In the Green Breeze

緑の風日記

3月11日の大地震

2011-03-14 16:56:01 | Weblog
先週金曜日、2011年3月11日の午後3時ごろ地震が発生した。

私は東京汐留にある会社のオフィス7階でパソコンに向かって
仕事をいて、最初は細かい縦揺れの振動を感じた。

その2日前にも小さな横揺れの地震があり、同じチームの仲間と
「地震ですね、眩暈がしたのかと思いましたw」と話してたけれど
今回は縦揺れから横揺れに変わった直後のふり幅が尋常ではなく、
直ぐに誰かが「机の下にもぐってー!!」と叫んだので
とにかくデスクの下にもぐって横にかかっていたヘルメットを
かぶり、手で机の端を支えた。体が右に左に大きく揺れる中で
女子社員の叫ぶ声やPCが倒れる音を聞きながら、数分間騒然とした
空気の中で、揺れが収まるまで色々なことを考えながらじっと待った。

揺れが収まってから、一気に緊張がゆるんで、皆が「うわぁ~怖かった!!!」
と声を上げる中、テレビが倒れないように抑えていた部長さんが
テレビをつけると、宮城県の太平洋沖が震源で、震度7だとか
マグニチュード8.8…という情報が入ってきた。

会社のエレベータが止まっていたので、一旦荷物を全部持って
全員非常階段で7階から1階に降り、会社の前の広場に非難した。
広場にはほかの会社の人も集まっていて、沢山の人がいた。
外に避難している間も何回か余震が来て、周りにたつ細長いビルが
まるでおもちゃのように、心許なくぐらぐらと揺れるのが見えた。
何回も携帯で電話を掛けようとしている宮城出身の友達の蒼白な顔が
見えたり、地震の間一人でいたのか泣き出してしまう女子がいたり、
ほんとに大変な事態になったと感じた。

1時間以上外に避難してから7階に戻り、すぐに非常食が配られて
いったん全員帰宅の指示が出された。電車も全路線止まってしまった
ので行けるところまで歩いて帰ろうと思い、5時半に会社を出発して
旧海岸道路~旧東海道~第一京浜を通って家を目指した。

道路も大渋滞でタクシーもバスも全く動かず、歩道は東京圏内から
圏外を目指して歩いて帰る人の群れで溢れていて、まさに非常事態
という感じだった。

携帯で現在地を調べようとしたが、有料の地図を登録したりしている
うちに充電が切れてきてしまって、スマートフォンでGoogleマップを
見れたらなあと心から思った。
メールも電話もなかなか掛からず、繋がるのはネットのみという状態
だったので、Facebook、Twitter、Skypeで連絡を取り合うのが一番
早いケースもあるものだなと実感したのであった。
ようやく、3時間かかって8時半にアパートにたどり着いた。

日本中で家族とか友達の安否がわからなかったり、住む家も何もかも
無くなってしまって不安の中にいる人が沢山いて、連日悲惨なニュース
が続いている。自分が直接的にできることは少ないかもしれないけど、
きちんと会社に行って仕事をすることで経済を保つことが使命だと
思って、日本が早く元気になることを祈りたいと思う。