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徳光和夫「心筋梗塞 助かった理由は、奥さんが水を飲ませたから」2018/03/22長谷川拓美

2022-12-03 12:08:01 | 連絡
名司会者として定評のある徳光和夫さん。週刊朝日増刊「朝日脳活マガジン ハレやか 4月号」では、心筋梗塞という大病をする前と後での、心と体の変化と、健康の秘訣について語ってもらった。
*  *  *
「路線バスで寄り道の旅」で居眠りばかりしている徳光でございます。
バスを乗り継いで目的地にたどりつくのが目標ですが、そうは問屋が卸さない。
夕日を見に行ったのに沈んだ後。
停留所に行ったら最終のバスが出た後。そんなことばかりです。
 僕の座右の銘は「いきあたりばったり」。
バスの中で初対面の人が手を出してきたら優しく握ります。
これも何かの縁。
「幸せになりそう」なんてうれしがってくれる人がいるのですが、幸せは僕のほうが欲しいくらい。
競馬に競艇にオートレース。いまだに当たりませんしね。
 でもね、ギャンブルで脳は活性化しています。「直感力」と「決断力」を養う……っていうと、格好が良すぎるか(笑い)。
 でもね、馬と騎手の相性や自分で作ったレコードタイム一覧を比較して予想はしますが、現場で「違う、この馬がくる!」という直感が働いたときに買った馬券は、確率が高い。
僕の場合は、そう。
■深い森にかかった濃い霧が治療をすると晴れてきた
今から17年前のことでございました。
翌日、茨城県でのゴルフに参加するために、夫婦で東京のホテルに泊まっていたとき。
夕方、胃袋のあたりをぎゅっとつかまれる感覚を受けました。
「あれ? 貝にでもあたったかな?」と思いましたが、痛みは強くなる一方。アメリカにフリッツ・フォン・エリックというプロレスラーがおりまして、彼の得意技は「胃袋の鷲掴み」。
ジャイアント馬場の胃袋をつかんで、そのまま体を引き上げちゃう。
そのときは、エリックに胃袋を取り出してもらいたいなと思うほどの痛みでございました。
 かみさんに言うと「水を飲みなさい」と
かみさんは祖母から「おなかをこわしたら水を飲ませなさい」と言われて育ったんだそうです。
翌日、ゴルフを断ってかみさんと人間ドックを受けている病院へ。
院長先生が不在で、急遽、循環器内科医の診察を受けました。
心電図を撮ると医師が「心筋梗塞だ!」と叫んだ。
救急車に乗せられて渋谷にある大学病院へ。
そこに偶然居合わせたのが、心筋梗塞の患者にカテーテル治療をし終えたばかりの医師たち。
発症してすでに、16時間以上経過していましたから生存率は40%ほどでしたし、かみさんはもしものときのために承諾書を書きましたし。
でもね、僕はそうは思わなかった。
部分麻酔なので、カテーテル治療のさまが見える。
先生も「これが血管ですよ」と教えてくれたりして。
最初、その血管は霧の中にある枝葉のように見えました……まるで深い森に濃い霧がかかっているかのよう。
それが治療をするにつれて、霧が晴れてきた。自分の毛細血管の先まで見えるようになったもんだから「これで大丈夫だ」と確信しました。
 ■僕にとってたばこは嗜好品ではなく必需品
 僕は愛煙家の代表。
当時はたばこを1日100本以上吸っていた。
うちは、おやじが103歳、おふくろが93歳まで生きたので、「長寿の家系だ」と。
多少のことをしても、長寿のDNAがあれば大丈夫だと自分にいい聞かせていたわけです。
 健康の秘訣は?と聞かれると「健康の秘訣という、その質問自体が不健康だ!」と言っていた。
でも倒れてみたら、不摂生の塊でした。
医師から言われたのは「本当に危なかった。助かった理由は、奥さんが水を飲ませたから」。
大量に飲むことで詰まった血管が少し開き、血液が流れたという。
それからですよ。
まあ、それまでも力関係はかみさんが上だったんですけれども、ますますわが家の女王になりまして。
頭が上がらない(笑い)。
(構成・文/長谷川拓美)
※週刊朝日増刊「朝日脳活マガジン ハレやか 2018年4月2日号」から抜粋


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