私が まだミニラボ(写真)で働いてた頃の お話です。
忙しかったので 私の友人に手伝って貰ってた頃
年輩の女性が1人で 来店されました。
古いネガを出して 写真に出来ますか?と聞かれ
画像は悪くなりますが 出来ますよ
数枚注文して 帰るのかと思ったら・・・・
持っていた紙袋から 紙を出してきて
あんた達 ちょっと見てよ ほら
この歌いいでしょう?
見たら 誰でも知ってる大物演歌歌手の歌が書いてました。
そうですね~この歌いいですよね~なんて(演歌嫌いなのに)
話を合わせてたら・・・この歌詞 私が書いたのよ
(・・?!ん 今なんて??? もうね~この部分 寒い冬を
表現するのに 本当に苦労したのよ・・と おっしゃる
半信半疑の私達 それからも出るわ 出るわ
大量の歌詞が書いてある紙が・・・・
しかし どう見てもエプロンした普通の おばちゃん
大物の作詞家のオーラもないぞ・・・
これは、摩周湖を見て 書いた歌詞なのよ
いいでしょう?だからヒットしたのよ~満面の笑
この歌手も私の歌詞じゃないと嫌だと言うから
本当に苦労して書いたのよ~~とマジ顔で 言うし
歌詞が書かれた紙には赤線まで引いてるぞ
大手レコード会社と専属契約してるの・・・で
早く お帰りになって~~状態に すでに1時間経過
だって仕事が いっぱい溜まってて 相手をする暇がない
しょうがないので 1人は、自称作詞家の相手をし
もう1人は 必死で仕事してました。
それに味をしめた 自称作詞家おばちゃん
毎日来るように なってしまったの~~~誰か助けて~
たまたま いる時に電話がなり応対してたら おばちゃんが
帰ったので これは使えると思い
その おばちゃんが来たら 数分後に1人が外に出て店に
電話を入れる・・・すると おばちゃんが帰る
作戦 大成功~~ 毎回1枚でも写真にするので
そうしたらお客様じゃないですか・・・邪険にも出来ないし
本音は 忙しいから 他のお店に行って~状態でしたが
後から聞いた話 他の店は出入り禁止になったてたそうで
結局 お金が続かなくなり 残された おばちゃんの写真が
社長が家に催促の電話したら 怒鳴り込んで来たらしいが・・・
もうあの客の相手はするなな~んて言ってたけど
そうだったらいいな?が そうなのになり彼女は幻の作詞家に?
淋しかったから 話したかったのかしら?謎でございますが
最後まで丁寧に応対しましたけど
忘れられない お客様でした。
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