A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

天突界隈3

2005年12月31日 | 旅の破片
これも世界遺産登録申請中。
表札を拝見すると、探偵家族でいらっしゃるようだ。
目川探偵をモデルに、NHK大阪放送あたりで、是非、朝の連続TVドラマにしていただきたいと。
主人公は、新米美人探偵の長女で、失敗しながら、おとうちゃんの探偵所長と協力して事件を解決するのである。おとうちゃんの推理ははずれてばっかりで、実はおかあちゃんが名探偵だという筋書き。
「こちら天使突抜通り探偵局」というタイトルである。

天使突抜通り5

2005年12月31日 | 旅の破片
天突通りを北へたどると、石畳の狭い路地に入った。油小路も近い。
新撰組に追いこまれて、刀でも抜かれたら、逃げ場もなく、さぞかし怖いだろうなという路地である。

天使突抜通り2

2005年12月31日 | 旅の破片
 世界遺産登録の天突アーチ。田中チョートクさんのビデオを見て、こういう通りがあるのを知った。
 「天使突抜通り1丁目」というエッセイや、「天使突抜町の恋」というジュニア小説(?)があるようだ。
 もともとは五条天神宮の境内を突き抜ける通りであったので、こういう名前になったと云われている。地元では「てんしん様」と濁らない呼び方をするそうだ。しかしそれなら天神突抜通りでもいいわけで、それが何故天使に転訛したのかという疑問が残る。
 天神さま(菅原道真)は、祟る神である。、通りが境内を突き抜けるなど、どんな後難が生じるか分からない。その辺に言い換えの由縁がありそうだが、はたしてどうだろうか。

天使突抜通り

2005年12月31日 | 旅の破片
 29日の夜のうちに、のぞみで移動し、京都のホテルで一泊。
 翌朝、GRDをポケットにしのばせて、京都駅から西本願寺、島原へと歩く。あんなに快晴の日が続いていたのに、今日の京都は曇りがち。島原の路地を歩き回って、撮影した後、島原の中にある「誠の湯」というスーパー銭湯に浸かった。例の新撰組の壬生屯所が近くである。銭湯を出て、五条堀川まで歩き、ついでと思って、天使突抜通りまで足を伸ばした。
 昔、「悪魔のように細心に、天使のように大胆に」というCMコピーがあったが、天使が突き抜ける街が日本にあるとは、まったく、大胆であり、驚きでもある。人の胸を天使が突き抜けたら、一体どうなるんだろうか。宇宙から地球を眺めた宇宙飛行士のように、別人に生まれ変わるのだろうか。
 京都にはまだ、昔風の喫茶店が所々に残っているようだ。男性3人が給仕しているコーヒー店へ入り、熱いコーヒーで一休みした後、引き続き四条河原町まで歩いた。駸々堂で本を見ていたら、四方田犬彦の分厚い「白土三平論」を見つけたので購入。撮影数360枚。