中国の政策当局は消費者物価指数 CPIと生産者物価指数 PPIの乖離(かいり)拡大に見舞われている。
食品価格の急上昇で消費者物価指数CPIが押し上げられる一方で、工業セクターにはデフレが再来し、債務返済が一段と困難になっている。
調査会社TSロンバードの中国担当チーフエコノミスト、ボー・チュアン氏は統計発表前、「7月以降の生産者物価指数PPIデフレ再来は、既に米中貿易摩擦やサプライチェーンの移転によるストレスにさらされている製造業投資の足かせになっているだけではなく、本土企業の債務借り換えに大きなリスクをもたらしている」と指摘した。
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