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「やられたら3倍返しされる」という方が抑止力になる ~日本の抑止力に必要なもの2月9日高橋洋一

2022-02-23 14:41:47 | 連絡
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By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-02-13 更新:2022-02-13
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月9日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。林外務大臣のオーストラリアで行われるクアッド外相会合、ハワイでの日米韓外相会談への参加について解説した。  
〇林外務大臣がクアッド会合に出席 ~その後、日米韓で協議
林外務大臣は2月11日にオーストラリアで開く
日本とアメリカ、オーストラリア、インドによる協議

「クアッド」の外相会合に出席し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現や北朝鮮の核・ミサイル対応などについて話し合う。
また12日には、ハワイ



で行われる日米韓外相会談にも参加。
飯田)クアッド、対中国ということです。
高橋)クアッドは「4つの」という意味ですよね。日、米、豪、印という。クアッドという言葉は、私のなかでは外交用語として定着しているのですけれども、今回の北京オリンピックで「クワッドアクセル」とよく使われるでしょう。
飯田)そうですね。羽生結弦選手が挑もうとしています。
高橋)今後、「クワッドアクセル」という言葉を使われる機会が多くなるのでしょう。
飯田)なると思いますね。
高橋)そうすると、クアッドという言葉が「クワッドアクセル」と一緒になってしまうなと思いました。クアッドという日本発の話が、こんなに大きくなったのはよろしいことですよね。
飯田)「自由で開かれたインド太平洋」というのも。
高橋)画期的な日本発の言葉なのだけれども、もう定着していますよね。
〇クアッドよりもAUKUS(オーカス)の方に重きを置くアメリカ
高橋)アメリカ国務省の話などを見ていると、クアッドよりもオーカスの方がウエイトが大きいのです。
飯田)アメリカ・イギリス・オーストラリアの枠組み

高橋)クアッドもオーカスの方につけるようにすればいいのではないかと思います。しかし、オーカスの方は原潜の共有(注1)などがありますが、クアッドの方は、まだ具体的な策まで行っていないのです。
(注1)中国の開発によって追い越されるオーストラリアの原子力潜水艦計画、2022/2/08、Liu Xuanzun 環球時報




飯田)オーカスの部分では、「日本も入れて拡大するべきではないか」という議論が、アメリカの識者などから出ています。

高橋)私が以前から言っている原子力潜水艦というのは、いい抑止力になります。核兵器ではなく、巡航ミサイルでもいいのです。
(注2)
ステルス潜水艦から発射されたロシアのブラバ弾道ミサイル
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/ad98fa50be63132da1b5c63221bfb223

沈んでいるときに、3倍返しするような大量報復ということになると、敵は日本に攻めて来ないのです。
飯田)3倍返しされるとわかっていれば。
高橋)いまのミサイルを迎撃するのは、技術的に不可能なのです。いろいろな飛行ルートがあって、それを迎撃するのは無理です。だから、やられたあとに3倍返し、4倍返し、5倍返しと、そういう方がいいのです。
〇高い性能のミサイルを迎撃することは不可能に
高橋)敵地に報復するのだと思っているくらいなので、「敵基地攻撃能力に限定することもない」と思っているのです。報復するということが抑止力なので、流れはそういう方向になるのではないでしょうか。
北朝鮮も高い技術力を持っています。上下だけでなく、左右にも飛行するミサイルを迎撃するのは無理です。
飯田)迎撃するというのは。
高橋)だから原潜、もしくは普通の潜水艦でもいいですが、あとで報復するという方が抑止力になります。
〇この機会に「核シェアリング」の話までしてもいいのではないか
飯田)原子力潜水艦の話になって来ると、非核三原則の話に。
高橋)でも非核三原則というのは、日本を守るためになくてはいけないことでしょう。NATO

で行われている核シェアリングでは、ドイツにも核兵器を配備して、抑止力を保っているという事実があるわけです。日本を含む極東アジアの方が危ないですよね。
飯田)そうですね。
高橋)この機会に、核シェアリングの話までしてもいいのではないかと思います。核シェアリングの話をしたら、「持ち込ませず」という非核三原則に反するだろうとすぐ言われるのだけれども、法律でもないのだから直せばいいのです。
〇抑止力として日本に必要なもの
高橋)矛にしないと、盾は無理ですから。日本の誘導技術などで、一瞬にしてトップを瞬殺できるというだけでも、大きい抑止力になるのです。そのように考え方を変えて行かないと守れないですから。技術的に無理です。
飯田)確かに自衛隊の士官などと話していると、「飯田さん、専守防衛と言うといい言葉に聞こえるでしょう。でも専守防衛というのは、いきなり本土決戦なのです。わかりますか、このリスクが」と言うのです。
高橋)本土決戦をされたあとに、何もできないということになったら困るでしょう。逆に言うと日本は、「相手国の指導層を一瞬にして抹殺できる」というような技術を持っておいた方がいいですね。もちろん、情報がなくては無理なのだけれども。
飯田)相手がどこにいるという情報が。
高橋)そういう技術がないと大変です。「守れ」と言われても守れないだろうということになってしまいます。
迎撃システムだけで対応はできません



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