示します (http://www.fuelcell.no/applications_portable_jp.htm参照)。 家庭等使用通信機器は携帯電話、PC及び衛星移動機から構成され、衛星移動機に配分される、割当 電力容量は75~78W、また、割当電力量は225~234Whと考えられます。 電力容量75Wを満たす衛星移動機端末数を図5に 示 し ま す。
電力容量75Wを満たす、148(148-150.05MHz)/137 (137-138)MHz(上り周波数/下り周波数)帯低高度の 周回衛星移動通信サービス端末数は2台、1.6GHz (1616 - 1626.5 MHz)(上り周波数/下り周波数)帯が低 高度の周回衛星移動通信サービス端末数は3台、及 び1.6GHz(1626.5-1660.5MHz)/1.5 (1525-1559MHz )GHz(上り周波数/下り周波数)帯 が静止衛星移動通信サービス端末数は4台であること が分かります。 この家庭等使用通信機器の試算例は医院、学校や 区市町村出張所などの公共施設及び会社事務所など の使用通信機器試算に役に立つものと思われます。
Space Japan Review, No. 78, February / March 2012
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