でじたる-G

人類の健康と持続可能な地球を次世代にーをテーマに、情報を集め、発信していきたいと思います。

気候変動による被害?

2008-05-12 23:28:13 | Weblog
中国の大地震、ミャンマーのサイクロンやアメリカの竜巻被害は、改めて自然の脅威を思い知らされました。地震は兎も角、サイクロンや竜巻は気候変動と無関係ではない様に思います。

 どんなにハイテクが進んでも、多くの人達が命を亡くして仕舞う天災を予測出来ないんですね。宇宙に行って帰ってくる技術があっても、地震予知も出来ない等と話題にします。一時話題になった各家庭での地震予知システムも、全く機能していません。

 身近なハイテク技術で益々便利になって、その便利さの裏側に経験した事のない、カオスが潜んでいる様に思います。それでもやっぱり、東京に一極集中する傾向は止まりそうにありません。

 写真は、加湿器の中に入れた、段戸石です。マイナスイオンが発生します。今日の記事とは関係ありませんが、私のテーマの実験中です。

食品もこだわってブランド化

2008-05-11 23:32:29 | Weblog
いくら地産地消と言っても、ブランド力とトレーサビリティを確立していれば、多少輸送コストが掛っても、消費者は買ってくれます。国内の食品偽装と中国野菜の農薬問題で、食品の信頼が揺らいでいる時期ですから、尚更です。
 ブランドに胡坐を掻いて、客を騙す船場吉兆の様な輩がいることも事実です。ネギボウズを、高級魚の「くえ」と偽って売ったり、料理して出す人もいます。消費者も目と舌を総動員して、商品を見極める力を、養わなければなりません。

 以前私が買って食していた「魚沼産こしひかり」も生産量より、流通している総量の方が多いと言われています。最高級と思って自己満足していましたら、農薬の回数が、20回と知って調べてたどり着いたのが、今食べているモクモクファームの「ごーひちご」なんです。農薬の種類と回数を明記しています。しかも、「こしひかり」より安くて美味しいんです。

 この様な経験から、地域のまじめな生産者の商品を探して、可能な限りコストを抑えて、消費者に提供できることを目指している「NPO地域創生機構」に参画しようと思っています。6月の27日に東京で第一回の説明会が開かれますので、参加する予定です。

 写真は、岡山県の農家で段戸石を通過させた水で栽培した稲の比較写真です。分かり難いかも知れませんが、右が試験区(段戸石水)です。収穫量も1.16倍になったそうです。

石油価格の高騰とカーボンフットプリント

2008-05-10 01:08:19 | Weblog
四国大橋や東京湾アクアラインを持ち出すまでもなく、この国の道路計画で、交通量の水増しは常套手段です。今後はこの過ちは、大変な禍根を残すことに成りかねません。実需は兎も角、オイルマネーが今後も石油価格を押し上げていく事は、間違いありません。

 石油価格の高騰は、当然、輸送コストに跳ね返り、そのコストに見合う商品しか輸送出来なくなります。その商品の全てのコストを環境負荷のCO2に換算して合計するのが、カーボンフットプリントです。ヨーロッパでは、価格表示ラベルに明記されています。必然的に遠くから運ばれて来る物ほど、カーボンフットプリント値が高くなる訳です。従って出来るだけ、近くで生産され、出来るだけ包装形態を簡素化された物を選択せざるを得なくなります。当然、少なからず列車輸送に切り替えざるを得ない状況となり、水増しされた交通量との乖離は測り知れません。

 農産物に限って言えば、本来の商品価値とそれ以外のコストが分かると、地産地消の考え方が浸透します。そして、4月12日にこのブログで書いたバーチカルファーミング(都市型垂直農法)に移行して行かざるを得ないと思うのです。ここでは、パラボラアンテナ型の太陽光集約装置で、各階にグラスファイバーで送光されます。当然無農薬で排水処理も、ナチュラルセラミックで安全に行われます。気候変動に左右されない為、安定した価格で提供される事になるでしょう。

怒りをコントロール出来なくなった現代人

2008-05-09 05:56:35 | Weblog
なんの根拠もありませんが、長時間テレビの前で寝食を忘れてゲームに興じる様を見ると、地球上の全ての生き物が壊れていくのではないかと思えてきます。日本の東京大学に相当する北京大学と、同じレベルの精華大学に三度も入学して、ゲームに嵌って、二度退学を余儀なくされた中国人学生がニュースになっていました。こんなに優秀な人でも、嵌ってしまうゲームに、年端もいかない子供たちが、ゲームに興じて本を読まなくなったり、考えることをしなくなるのは仕方がないことかも知れません。

 私達の若い頃、喫茶店にインベーダーゲームとよばれたテーブル型のゲーム機が置いてありました。私は飽き性と不器用さとが相俟って、すぐに止めて仕舞いましたが、会社の先輩は、嵌ってしまって、勤務時間の多くをゲームに費やしていました。お金と時間を費やして、なにを得たかと言うと、昨日より点数がアップしたというだけです。北京大学の学生が嵌った、対人ゲームでも、相手に勝って満足感に浸ると言う物です。その満足感は、大学を棒に振るほどの価値があるのかは、私には、窺い知ることは出来ません。

 ゲーム機メーカーがトヨタ自動車に匹敵する企業価値に上げて、経営者としては評価されるのでしょうが、企業の社会的責任においては、評価の分かれるところです。結果的に、成長過程の子供の貴重な時間を侵食する為に、大の大人が面白いゲームを開発することに心血を注いでいる構図に違和感を覚えます。勿論、使用する側に責任があるのは、当然ですが、ハイテクの塊であるゲーム機にいろんなプロテクションを掛けるのは、そんなに難しくないと思うのですが。
 

日本を踏み台にほくそ笑む中国

2008-05-08 05:05:55 | Weblog
もし、北京オリンピックが開かれなければ、胡錦濤国家主席も温かい風を運んでこなかったでしょう。中国は東シナ海ガス田開発問題や中国製ギョーザテロ事件、チベット問題には、一歩たりとも譲歩するつもりはありません。ガス田はお互いに10年間凍結して、その後改めて話し合いましょうと約束していたのに、こっそり試掘していたんですよ。あの国は、平気で約束を破る国ですから、友好ムードも、オリンピックまでと思っておいた方がいいと思います。これでピーマン福田の支持率が上がったら、テレビカメラがオフになった途端、「フッフッフ・・」と冷笑していますよ、きっと。この二人のトップが自国の国民を欺くことに、痛痒を感じる訳ありませんから。

 お隣の韓国では、聖火リレーの近くのホテルで、数人のチベットの旗を持った人たちに、大勢の中国人が暴力を振るう様子がテレビで放映されて、韓国政府が遺憾の意を表明し、反中国運動に発展しています。事なかれ主義の日本の警察は、長野での中国人の傍若無人ぶりを、見て見ぬふりを決め込んだのです。中国にとって、こんな弱腰の日本など、パンダ二匹で簡単にねじ伏せて仕舞いました。

大企業のVA・VE提案

2008-05-07 03:27:39 | Weblog
十数年前、ドイツのドユッセルドルフで開催された世界的な印刷機材展示会で、今では当たり前のようになった、金具を使わないカレンダーの綴じる機械を見つけました。やがて日本もこうなると閃いて、この機械「テクノブロック」のロンバルディ社長に日本で販売したいと申し入れました。実は、展示会場で機械を動かしていた髭のおっちゃんが、ロンバルディさんで私より年下でした。

 一号機は、印刷機材展に展示する為に、輸入することになり、一番最初に選んだ展示会は、名古屋でした。印刷会社のトップから、トヨタ自動車のVA・VE提案の事を聞いていましたので、名古屋の印刷会社の人達に見て戴きたかったのです。トヨタは取引会社にVA(Value Analysis)VE(Value Engineering)による提案を求めていました。

 従来の金具を省くカレンダーの提案は、充分この提案に値するものと確信していました。トヨタのカタログを印刷している印刷会社から、見本品を作るよう依頼があり、提出しました。結果的に次の年のトヨタのカレンダーはすべてこの方式に切り替わりました。確か二百万部以上だったと思います。それ以来、金具付きカレンダーは年毎に少なくなって、今では殆ど見かける事はありません。

 いつも先を見る目なんて言っていますので、私の数少ない自慢話をしました。もっとも、私はその切っ掛けを作っただけですが。

企業のCSR

2008-05-03 00:36:37 | Weblog
先日朝日放送で、ガラスの地球を救えー今そこにある危機の特集を放送していました。地球温暖化、食卓の危機(異常気象)、米の生産適地の北上、熱帯・亜熱帯動植物の驚異、中国から飛来する黄砂・杉花粉の被害などでした。インターネットでの情報の中では、真新しい課題ではありませんが、テレビ局がこのように啓蒙し続けて戴きたいと思います。 

 ただ、専門家としてのコメテーターの選定には、もう一寸気を配って欲しいと感じました。司会者からの振りに、温暖化とは断定できないと、折角100年間の主要都市の温度上昇のデータフリップを出しているのを、無駄にしてしまいました。気候の事など、誰にも断定出来ないのは皆分かっています。けれどIPCC(気候変動に関する政府間パネル)を始め、南極のコアアイスから、何百年に亘る温度変化のデータを取得したり、世界中の科学者が地球の環境変化に警鐘を鳴らしています。だからこそこの番組が生まれたのに、適当に人選すると、危機を知って欲しいのか、状況を報告したいのか主旨がぼやけてしまいます。危機を煽る必要は勿論ありませんが、データに基づく科学者としての信念で、コメントして戴きたいと思います。宮崎氏や勝谷氏の方がよっぽど勉強しておられる様に見えました。

 スポンサーの一社で、CM中ペットボトルの重量を軽減したとCSR室長が報告していました。CSR(Corprate Social Responsibility)室長が話していますから、社会的に貢献していると言いたいのでしょう。多分、資材納入業者から、石油製品の値上げの申し入れがあり、結果的にボトルの厚みを薄くし、添加剤で強度を維持したのではないかと思います。これも価格をアップさせたくない企業努力とは思いますが、あくまでこれは利益を圧迫したくない内向きの対策です。CSR室長が大見えをきる話ではないと思うのですが。実は、この会社もVOC(揮発性有機化合物)を排出するグラビア印刷から、排出しない水性印刷への切り替えを拒否した会社です。

 確かにVOCの排出は、印刷会社の責任ですが、発注する側にも一端の責任があるというのが、CSR(企業の社会的責任)の考え方です。いい商品を安く提供するのも社会的責任とは言えますが、折角「ガラスの地球を救え」との趣旨に賛同されてスポンサードされるのでしたら、もう少し視野を広げて社会貢献して戴きたいと思います。