「週刊新潮」は、記事が伝統的に暗く、性分に合わないので、ほとんど買ったことがない。
今回も駅売りの「週刊文春」を買ったつもりだったのだが、後で開いてみると、間違って「週刊新潮」を買っていた。
グラビアをパラパラめくると、去年映画「剣岳 点の記」を撮った木村大作監督が載っている。
東京8x10の写真展の時、さんざんこの監督のエピソードを聞かされたので、興味があり記事を読んでみた。
「時折、部屋に据えられたカメラを車に積んでふらりと各地の風景を撮影しに行く」とある。
写真に写っているのは、アリフレックスIIcに、アンジェニューのズーム・レンズのように見える。
映画監督はこのカメラを自宅に個人で持っているという伝説があり、それが正しいことがここに証明されたのであった。
自分も昔、このアリIIcの特殊検査用途のものを十年以上使っていた。
フィルムが、マガジンの中でガラガラガラと回転し、3分くらいの「短編科学記録映画」を何百本か撮っていことになる。
大阪にいた頃は、シネフィルムの巨大保管倉庫があって、必要があるとひとりそこに入り、何万本のフィルム缶の中から目的の1本を探すのだった。
ある時、ある映画監督を検査することになったのだが、その監督は、機械を見て「あっ、アリフレックスだ」と言い当てた。
さすが、と思った。口に出しては言わないけれど。
木村監督はすごい。普段使いが、16mmでも、HDカメラ、フォーサーズでもなく、35mmシネカメラなのだ。
iPhoneで動画を取ってくるなんて、思いもよらないに違いない。
本棚に黒澤明のDVDあり。「映画監督の部屋」シリーズをやってくれたら、「週刊新潮」買うのにナ。
今回も駅売りの「週刊文春」を買ったつもりだったのだが、後で開いてみると、間違って「週刊新潮」を買っていた。
グラビアをパラパラめくると、去年映画「剣岳 点の記」を撮った木村大作監督が載っている。
東京8x10の写真展の時、さんざんこの監督のエピソードを聞かされたので、興味があり記事を読んでみた。
「時折、部屋に据えられたカメラを車に積んでふらりと各地の風景を撮影しに行く」とある。
写真に写っているのは、アリフレックスIIcに、アンジェニューのズーム・レンズのように見える。
映画監督はこのカメラを自宅に個人で持っているという伝説があり、それが正しいことがここに証明されたのであった。
自分も昔、このアリIIcの特殊検査用途のものを十年以上使っていた。
フィルムが、マガジンの中でガラガラガラと回転し、3分くらいの「短編科学記録映画」を何百本か撮っていことになる。
大阪にいた頃は、シネフィルムの巨大保管倉庫があって、必要があるとひとりそこに入り、何万本のフィルム缶の中から目的の1本を探すのだった。
ある時、ある映画監督を検査することになったのだが、その監督は、機械を見て「あっ、アリフレックスだ」と言い当てた。
さすが、と思った。口に出しては言わないけれど。
木村監督はすごい。普段使いが、16mmでも、HDカメラ、フォーサーズでもなく、35mmシネカメラなのだ。
iPhoneで動画を取ってくるなんて、思いもよらないに違いない。
本棚に黒澤明のDVDあり。「映画監督の部屋」シリーズをやってくれたら、「週刊新潮」買うのにナ。