A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

9月5

2007年09月30日 | その日その日
今日の「月見のおわら」は雨だったようだ。たしか去年も2日目が雨だった。
この2年ほど、10月に行われていた「おわら風の盆in向島」は、今年は中止とか。
問題のあった催しなので中止は当然であろう。

月見のおわら

2007年09月29日 | その日その日
八尾では、今晩と明日の夜は「月見のおわら」。諏訪町通りの坂に雪洞が灯り、各町内の一行の町流しを観ることができる。
本来は、一旅行会社のイベントなので、ツアー参加者だけを対象にしたものなのだが、一般の人の参観を閉め出すわけにもいかないわけで、控えめに見ていれば咎められることはない。
風の盆では、諏訪町通りまで遠征して来ない町内も、町流しをするので、そのあたりが見所かも。
「風の盆」は特別な行事であって、イベントは決してまつりにはならないと思うけど、そう堅いことは云わないで、「風の盆」の名残を楽しめばいいのだろう。

ミャンマーで僧侶らによる大規模な反政府デモがあり、それを軍事政権が弾圧、市民に発砲した事件の渦中で、取材中の映像ジャーナリスト、長井健司さんが射殺された。愛媛県出身だそうで、小生などとも同年代の人なり。写真を見ただけで、篤実な取材ぶりが伺えるような風貌の方である。ご冥福をお祈りします。

椎名誠さんの落胆

2007年09月27日 | 越中八尾 おわら風の盆
 今年の風の盆で見かけた椎名誠さんが、雑誌「自遊人」11月号の「ニッポンありゃまあお祭り紀行」とうい連載で、おわら風の盆について書いている。
 写真家の榎並悦子さんにアドバイスを受けながら撮影をしたようだが、観光客の多さに真から辟易していて、いつもの調子ではない。どちらかというと否定的な感想の多い文章になっている。
 「このまつりは本当は静かで心に沁み入るいいまつりだったのだろうが、そういうふうに受け止めるにはもう無理がある」、「はっきりいって西馬音内音頭のほうが圧倒的にいい」とまで言っている。非常に残念だ。
 だれか明け方の町流しまで見せてあげられる人はいなかったのであろうか。おわらに心を寄せる人が、普通にやって来て、多大に努力をするのじゃなくて、普通に心いくまで見られるというふうに行かないものだろうか。
 先日、実験映画作家のお母さん(民俗学をやっていた方)が、長年風の盆を見たいと言っていると聞かされて、どうアドバイスしてあげればいいのか迷ってしまった。心臓を悪くされているそうなので、坂道を上がったり下ったりは無理だし、深夜の町流しについて夜明かしするのも体にさわるだろう。前夜祭でハイライトだけ見ていただければ満足されるだろうか、観光バスの方が、体に無理がかからないだろうか、などと考えた。

 渋谷駅東口のギャラリー・ルデコで行われている、漂流者写真展『我が漂流記 2006~2007 ~あなたは目撃者になる~」を観る。GRDで撮って、ブログに掲載された写真を中心にした展示で、PX5500でプリントしている。最近よく云われることだが、インクジェット・プリントは、すでに銀塩プリントに勝るとも劣らない表現力を獲得しているようだ。紙の選択も重要。漂流者さんご本人が在廊されていたので、ちょっと挨拶。
http://wagahyouryuki.jugem.jp/