A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

風に吹かれて6

2006年08月31日 | 越中八尾 おわら風の盆
銀塩写真の頃は、旅に出かけようという前夜には、いつも頭の中でテーマソングが鳴っていた。

♪ニコンとライカをバッグに詰めて
朝が来たら出かけよう
今が通り過ぎて行く前に
愛と風のように♪(Buzzです、古いなあ)

デジカメになった今じゃ、♪ソニーとリコーをバッグに詰めて♪なんてことになって、気持ちが盛り上がらないことこの上ない。
明日からまた、「おはら風の盆」。行くぞ、越中八尾。


「風の盆」関連本など

2006年08月30日 | 越中八尾 おわら風の盆
参考
「定本 風の盆 おわら案内記」 言叢社
「越中八尾 おわら風の盆」 北日本新聞社

「風の盆」を題材にした小説は数多い。特にトラベルミステリーには、最適の題材と映るのだろうか、各出版社の文庫に一冊ずつ入っていて、旅の車中で日々、読み捨てられている。目についたものだけでも、内田康夫、和久峻三、西村京太郎・・・。殺人事件のオンパレードである。

現在の「風の盆」ブームを作るのに、大きな役割を果たしたのが、高橋治の「風の盆恋歌」。70~80年代に流行った中年男女の古風なメロドラマで、今読むとちょっと気恥ずかしい思いがするのだが、著者の八尾に体する熱い気持ちは感じ取れる。八尾を訪れる観光客の中に、時々あやしい不倫男女らしいカップルが目撃されるのも、この本の影響とか。実はこの間の、諏訪町の前夜祭で、隣のカップルがそれふうだったので、ちょっとこっちも居心地が悪かった。

そして、今年の小説では、例の渡辺淳一先生の「愛の流刑地」。ベストセラーのエロ恋愛小説だ。トヨエツと寺島しのぶで映画化が進行中だそうで、トヨエツが八尾を訪れたとか、訪れなかったとか。寺島しのぶは、「赤目四十八瀧心中未遂」がよかったが、これもエロ大作映画になりそう。ワタジュンは嫌いなので、小説は読まないが、エロ映画の方は観てみようかな。あつ、八尾には映画館ないね。富山の街にも、大きな映画館はなかったなあ。

「風の盆」リンク

2006年08月29日 | 越中八尾 おわら風の盆
「おわら風の盆」の公式ホームページ http://www.city.toyama.toyama.jp/yatsuo/nourin/owara/ 

「おわら風の盆」http://homepage3.nifty.com/kazegumi/ 
  この主催者の方の「風の盆」に体する知識、情熱は、並大抵のものじゃない。
  これ以上のホームページはないと思います。
  個人的な関わりの記録がまたちょっとほろっとします。
  江藤淳の命日に毎年触れられているのも共感した。

「おわら風の盆日記」http://blog.goo.ne.jp/kanata0616/ 
  これは八尾在住の女性の(もと?)踊り手の方のブログ。その本音がとてもおもしろい。
  風の盆の担い手が今時の普通の若者なのだということが良く分かる。
  確かに、今時「風の盆恋歌」を持ち出してきて、蘊蓄を語られても迷惑な話ですよねえ。


下新町

2006年08月28日 | 越中八尾 おわら風の盆
諏訪町の前夜祭を見た帰り、下新町の八幡社まで下ると、地方と踊り手がフルメンバーで稽古をしていた。夜11時に近かったが、稽古に余念のない様子であった。私の他に、観光客は誰もおらず、なんだかとても贅沢な心持ちがした。しばらく立ち止まって見物させてもらい、DVを回した。