蒸し暑く梅雨っぽい一日。
朝から職場で、ホワイトボードに、1時間早く早退する旨を書いて置いた。ところが、時間になってこっそり出かけようとすると、テキにからまれた。
「今日は曇り後雨だから、写真なんか撮れませんよ」
「ひとりでばかり出かけて。たまには連れてってください」
「イヤ・・・だ」
「もっとやさしく断ってあげなきゃダメじゃないですか」
「イヤ・・・です」
「どこに行くんですか。行き先も書いてください」
「おみやげ、ね」
こんなイヤミを云われながら、竹橋の国立近代美術館で開かれるチョートクさんの講演を聞きに出かけたのだった。
1時半に着いたのだが、150席がすぐに満席になった。2時にチョートクさんが現れ、「チョートク、ブレッソンを語る」と題し、いろいろ脱線しながら、興味深い話を話された。
田舎の銀行の副頭取のようなブレッソンが、2.5mの至近距離からライカDIIを縦位置に構えて、すれ違いざま、50mmレンズでスナップを撮るという鮮やかなイメージ。被写体は止まった人間だという指摘。レンズのヘリコイドの距離目盛りにマニュキュアで記しが付けてあり、手探りで距離を合わせるという秘密。
写真は、わたしの左後ろの席の「着流しライカ」の人(年配の方なのだが、ライカ・コスプレなり)が、ビゾフレックス付きライカを持っているのを、目ざとく見つけて、壇上から降りてきて、それを手に取ったチョートクさん。ブレッソンは人に写真を撮られるのを嫌ったそうだが、チョートクさんは、肖像権フリーと自ら云われたのでここに掲載した。
講演が終わって、エレベータのところで、Satoboさん、Tarningさんに会った。
「ブレッソンは嫌いだといってたくせに」といきなりつっこまれた。
「ここでそんなこといっちゃだめですよ」(阪神の応援団の中にいる巨人ファンみたいなもんなので・・・)
「ブレッソンはね、音楽でいうクラッシクなんだから」
朝から職場で、ホワイトボードに、1時間早く早退する旨を書いて置いた。ところが、時間になってこっそり出かけようとすると、テキにからまれた。
「今日は曇り後雨だから、写真なんか撮れませんよ」
「ひとりでばかり出かけて。たまには連れてってください」
「イヤ・・・だ」
「もっとやさしく断ってあげなきゃダメじゃないですか」
「イヤ・・・です」
「どこに行くんですか。行き先も書いてください」
「おみやげ、ね」
こんなイヤミを云われながら、竹橋の国立近代美術館で開かれるチョートクさんの講演を聞きに出かけたのだった。
1時半に着いたのだが、150席がすぐに満席になった。2時にチョートクさんが現れ、「チョートク、ブレッソンを語る」と題し、いろいろ脱線しながら、興味深い話を話された。
田舎の銀行の副頭取のようなブレッソンが、2.5mの至近距離からライカDIIを縦位置に構えて、すれ違いざま、50mmレンズでスナップを撮るという鮮やかなイメージ。被写体は止まった人間だという指摘。レンズのヘリコイドの距離目盛りにマニュキュアで記しが付けてあり、手探りで距離を合わせるという秘密。
写真は、わたしの左後ろの席の「着流しライカ」の人(年配の方なのだが、ライカ・コスプレなり)が、ビゾフレックス付きライカを持っているのを、目ざとく見つけて、壇上から降りてきて、それを手に取ったチョートクさん。ブレッソンは人に写真を撮られるのを嫌ったそうだが、チョートクさんは、肖像権フリーと自ら云われたのでここに掲載した。
講演が終わって、エレベータのところで、Satoboさん、Tarningさんに会った。
「ブレッソンは嫌いだといってたくせに」といきなりつっこまれた。
「ここでそんなこといっちゃだめですよ」(阪神の応援団の中にいる巨人ファンみたいなもんなので・・・)
「ブレッソンはね、音楽でいうクラッシクなんだから」